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コメント
7件
フォローしつれいしやす!
ヤバっなんかすごい好き フォロー失礼しますm(*_ _)m
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
俺ね?愛されてないの。
俺一人として扱ってもらえないの。
るぅ君と双子で兄だからって。
みんなるぅ君ばっかり見て俺のことは見てくれないの。
だから頑張るのもうやめた。
期待さえないんだからさw
中一の保健室登校してたときに先生が言ってたんだけどね?
子供は愛されるためにいるんだよって。
ふざけるなよって話。
だから俺も兄たちに期待するのはやめた。
でもね、
誰もいない部屋。
一人ぼっち。
なんで俺はいつも、涙を流しながら手を切っているんだろう。
なな
気が付いたらなーくんがいた。
俺はなーくんが入ってきたのにすら気づかないぐらい切っていたようだ。
なな
りぬ
優しい手つきで手当てをしてくれる。
嫌いじゃないの?
俺のこと嫌なんでしょ?
なのになんでいつも俺にやさしくしてくるの?
俺…
一人は寂しいよ…
俺はついに聞いてみることにした。
りぬ
わかんないけどここ1年の中で初めてなーくんに自分から話しかけた気がする。
なな
なな
りぬ
なな
なな
なな
なな
なな
りぬ
大切な弟。
初めて言ってもらえた気がする。
優しくガーゼを巻いて、いつも通り救急箱を片手になーくんは部屋を出る。
なな
いつも通り、出ていった。でも
なんだかいつもとは違う気がした。
この日から俺はなーくんだけ話せるようになった。
最近りぬくんが話してくれるようになった。
俺はそれだけでもうれしくて
いつも、何度もりぬくんの部屋を訪ねるようになった。
なな
るぅ
ころ
ジェ
ジェ
さと
ジェ
さと
俺が出てきたドア越しにそんな声が聞こえてきた。
にぃちゃんは俺に何も言ってこない。
りぬは…にいちゃんですら救えないのだ。
それでも最近はにいちゃんとよく話しているようだから、少し安心した。
でも俺はいまだにりぬの部屋にいけない。
だって今、また受験生だから。
…っていうのを言い訳にしている。
でも本音は行くのが怖い。
俺はりぬを何回も叩いてしまっている。
おそらくりぬからしたら俺はただの恐怖でしかない。
そして俺自身がまた叩いてしまいそうで怖い。
………俺はどうしたらいいんだろう。
さと
りぬくんの部屋に入った。そしてまた内側から鍵を閉める。
りぬ
なな
ここ数日でりぬくんはたくさん話してくれるようになった。
でも、そこから進まない。
俺が手を少し動かしただけで、りぬくんはビクッてしているから。
だから今日もお話しするだけ。
俺はりぬくんを待つことにしたのだ。
りぬ
なな
りぬ
なな
りぬくんはたくさん甘えてくるようになった。
きっと、今までずっと甘えたかったんだろう。
りぬくんはいつも、我慢してたんだ。
りぬ
りぬ
りぬ
クシャっと笑うりぬくんは
中二に見えないぐらい幼かった。
俺たちがりぬくんの成長を、止めていたのだ。
俺はなんで放ってしまったんだろう
そんなことを考えると涙が出てくる。
りぬくん、一人にしてごめんね。
きがついたら俺はりぬくんを抱きしめていた。
りぬ
なな
なな
りぬくんは震えていた。
それでも、決して嫌がることはなかった。
なーくんが抱きしめてくれる。
ほんとはなーくんに触れるのすっごく怖かった。
いつ殴られるかわからない。いつ無視されるかわからない。
だから俺は震えてたと思う。
でも違った。
なーくんはすっごく暖かかった。
なーくんは泣いてた。
でも俺は、涙は出なかった。
りぬ
りぬ
りぬ
なな
なな
なな
この日俺は、なーくんに心を開くことができた。
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ゆずちゃん
ゆずちゃん
嘘じゃないよ⁉
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん
ゆずちゃん