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谷口さん

どもどもー。

谷口さん

谷口さんです。

谷口さん

ドラベース夢小説第16話ですね。

谷口さん

それでは、START。

莉杏

ッんー…。

ヒョロ

…莉杏。

莉杏

…どしたの、ヒョロちゃん?

ヒョロ

…。

ヒョロ

…いや。練習再開するぞ。

莉杏

はーい。

きゃーーーーッッ!!!

莉杏

ッ!?

ヒョロ

!?

莉杏

何があ…っ、て…

ミケ

…。

ヒョロ

ミケッ!!!

ヒョロ

おいッ!返事しろよッ!!!

莉杏

ッく…

みかちゃん

りッ、莉杏…どう、どうしよう…ッ

莉杏

みかちゃん、一旦落ち着いて…。深呼吸、ね?

みかちゃん

うッ…うん…ッ。

莉杏

…ヒョロちゃん、ミケちゃんは?

ヒョロ

ッ…

ヒョロ

心臓、は動いてる…。

ヒョロ

呼吸も…してないわけじゃねえ…ッ。

莉杏

(外傷が目立つのか…。)

莉杏

ッく…

莉杏

(救急車…と警察に連絡か。)

莉杏

…。

莉杏

先生、ミケは…

医者

命に別状はありません。

医者

ただ、身体の外傷が見られます。

医者

完治するまで、かなり時間がかかります。

莉杏

…手術はしなくても大丈夫なんですか?

医者

手術…というよりかは、修理という言い方の方が正しいですかね。彼はロボットですし。

医者

もちろん、修理はします。

医者

しかし…先程も言ったように、身体の外傷がかなり目立ちます。

医者

修理をして、完全に直せるかどうかは…正直、わかりません。

莉杏

…そう、ですか。

医者

安心してください。我々の手で、彼は救ってみせます。

莉杏

…よろしく、お願いします。

ヒョロ

…命に別状はないのか。まずは一安心だな。

莉杏

…何でそんな、冷静でいられるの?

ヒョロ

…。

莉杏

仲間が襲われたんだよ…?何で…?

ヒョロ

…はぁ。

ヒョロ

焦ってるに決まってるだろ。

莉杏

…え?

ヒョロ

俺が冷静に見えるのは、俺がそう見せてるだけ。

ヒョロ

実際は、命は無事ってわかっただけでも、まだ不安がある。というか、不安しかない。

ヒョロ

でも、焦ってる姿なんてあいつらに見られたら…

莉杏

…見られたら?

ヒョロ

…心配、させるだろ。

莉杏

…!

莉杏

…そう。

ヒョロ

というか、俺にはお前の方が冷静に見えるぞ。

莉杏

…。

ヒョロ

冷静、というよりかは…。

ヒョロ

誰かのことを憎んでるように見える。

莉杏

…。

ヒョロ

…まだ、そいつのことを…

莉杏

ッ…

莉杏

当たり前でしょッ!?

ヒョロ

莉杏

ッ…

ヒョロ

…悪い。もし何か話したいなら、外で話すぞ。

莉杏

…。

ヒョロ

…んで、言いたいことは?

ヒョロ

ま、"当たり前"って言ってたしな…。まだあいつのことを殺したい、と?

莉杏

…はぁ。勘がいいんだか悪いんだか。

ヒョロ

勘がいい悪いじゃないだろ。さっき言ってたし。

莉杏

…。

莉杏

…私は、仲間を…師匠を襲った犯人を許せない。

莉杏

私の大切なものを奪ったあいつを…殺したい、って思ってる。

莉杏

私の人生をどれだけ棒に振ったっていい。師匠や仲間の仇がとれるならなんだっていい。

莉杏

ただ…復讐したいだけ。

ヒョロ

…。

莉杏

…わかってるよ。どれだけ憎くても、その対象を殺しちゃいけないって。

莉杏

…でもさ…。

莉杏

…どうして人の大切を奪っても、のうのうと生きていられるの?

莉杏

どうして過ちを反省して、更生しないの?

莉杏

どうして…そういう奴らが、幸せになれるの…?

ヒョロ

…。

ヒョロ

…お前の言いたいことはわかる。

ヒョロ

…俺は、今までに大切なものを失う体験をしたことがなかった。

ヒョロ

今回、初めてそれに似た体験をした。仲間が襲われたことだ。

莉杏

…。

ヒョロ

ただ、お前みたいに失ってはいないから、全部をわかるのは難しい。

ヒョロ

でも…。

ヒョロ

そんな泣きそうな顔で言ってるなら、心底辛いことだったんだよな。

莉杏

ッ…

莉杏

(…お願い、寄り添わないで。)

莉杏

(せめて、あいつを殺したい心だけは残させて。)

莉杏

(じゃないと…師匠が報われないんだよ…ッ)

莉杏

ッう…ぐすッ…

ヒョロ

な、泣くなよ…。いや、泣かせたのは俺か…。

莉杏

(でも、今だけなら。)

莉杏

…そうだよッ…泣かせたの、ヒョロちゃんじゃん…ッ

ヒョロ

…悪ぃな。

莉杏

(この寄り添いに…甘えても、いいのかな…。)

ヒョロ

ん、ハンカチ。

莉杏

うぅー…ッ

莉杏

(…ありがとう。)

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