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情意投合

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情意投合

4 - 情意投合 4話

♥

29

2019年09月06日

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前回のあらすじ

新しい監督も見つかり、さらに須藤が帰ってきてくれたことにより、試合に出ることが出来る。一勝プロジェクトは大成功に終わった。

啓介達は栗山監督の指導のもと、毎日練習をした。

準備は万端だった。

後は一勝するのみだった。

そして、地区大会当日。

対戦相手は当日に発表される。

啓介

どこと戦うんだろう…。

奏太

ま、どこと当たっても、俺達の練習の成果を出すだけさ。

啓介

そうだな❗

啓介

いや~、それにしても楽しみだなぁ🎵

奏太

高校生になって初めての試合だからね❗

啓介

よーし、気合入れて頑張るぞ~❗

赤木先輩

お前ら、もうそろそろ対戦相手の発表だ。

赤木先輩

放送をちゃんと聞いとけよ❗

啓介

はい❗

奏太

分かりました❗

ピーンポーンパーンポーン

啓介

(校内放送みたい)

放送部の女子高校生

ついに、バスケ、地区大会が始まりました❗

放送部の女子高校生

全国大会を目指して、頑張ってください❗

放送部の女子高校生

それでは、トーナメントを発表します❗

そう言うと、トーナメント表が各チームに配られた。

放送部の女子高校生

皆さん、トーナメント表を見てください❗

放送部の女子高校生

一回戦は…

放送部の女子高校生

放送部の女子高校生

A高校対D高校です❗

赤木先輩

え?

赤木先輩

D高校?

啓介

どこ?

奏太

そんなに有名じゃないんじゃね?

板倉先輩

でも、俺達の方が有名じゃないだろ。

赤木先輩

ま、どこが相手でも、頑張るだけさ❗

赤木先輩

まずは一勝❗頑張るぞ~❗

啓介

お~❗

奏太

お~❗

板倉先輩

お~❗

須藤先輩

お~❗

栗山監督

お前ら、試合の準備をしろ❗

赤木先輩

はい❗

そして、ついに一回戦が始まった。

啓介

ドキドキする💓

奏太

て言うか、D高校のバスケ部員、多くない?

D高校のバスケ部員は40人も居た。

赤木先輩

(体力では、負けるな…。)

栗山監督

よーし、それでは、スタメンを発表する❗

須藤先輩

って、5人しか居ませんよ。

栗山監督

まあまあ、雰囲気だよ。

須藤先輩

(めんどくさいなぁ)

