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氷な俺に惚れたのは男⁉︎

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氷な俺に惚れたのは男⁉︎

1 - 「ヒーローの氷人」

♥

14

2022年10月08日

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温ノ 優斗

うおぉあぁーーー‼︎

俺は逃げる、全力でヤツから...

笹野 赤火

待ってぇ優斗〜♡

大好きとか結婚してとか言われて 追いかけられたら羨ましいと誰しも 思うのかもしれない...

しかしそれはあくまでも女ならの話だ

温ノ 優斗

来るなっつってんだろぉ⁉︎

笹野 赤火

なんで付き合ってくんないのぉ?

温ノ 優斗

まず男だからだよ⁉︎

温ノ 優斗

それにあいにく俺は恋愛に興味がないからだよ!わかったら諦めろ!

笹野 赤火

ヤダァ〜♡

温ノ 優斗

うおおおぉぉ‼︎

男子生徒

あ、またやってる

男子生徒

もう付き合えばいいじゃん

これが俺の日常、騒がしい毎日だ

温ノ 優斗

初めまして、温ノ優斗です。

俺は転校生としてこの“東号学校”に 通い始めたんだ、

前の学校は少し事情があって やめちまったけどな

その時は当然誰とも関わりがないし そもそも作ろうとも思わなかった。

笹野 赤火

.....

当然赤火も最初は俺に興味はなかった

けどある日---

温ノ 優斗

ふぅ〜、

温ノ 優斗

あ、やべ昼飯買ってねぇ

温ノ 優斗

どうすっかぁ...

ガシャアン!

温ノ 優斗

ん?

笹野 赤火

痛ッ!

男子生徒

なぁ、俺たちお小遣いが欲しいんだよ、わかってる?

男子生徒

そうそう、お金出せばいいでしょ?

男子生徒

それともまた辱め受ける?

男子生徒

イヤならお金を早く出そうな♪

笹野 赤火

うぐ...

笹野 赤火

これは...僕のお金なんだっ...!

男子生徒

はぁ〜頭悪、

男子生徒

金出せば終わる話なのにな

そう言って男は拳を振り上げた

笹野 赤火

ッ‼︎

パシッ

男子生徒

ぐっ⁉︎

温ノ 優斗

高校生にもなってイジメかよ

男子生徒

お前は、転校生の.....

温ノ 優斗

温ノ優斗だ

男子生徒

離せよ‼︎

パッ

温ノ 優斗

あぁ、悪かったな

男子生徒

何?お前、ヒーロー気取り?

温ノ 優斗

気取りだといいな

男子生徒

カッコ付けんなって(笑)

男子生徒

そんなことしても意味ねぇぞ?

男子生徒

そうそう(笑)

男子生徒

まぁ、お前も仲間にしてやってもいいけど?

男子生徒

今回の件はまぁ転校生って部分も見て見逃してやるよ♪

男子生徒

ヒュー!大ちゃん優しい!

温ノ 優斗

う〜ん、2つ

男子生徒

は?

温ノ 優斗

まず俺はお前らの仲間になんて死んでもなりたくないな、

温ノ 優斗

あとカッコ付けて何が悪い

男子生徒

何言って...

温ノ 優斗

俺は昔からカッコいい男になりたいんだよ、

温ノ 優斗

カッコいいって言われたってことは、何かしら自慢できる事ができたってことだろ?

温ノ 優斗

俺は偽善でもカッコ付けでもなんでもいい、

温ノ 優斗

何か一つでも認められる点が欲しいだけの承認欲求野郎さ

温ノ 優斗

自分らしく生きて褒められる

温ノ 優斗

それを自慢する、一分一理の反論もできないくらいに。

温ノ 優斗

これ以上に嬉しいことはない、お前らもそう思わないか?

笹野 赤火

.....

男子生徒

てめぇ...

男子生徒

調子乗ってんじゃねぇぞ‼︎

温ノ 優斗

カッコ悪ぃヤツらに言われてもねぇ、何一つとして怖くねぇな

男子生徒

てめぇこの野郎‼︎

男子生徒

ぶっ殺してやる‼︎

温ノ 優斗

いいぜ、こいよ

温ノ 優斗

ふぅ〜、

横たわって苦しむ男子生徒...

男子生徒

うぐぐ...

男子生徒

ガハッ...!

温ノ 優斗

肩慣らしにもならねぇ、

笹野 赤火

ねぇ、

温ノ 優斗

んあ?

