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シルク
シルク
全身にビリビリと痛みが走る
シルク
俺はふと目を開けた
シルク
シルク
シルク
ばっと身体を起こすと、そこには信じられない光景が広がっていた
澄んだ青空に、白い雲
そよ風に揺れる草花
シルク
シルク
シルク
シルク
試しにと思い、頬をつまんでみたり、ぺちぺちと叩いてみる
シルク
シルク
シルク
シルク
シルク
ここが天国でないのであれば、単に夢を見ている…いや、そんな簡単な事では無いような気がする。まさかとは思うが、異世界転生…とかか?
シルク
シルク
ありえないこの状況に、思わず頭を抱えた
行商人
シルク
何処からか急に声が聞こえ、思わず振り返ると、白い髭を生やす、古い馬車に乗ったオッサンがいた。
シルク
シルク
行商人
行商人
行商人
シルク
シルク
行商人
シルク
行商人
行商人
なんとオッサンの馬車に乗せてもらえるらしい。 何が何だか、まだ頭の整理が着いていないが、とりあえずここでずっと留まっている訳にもいかないから、付いていく事にした。
シルク
ガタガタと揺れる荷台の上で、俺はぼーっと景色を眺めていた。今の所、辺り一面、山、山、山、そして草しかない。 少し眺めてれば、自分の知ってる景色が見えてきて、『実は異世界転生ドッキリ』とかいいながら、メンバー達が出てくるオチを期待していたが、全然そんなこと無かった。
行商人
シルク
行商人
シルク
シルク
行商人
行商人
行商人
大魔王やら、魔物やら、なんなら勇者やら…この話を聞く限り、マジで異世界転生なのか? そんな事を考えていると、オッサンが何かを差し出してきた。
行商人
シルク
行商人
バサッと広げてみたが、暗号のような文字がビッシリと並んでいるだけだった。なんだこれ。かろうじて読めるのは、所々文章中にある、数字ぐらいじゃん。
シルク
シルク
新聞の上端っこに、目立つように『3 2 0 2 4』と印刷されているのに目がいった。
シルク
シルク
行商人
行商人
行商人
シルク
シルク
シルク
なんか今。信じられない…というか、ありえない言葉が聞こえたんだが
シルク
シルク
シルク
行商人
行商人
行商人
シルク
シルク
シルク
行商人
嘘だろ…………マサイのあの部屋での時間は、確かに2024年だった。
これは単なる異世界転生どうこうとかの話ではなくて、ゲームを落としたあの瞬間から、3万年も時間が過ぎている……?
え…………??
は????????
行商人
行商人
行商人
その後の、オッサンの話なんか、耳にすら入ってこなかった。もう俺の頭は既に限界を迎えていた
行商人
シルク
行商人
シルク
そう、これからどうするかだ。 この世界が、俺の住んでいた時間軸から3万年もの長い年月が経っていると知った今、どうにかして『過去』に戻る方法を探さなければ行けない…。 なんせ今は何も持っていないから、野宿をしながらでも、地道に調べていくしか方法はない。
シルク
行商人
行商人
シルク
行商人
行商人
行商人
シルク
シルク
行商人
行商人
オッサンは何も言わず、俺の手の平に金色の硬貨5枚をのせた
シルク
行商人
そう言い、オッサンは馬車に乗って村を去っていった
シルク
シルク
続く…