この作品はいかがでしたか?
179
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西村拓哉
西村拓哉
西村拓哉
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
西村拓哉
西村拓哉
ただの嫉妬。
そんな事、分かってる。
拓ちゃんが言ったことが面白くて、
クスクス笑うと、
左ほっぺに窪んだ私の笑窪を人差し指で潰して
"うお、笑窪"
なんて驚いてるけど、
拓ちゃんも出来てるよ。
笑窪。
みなみ
みなみ
西村拓哉
西村拓哉
"笑窪"
と仕返しのつもりで拓ちゃんの笑窪を突っつくと、
"やめてや〜"
と嫌がる。
可愛い。
やっぱり私の天使。
そんな癒し空間の中、
拓ちゃんの後ろの椅子がガタッと音を立て、
誰かが乱暴に座る。
…癒しを邪魔する敵か。
そう思いながらちらっと後ろを見ると、
"はぁ"
と丁度ため息をついたこんにゃく風雅くんが、
うつ伏せで寝ようとしていた。
みなみ
考えるより先に出た名前。
いつもなら、
こんにゃくくんとかあだ名で呼んでるのに、
不思議だ。
こんにゃく風雅くんを名前で呼んでしまった恥ずかしさから、
口を隠すと、
"ん?なに"
とだるそうに返事をしながら私をじっと見つめた。
みなみ
こんにゃく風雅くん
何も言えない。
心臓がばくついて、
首を締められてるみたい。
言葉が絡まって、
何を言えばいいか分からない。
こんにゃく風雅くん
冷たく言い放つと、
一瞬で夢の中へ入り込んだこんにゃく風雅くん。
私と拓ちゃんは、
こんにゃく風雅くんの存在自体に驚いていて、
固まって、
動けない。
静まった教室が、
またざわざわと騒めき始める。
この時、
私は何て言えば正解なんだろうと、
ただただ頭を回転させるのに精一杯だった。
コメント
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覚悟しといぴーまんツボったw