笹野 赤火

恩を売ったつもり?

温ノ 優斗

何の話だ?

笹野 赤火

とぼけないでよ!

笹野 赤火

どうせ僕に恩を売って後から身体で払えとか言うんでしょ⁉︎

温ノ 優斗

男に?笑わせんな(笑)

笹野 赤火

んな⁉︎

温ノ 優斗

俺は自分らしく生きるだけだ、誰に恩を売るとかは考えねぇな、

温ノ 優斗

強いて言うなら...

温ノ 優斗

「カッコよかった」

笹野 赤火

は...?

温ノ 優斗

その一言を言ってくれるならそれ以上は何もいらないさ、

笹野 赤火

なんで...

笹野 赤火

そこまで...

温ノ 優斗

あ、

温ノ 優斗

前言撤回

笹野 赤火

え?

温ノ 優斗

さっき助けただろ?

温ノ 優斗

だからお礼にお昼ご飯買ってくれ

笹野 赤火

は、はぁ⁉︎

バクバクバク...

温ノ 優斗

んん〜‼︎

温ノ 優斗

やっぱ食堂のパンが1番ウメェな‼︎

笹野 赤火

どんだけ食うのさ...

笹野 赤火

お陰で僕の財布は空なんだけど

温ノ 優斗

さっき助けただろ?それでチャラな

温ノ 優斗

貸し借りなしってヤツだ

笹野 赤火

変なヤツ、

温ノ 優斗

あぁそうだお前名前は?

笹野 赤火

笹野赤火

笹野 赤火

んで、他になにを要求するの?

温ノ 優斗

ん?他に?

温ノ 優斗

別にいいよ、お昼奢ってくれただけで十分だ

笹野 赤火

んん...

笹野 赤火

珍しい...ボソッ

温ノ 優斗

うん?

笹野 赤火

いや...僕に発情しない男は珍しいなぁって思ってさ、

温ノ 優斗

お前...自分に自信持ちすぎだろ

温ノ 優斗

気持ち悪りぃな

温ノ 優斗

全員世界の男子がお前が好きとはならねぇよ、何勘違いしてんだ

笹野 赤火

違うよ、この学校のシステム上、僕みたいな可愛い男は狙われるんだよ

温ノ 優斗

システム?

笹野 赤火

まずこの学校は女子棟と男子棟で別れてるのは知ってる?

温ノ 優斗

興味ない

笹野 赤火

しかも男子棟が女子棟と知り合うのは年に一度の文化祭しかないんだ

温ノ 優斗

あぁハイハイ無視ね

笹野 赤火

だから男子棟にいる男達はみんな性欲の吐け口を失った変態になってるんだよ

温ノ 優斗

うーん知りたくなかったな

笹野 赤火

だから君みたいな人は珍しいって言ったの、

笹野 赤火

2人きりで会話するなんていつぶりなのかもわからない。

温ノ 優斗

意外と苦しい思いしてんだな

笹野 赤火

まぁさっきの一件で君には多少心を許してるのは事実かな

温ノ 優斗

随分と上からだなこの野郎

笹野 赤火

だって上だもん

温ノ 優斗

...さっき助けない方が良かったかな

笹野 赤火

ねぇ待ってゴメン‼︎

そんな状況が続いて

とある出来事をキッカケに、

今となっては...

笹野 赤火

追い詰めた♡

温ノ 優斗

うぐ...!

温ノ 優斗

お前、数ヶ月前まではこんなんじゃなかったはずだろうに...‼︎

温ノ 優斗

一体全体何がキッカケで変わったんだよ...‼︎

笹野 赤火

なんでしょうねぇ〜♡

温ノ 優斗

クッソ...

温ノ 優斗

ここまでか...

ピリリリリ...

温ノ 優斗

うん?

温ノ 優斗

携帯からか、

カチャ、

俺は携帯を開く...

温ノ 優斗

なんだ...

温ノ 優斗

渋谷区で銃撃戦...

温ノ 優斗

事件か‼︎

笹野 赤火

なに?どうしたの?

シュバッ!

笹野 赤火

うえぇ⁉︎

俺はすばやく横を抜ける...

温ノ 優斗

悪いがあとでな!

温ノ 優斗

急用だ!

笹野 赤火

えぇっ⁉︎ちょっと待ってよぉ‼︎

温ノ 優斗

場所は渋谷だな⁉︎

温ノ 優斗

距離的に今からでも間に合う!

