私が倒れたあの日から

私は中学生の時いじめられていた

中1の時は、ものを隠されたり、転ばされたり わざとに聞こえるような声で悪口を言われたりと、 そんなものだったが、

中2や中3の時は、階段から落とされたり、便座に顔を突っ込まれたり 屋上から、落とされかけたことも稀ではなかった。

そんな時だった。

ある日、私が悪いことをしてしまって怒られていた。

そうお母さんが怒鳴った 次の瞬間

胸が締めつけられているような痛みと、 呼吸困難が私を襲った

私は、救急車で運ばれた。 病院に着いた頃には、意識レベルが低下し、 あぶない状態だった

身体中に機械を取り付けられ、 懸命な処置が施された。

私は、なんとか、死を免れることができた しかし、アナフィラキシーだと思われたその症状は アナフィラキシーではなかった。

それは、

ストレスからくる 心臓病だった

後日、退院して家に帰ってからも、 母と父は、ヒソヒソと泣いていた。

しばらくして、学校に戻った。 相変わらず、いじめは酷かった

ドンッ

ふははははははは！

クラス全員が笑った 次の瞬間

また、胸が締めつけられているような痛みと 呼吸困難が私を襲った 明らかに私が苦しんでいるのに、

ははははははははは

みんな笑ってた。 私が苦しがってるのを見て ゲラゲラ笑ってた

私が病院に着いた時には、心停止になっており その後、懸命な処置が施されたが、 間に合わなかった。

私は......死んだ

倒れた時、救急車呼んでくれていれば 助かったかもしれないのに

お母さんから、学校に病気のことを 伝えていたのに、 先生や、生徒が早く救急車を 呼ばなかったから

私は......死んだ...！

私は、現世に思いがありすぎるばかりに 霊となって出た。

気付いた時こそショックだったけど、 よくよく考えると、嬉しかった