テラーノベル
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日差しの暑い日の午後、日差しの暑さがもうすぐ夏が来ることを予感させる。 主とミライは薬草を採るために森の中にいた。
ミライ
主
主
ミライ
主
ミライ
主
その時ふと主の足が止まる。
ミライ
ミライのその問いに主は何も答えない。森の中は静寂で支配されている。 二人の間を穏やかな風が吹き、木の葉が一枚、ひらりと舞った。
主
主が名前を呼ぶと同時にミライと自身の体を伏せる。 その瞬間、主達の後ろにあった木が真っ二つに切り落とされ 大きな音を立てて倒れる。
???
そこに立っていたのは自分達と同じ年齢であろう少女が立っていた。 黒と白が混じる髪、光のない赤と黒のオッドアイ、顔には包帯が巻かれている。 黒い袴のような服に季節外れの赤いマフラーが静かに揺れている。 彼女の手には刀が握られており、異常なまでに刀身が白かった。
主
主は鉄パイプを手に持ち、その少女を紙越しで睨みつける。 主の声には警戒と焦りの感情が滲み出ていた。
???
少女は刀を軽く持ち直す。それを見たミライが 詠唱をして魔法を発動させようとした時___。
ミライ
ミライが何者かによって吹き飛ばされ、それを追いかけるように 二つの黒い影がミライの飛ばされた方向に行く。
主
???
少女が一瞬で距離を詰め、刀が振り下ろされる。 主は咄嗟に鉄パイプを盾にして受け止める。
ギィィン!!
金属が火花を散らし、主の手に衝撃が響く。
主
主は後方に跳び距離を取る。 少女は追ってこず、ただ静かに刀を構えている。
???
ドォォン!!
ミライ
ミライはさっきまでいた場所とは違う 日差しが届かない鬱蒼とした場所まで飛ばされた。 辺りはぶつかった衝撃で砂埃が舞っている。
ミライは魔法で衝撃を和らげたものの、微かに身体に痛みが走る。 その時、砂埃の中から二人の声が聞こえてくる。
???
???
やがて砂埃が晴れ、はっきりと姿が見えてくる。
一人は黒い瞳に黒髪のチャイナ風のお団子ヘア、赤いチャイナ服を着ている。 もう一人の方は茶髪に水色の瞳、迷彩柄の服に狙撃銃を持っている。
ミライ
???
鈴華
ミライ
カイン
その瞬間、カインが鈴華に近づく。 表情は変わらないがカインの声はほんの少し怒気を含んでいる。
カイン
鈴華
カイン
鈴華
ミライ
ミライが詠唱を唱え、魔法が鈴華とカインの元に凄まじい勢いで放たれる。 だが次の瞬間___
鈴華
ミライ
鈴華達に向けて放ったはずの魔法が反転し、勢いよくミライの元に戻ってくる。 ミライは間一髪でそれを回避するも銃声が響き、ミライの頬を掠める。
カイン
鈴華
ミライ
ミライ
ミライは再び詠唱して魔法を発動させようとする。
鈴華
鈴華
だが鈴華が一瞬で距離を詰め、詠唱する前に攻撃する。 連続して放たれる攻撃をなんとか回避するも銃声が響き、 今度は銃弾が腕を掠める。
ミライ
カイン
鈴華
ミライ
カイン
カイン
そう言うカインの瞳には決意が宿っていた。
キィィン!!
森の中に金属音が鳴り響く。少女_ロストの攻撃を主が鉄パイプで捌く。 だがロストの攻撃は激しさを増し、捌ききれなくなってきている。
主
主
主
ロスト
するとロストは主の腹に蹴りを入れる。その速さはまさに閃光___。
ドォォン!!
主
ロスト
主
ロスト
その言葉を聞いた主の動きが止まる。
ロスト
主
主
ロスト
ロスト
主
ロスト
ロスト
カイン
ロスト
カイン
主
カイン
カインは一瞬で主の頭に銃口を突きつける。
カイン
カイン
カイン
カイン
カイン
主
主
カイン
カインが引き金に指をかけた次の瞬間___。
ドォォン!!
轟音が鳴り、衝撃で地面が揺れ砂埃が舞う。 そして視界が晴れそこにいたのは___。
ソフィア
カイン
そして森の静寂が再び突き破られる
コメント
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中人)はぇー……ロスト……強そ……ウッ頭が(※クトゥルフ神話TRPGではキャラクターのSAN値かHPが0になる、すなわち死亡した場合ロストしたと言います)