温ノ 優斗

よぅし、行くかぁ!

なぜ俺は恋愛に興味がないのか?

男でもあんな可愛い子に求愛されたら 誰でも付き合うはずなのに?

違う

恋愛に興味がないんじゃない

できないんだ

温ノ 優斗

下げろぉ〜体温下げろぉ〜、

温ノ 優斗

フウウウゥゥ...

パキパキパキ...

俺には生まれつき不思議な能力がある

その能力は 「氷の生成」

温ノ 優斗

ヒュオオォォ...‼︎

バキバキ バキバキ‼︎

俺はその能力を使って ある“仕事”をしている、

ドォン!ドォン!

革命軍

革命の犠牲になれぇ‼︎

革命軍

我ら革命軍に祝福をおぉ‼︎

ドカァン‼︎

警察

ぐわあぁっ‼︎

警察

もっと応援を呼べぇ‼︎

警察

こちら渋谷駅前!攻撃を受けている‼︎

警察

犯人は数十人‼︎全員銃を装備している‼︎至急応援を求む‼︎

革命軍

革命の手榴弾で吹き飛べぇ‼︎

ドカァン!

警察

ぐうっ!

子ども

うぅっ、ぐすっ、

子ども

お母さ〜ん(泣)

ガラ...

警察

建物が崩れるぞぉ‼︎

警察

マズイ‼︎子供が⁉︎

母親

なみ子‼︎こっちに来て‼︎早く‼︎

ガラガラガラ...‼︎

母親

なみ子おぉ!!!

警察

ぐうぅ...‼︎

革命軍

これも革命の犠牲だ!

革命軍

子供1人に何を大袈裟な!

警察

貴様らああぁ‼︎

ヒュウゥ...

革命軍

くあっ!冷たっ⁉︎

革命軍

なんだ⁉︎なんか寒いぞ‼︎

ビュオォ...

革命軍の周りに謎の寒風が吹く...

警察

先輩‼︎これは⁉︎

警察

来たか‼︎

警察

“フローズン”が‼︎

ヒュウゥ...

フローズン

.....

寒風に乗って両手に斧を持った 騎士が子供を抱えて降りる...

フローズン

さぁ、行け

子ども

うん!ありがとうよろいさん!

母親

あぁあ、なみ子...!

母親

ありがとうございます、ありがとうございます...!

フローズン

...革命軍、

フローズン

今日こそ尻尾を掴む

ビュオォ...!

革命軍

殺せ!殺せぇ‼︎

革命軍

撃て!撃てぇ‼︎

ドォン!ドォン!

フローズン

そんな弾が効くか、

カキンッカキンッ

弾を全て弾いて一気に距離を詰める!

革命軍

くあぁっ‼︎離れろお‼︎

フローズン

くたばれ

ドガッ!

革命軍

クアッ...

ドサッ...

フローズン

持ち手で殴った、死にはしないだろ、

革命軍

ひいっ!化け物...!

フローズン

さて、ちゃっちゃと残りも片付けるか...

革命軍

離れろオオォォオ!

ドカァン、ドゴォ バキィ!ドォン!

フローズン

ふうぅー...

騎士は革命軍全員を拘束した

革命軍

こ、これは暴行罪じゃないのか...⁉︎

フローズン

国家公認の暴力だ

フローズン

ありがたく噛みしめろ

革命軍

ク.....そ、

革命軍

我々は国をより良くしているんだぞ⁉︎なぜそれがわからない‼︎

フローズン

それが無関係な人を馬鹿の一つ覚えみたく爆発させる理由か?

フローズン

なら納得はできねぇ

フローズン

別の方法にしろ

革命軍

くぅ...

警察

助かりました!フローズンさん!

フローズン

いつものことだ

フローズン

死人が出てないならいい、

フローズン

俺は戻る

フローズン

何か情報が分かり次第、俺に連絡をしてくれ

警察

はい!お気をつけて!

フローズン

すまんな、

ヒュウオォ...

そして騎士は寒風に消えた...

警察

あの人...一体何なんですか、先輩

警察

さぁな、ネットでは地球外生命体だの妖精だの使徒だの言われてるが、

警察

俺にもわからん

フローズン

フゥ...

フローズン

疲れたあぁ...

バキバキバキ...

鎧が次々と剥がれていく...

