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気がついた時には
目の前に綺麗な星たちが見えた
有瑠 アル
フワッ……
何故か風が吹いたような気がして
振り返ると
私が世界で一番愛していた人が
弱々しく立っていた
有瑠 アル
有瑠 アル
玲緒 レオ
有瑠 アル
その一言を聞いて私は思った
私のことを追いかけてきたのだと
死んだ実感は無いけど
玲緒のその言葉的に
私は死んでしまったのだと心から思った
死ぬなら病気で死にたかったけど
確かに私はあんなに大きいトラックに轢かれたんだ
死んで当然だ
あの状況をなんとかしてくれる天才医師はこの辺にはいないだろう
有瑠 アル
有瑠 アル
有瑠 アル
玲緒 レオ
玲緒 レオ
星に…やっぱり死んでしまったんだ
私のせいで
有瑠 アル
有瑠 アル
有瑠 アル
有瑠 アル
有瑠 アル
玲緒 レオ
玲緒 レオ
幸せになんかなれるわけ…
有瑠 アル
有瑠 アル
有瑠 アル
玲緒 レオ
そんなのあるわけがないのに
玲緒 レオ
玲緒 レオ
玲緒 レオ
有瑠 アル
宇宙に似てるだけじゃ……
玲緒 レオ
流れ星……
有瑠 アル
有瑠 アル
"死んじゃったの?"その言葉を発するのが怖かった
だって、私もっと長生きしたかった
きっと玲緒だって死にたくて死んだんじゃない
私が死んだから
私が一人が嫌いなのを
玲緒は知っているから
ついてきてくれたんだ
それに、私が死んだという事実を突きつけられるのが嫌だった
有瑠 アル
玲緒 レオ
その言葉で分かったよ
玲緒は死ぬことが嫌だったわけではなくて
ただ私に会いたい
その一心で死んでここまで来てくれたんだ