黒崎一馬
いや!そういう意味じゃねぇよ?
中山リオン
だよねー、私も好きだよ!
中山リオン
ずっと一緒にいるんだからね!
黒崎一馬
おう、そうだな
実は俺、黒崎一馬は昔からリオンに恋をしている。
中山リオン
やっぱ一馬はモテるよね?
中山リオン
このやろ〜!
黒崎一馬
そこまでモテねぇよ
リオンにこんなこと言われると嫌だ。確かにモテてるかもしれないけど俺が好きなのはリオンだ。
ずっと好きなのに、好きなのに
二日後、リオンからLINEが来た
中山リオン
ねぇねぇ!
黒崎一馬
なんだ?
中山リオン
私告られちゃった!
中山リオン
めっちゃかっこいい人だったよ!
黒崎一馬
知ってるやつなのか?
中山リオン
うーん、同じ学校なんだけど、初めて見た人だった
黒崎一馬
お前、知らないやつと付き合ってどうすんだよ!もうちょっと考えろよ!今まで俺がどういう風に見てきたかわかってんのか?
あっ、つい言ってしまった……俺は最低だ。
中山リオン
ごめん……そうだよね、明日断ってくるね。ありがとう。
それからLINEが来ることは無かった。
本当に俺はなんてことを言ってしまったんだと後悔した。あれからずっと顔を合わせてない。俺は謝ろうと頑張ってみたけど、すぐ逃げられる。今日こそは謝ろう。そして、前の関係に戻れるように。
黒崎一馬
リオン……!
俺はリオンの手を掴んだ。
中山リオン
なに?
中山リオン
私、結局付き合うのやめてないから。確かに一馬の言う通りだったけどだんだん好きになってきたの。何か文句でもある?関係ないんだから口出ししないでよ!
黒崎一馬
そうか……俺は関係ないのになんてこと言ってんだ。本当にごめんな。
黒崎一馬
じゃあ、お幸せに。