温ノ 優斗

くあぁ〜

温ノ 優斗

銃弾は効かないとは言え地味に痛いんだよなぁ...

温ノ 優斗

ふぅ、

温ノ 優斗

にしても赤火には悪いことしちまったな

温ノ 優斗

まぁいいか、

温ノ 優斗

先生に言い訳だけして帰るか

温ノ 優斗

んん...

キョロキョロ...

温ノ 優斗

よし、いない

温ノ 優斗

今のうちに...

男子生徒

ーー‼︎

温ノ 優斗

ん?

遠くから話し声が聞こえる...

男子生徒

なぁいいだろ?

男子生徒

お願いだって!

笹野 赤火

嫌だって言ってるでしょ

温ノ 優斗

ん?なんだ?

男子生徒

頼むから俺と付き合ってくれって!

笹野 赤火

嫌だって言ってるでしょ⁉︎

温ノ 優斗

(あれは赤火と...誰だ?)

温ノ 優斗

(まぁ大方告白して振られてる感じだろ、今日で何回目だよアイツ)

笹野 赤火

僕にはもう好きな人がいるって言ってでしょ?君のことは全く興味がないから、早くどっか行って

男子生徒

でもお前って興味ないやつとは話さないんだろ⁉︎

笹野 赤火

そうだけど?

男子生徒

でも俺とは話し合ったじゃないか⁉︎

笹野 赤火

はぁ?いつなのそれ

男子生徒

ハンカチを拾った時に「ありがとう」って俺に話しかけてくれたろ?

男子生徒

覚えているよな?

笹野 赤火

いや、そりゃお礼くらいは言うけどその程度で話したことにはならないでしょ

笹野 赤火

勘違いも甚だしいよ

温ノ 優斗

(アイツって俺以外との会話ってあんな感じなんだな...)

温ノ 優斗

(棘があるなぁ)

男子生徒

クソッ、思わせぶりなことしやがって...!

笹野 赤火

そっちが勝手に勘違いしたんでしょ?僕が悪いことにしないでくれる?

笹野 赤火

じゃ、僕は帰る

男子生徒

クソ...

男子生徒

...こうなったら!

ガバッ!

笹野 赤火

うわっ⁉︎

ドサッ!

男子生徒

力付くで俺の物に...!

笹野 赤火

ちょっ離せよ!

男は赤火の両手を押さえつける

男子生徒

俺は別にお前のことは別に好きじゃねぇんだよ、

男子生徒

俺たち男子棟には女子がいないだろ?だから欲求不満なんだ

男子生徒

お前はその欲求を解消するのに打ってつけなんだよ...‼︎

笹野 赤火

いいから離せって!離れろ‼︎

男子生徒

へへ...何言っても.....

バキィ!

男子生徒

ブヘェ!!?

ドガッ!

男は吹き飛んで壁に叩き付けられた

笹野 赤火

え、優斗!

温ノ 優斗

お前はすーぐ面倒事に巻き込まれるな、その癖直せよ

笹野 赤火

好きでこうなってるんじゃないんだよ!

温ノ 優斗

まぁそれは後でじっくり話す、その前に...

ガシッ

男子生徒

ヒィッ⁉︎

男を胸ぐらを掴んで持ち上げる...

温ノ 優斗

テメェ、俺の友人に今何しようとした...?

男子生徒

いや、別に何も...!

ドゴォ!

男子生徒

グブエェ⁉︎

温ノ 優斗

何しようとした?

男子生徒

いやだから何も...!

バキィ!

男子生徒

グブウゥ‼︎

温ノ 優斗

最後だ、答えろ

男子生徒

ヒイィ!すいません!襲おうとしましたぁ‼︎

男子生徒

だからもう殴んない...

バキィ!

男子生徒

グエェ⁉︎

温ノ 優斗

とりま警察行きな

男子生徒

クカカカ...

笹野 赤火

(優斗って、なんだかんだ優しいんだよなぁ、)

ザッザッザッ...

温ノ 優斗

はぁ、疲れた

笹野 赤火

ありがとね、優斗♡

温ノ 優斗

一度助けただけで大袈裟だ、つかお前そろそろ護身術身に付けとけよ

笹野 赤火

大丈夫だよ!優斗が守ってくれるからねぇ♪

温ノ 優斗

お前なぁ...?

笹野 赤火

えへへ♪

温ノ 優斗

...ったく、

この物語は

俺の大事な今を守る

物語だ

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