コメント
2件
ありがとうございます✨m(_ _)m お礼に私も押しますね!
❤️100個押させていただきました!
裕也
裕也
裕也
愛佳
裕翔
裕也
裕也
裕也
裕也
裕也
ー・・・ー
彩花が死んだ日
俺は暗い夜道を一人で歩いていた
高校生になったことを理由に家出をし、 毎日毎日悪い仲間とつるんでいた
家族も仲が良かった友達も彼女も
…全て失った
こうなってしまった以上、 もう引き返すことなどできなかった
悪い仲間と一緒に殺人まで犯した俺は
罪悪感に苦しみ どうしようもなく辛くなると
失った人を思い浮かべて泣いていた
それでも、俺の目的は変わらなかった
裕也
と、そうつぶやいた時だった
?
近くで女の悲鳴が聞こえた
裕也
?
?
裕也
猛ダッシュで走り 声主のもとへ向かった
無我夢中だった
でも、不安でもあった
この声の主が本当に彩花だったら…
そう思うと、身の毛がよだつのだ
裕也
裕也
そこに倒れていたのは
すでに虫の息の、赤黒い液体…血塗れの
ー彩花だったー
彩花
裕也
裕也
彩花
彩花
裕也
彩花
裕也
彩花
裕也
裕也
彩花
裕也
裕也
裕也
彩花
彩花
彩花
裕也
彩花
彩花
彩花
そう言うと、彩花は穏やかな笑顔で 息を引き取った
裕也
裕也
裕也
裕也
泣きながら救急車を呼んだ
数分間、彩花の亡骸を見つめていると
こちらに向かって走ってくる 足音が聞こえてきた
裕也
裕也
振り返ってみると、そこには
血塗れのナイフを持っていて
返り血を浴びたかのように 服も血塗れな人がいた
その人は中年の男性で
左手の中指には シルバーリングをはめていた
血塗れな人
血塗れな人
血塗れな人
どうでもいい、だと…?
俺の中で、怒りがふつふつと 湧き出してきた
だが、それと同時に
もしかして…と思うことがあった
裕也
裕也
裕也
裕也
裕也
血塗れな人
裕也
裕也
裕也
血塗れな人
血塗れな人
血塗れな人
裕也
血塗れな人
血塗れな人
血塗れな人
あぁ、ダメだ
こいつは平然としている
俺の大事な人を2人も殺したのに
裕也
ガッ‼
気が付くと俺は、ナイフを奪い取って
血塗れな人
血塗れな人
血塗れな人
パタリ…
ーこいつを殺していたー
それから数分後、救急車が来た
その後、警察がやってきて
俺は逮捕された
ー・・・ー
裁判官
なんとか執行猶予はついたものの
俺は更に絶望に溺れていった
ー・・・ー
裕也
愛佳
裕也
裕也
裕也
裕也