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優々奈
優々奈
咲希
優々奈ちゃんはポケットからカッターを取り出す
優々奈
力なくカッターを持つ手をだらんと下ろす
優々奈
朝の会の始まりを告げる鐘が鳴る
座り込んだ私は、立てるわけもなかった
優々奈
優々奈
優々奈
咲希
先生
先生
先生
生徒
彩葉
さっき、優々奈に連れられてから、2人が戻ってきていない
優々奈
咲希
優々奈
咲希
優々奈
咲希
優々奈
優々奈
優々奈
優々奈
私の人生、ここで終わるのかな…
なんでだろう
彩葉ちゃんと仲良くなったことに、後悔がない
グサッ
優々奈
痛みがない
彩葉
咲希
私をかばって、彩葉ちゃんは腕を刺されていた
彩葉
優々奈
優々奈
彩葉
彩葉
彩葉
優々奈
優々奈
優々奈
優々奈
咲希
彩葉
咲希
咲希
彩葉
彩葉
優々奈
優々奈の髪は短くなっていた
私と同じハーフアップにしていた髪も、バッサリ切られていた
バラバラになったゴムが散乱していた
優々奈
優々奈
優々奈
優々奈
彩葉
優々奈に腕を引かれる
後ろで咲希が何か叫んでる
戸惑いで感覚がおかしくなっていく
優々奈
彩葉
体が浮く
空を飛んでるみたいだ
風が気持ちいい
咲希、1人で残されてたけど…大丈夫かな?
彩葉ちゃんと優々奈ちゃんが落ちた
咲希
足が動かない
でも行かないと、2人が…!!
あれ…そういえば私、落ちたんだっけ…
自分の体から出ていく血が温かい
これからどうなるんだろう…
奇跡的に一命を取り留めるか、死ぬか…
死んだらどうなるんだろう
咲希
そうだ、優々奈も一緒に落ちたんだ…
目を閉じて、血の温もりに身を委ねた
咲希
私はずっと2人の部屋を行ったり来たりしている
私の責任も、少なからずあるから
でも、どうしたらよかった?
3人で仲良くも、なれたかもしれない
愛が重いのも、悪いことじゃない
どうしたら、こんなことにならなかったんだろう…
2人は、目を覚ますよね?