栗山監督

まず、赤木❗

赤木先輩

はい❗

栗山監督

板倉❗

板倉先輩

はい❗

栗山監督

須藤❗

須藤先輩

はい❗

栗山監督

本宮❗

奏太

はい❗

栗山監督

野原❗

啓介

はい❗

栗山監督

以上五名だ❗

栗山監督

それじゃあ、頑張ってきてくれ❗

啓介

はい❗

そして、ついに試合がスタートした。

まずは第1クォーター。

ジャンプボールは板倉が勝ち、A高校のオフェンスから始まった。

啓介

よーし、ポイントガードとして、頑張ろう❗

啓介

まずは辺りをちゃんと見なくちゃ。

すると、須藤が空いていた。

啓介は須藤にパスをした。

須藤先輩

よーし、行くぞ❗

須藤は啓介にボールを貰うと、すぐにシュートをした。

シュポッ

ボールはゴールに吸い込まれていった。

2対0でA高校が先制した。

須藤先輩

よっしゃー❗

赤木先輩

さすがなぁ、須藤は❗

奏太

すげぇ。

奏太

俺も、頑張らなくちゃ❗

次はディフェンス。

すると、奏太が仕掛けた。

須藤の付いている相手がボールを持った、その時❗

ダブルチーム(囲むこと)を仕掛けた。

相手は慌てて味方にパスを出した。

そのパスを奏太はカットし、レイアップを決めた。

4対0でA高校はリードした。

相手にスリーを決められるも、奏太がスリーを打ち、外すも板倉がリバウンドを取り、シュートを決めた。

6対3。

さらに相手のシュートを赤木がナイスチェック。

赤木はすぐに前に走っていた啓介にパス。

落ち着いてレイアップを決めた。

7対3

まだまだ勢いは止まらない。

絶好調の奏太はスリーを決めた。

さらに須藤が連続シュート。

14対3。

相手も負けじとシュートを決める。

14対5。

流れはD高校に行ったかと思いきや、

ここで第1クォーターは終わった。

赤木先輩

勝ってるぞ❗

赤木先輩

この調子で頑張ろうぜ❗皆❗

啓介

はい❗

奏太

それにしても、D高校の部員、多いですね。

栗山監督

でも、ほとんどは出ないから、大丈夫さ。

栗山監督

さ、行ってこい❗

須藤先輩

おっす❗

板倉先輩

はい❗

第2クォーターが始まった。

さっそく須藤がスリーを決める。

17対5。

相手もシュートを決めるも、すぐに啓介が速攻を仕掛けた。

啓介からパスを貰った奏太が落ち着いてレイアップ。

19対7。

すると、須藤が連続スリー。

一気に25対7となった。

D高校はたまらずタイムアウトを取った。

D高校のベンチでは

D高校の監督

お前ら、何してるん?

D高校の監督

あんな弱いところに😠

D高校のキャプテン

でも、あの6番(須藤)、ヤバイっす❗

D高校のキャプテン

やっぱり、いつも通りの作戦で行きませんか?

D高校の監督

しょうがない…

D高校の監督

お前ら❗

D高校の監督

プレスをかけろ❗

D高校のキャプテン

はい❗

タイムアウトが終了し、再び試合が再開された。

A高校のオフェンスから始まった。

しかし、相手のディフェンスが固くなり、啓太はなかなか攻めれなかった。

ついに啓太は止まってしまった。

すると、相手は啓太にダブルチームを仕掛けた。

相手は見事にボールを奪い、速攻を決めた。

25対9。

ここから、流れは一気にD高校へ。

またもや、啓介はディフェンスにボールを奪われ、

相手はスリーを決めた。

25対12。

さらにまだまだD高校の固いディフェンスは続く。

啓介はボールを持つのが怖くなったのか、すぐにパスを出すようになった。

しかし、パスカットされ、そのままレイアップ。

25対14。

須藤がシュートを決めるも

すぐに相手が速攻を仕掛けた。

27対16

さらにD高校の勢いは止まらなかった。

第2クォーター終了時には32対29となっていた。

ハーフタイムに入った。

監督はプレスの弱点について、話した。

栗山監督

いいか。

栗山監督

プレスの弱点はすぐに体力が無くなることだ。

栗山監督

だから、第3クォーターになったら、体力は無くなるだろう。

栗山監督

その隙に勢いをこっちに持ってこい❗

啓介

はい❗

第3クォーターが始まった。

すると、D高校はメンバーチェンジをしてきた。

しかも、五人ともだ。

相手ボールから始まった。

須藤はすぐさまパスカットをした。

須藤は速攻に入ろうとした。

しかし、全員疲れているのか、前に走っている人が一人もいない。

須藤は自分でシュートを打ったが、外れてしまった。

リバウンドを取る人もいなかった。

相手はそんなA高校を見て、メンバーチェンジをした。

おそらく、全員二年生だろう。

試合が再開された。

すると、D高校はスピード感を出して、速攻を決めた。

32対31

ついに、1点差となってしまった。

啓介達も体力の限界が来ていた。

そして、ついに逆転されてしまった。

32対33

栗山は慌ててタイムアウトを取った。

栗山監督

いいか。相手は部員が40人もいるんだ。

栗山監督

体力を減らすことは出来ない。

栗山監督

だから、パスを繋げてシュートを狙え❗

栗山監督

本当はディフェンスに力を入れないといけないが、

栗山監督

ここからはオフェンスに力を入れろ❗

栗山監督

須藤はフリーでシュートを打ったら、ほとんど決めてくれる❗

栗山監督

だから、須藤❗頑張ってくれ❗

須藤先輩

はい❗

栗山監督

そして、赤木と板倉にパス出来るんだったら、すぐにパスを出せ。

栗山監督

身長はこっちが勝ってるから、こっちの方が有利だ。

栗山監督

分かったな❗

赤木先輩

はい❗

板倉先輩

はい❗

栗山監督

そして、本宮は行けるならドライブしてもいいが、3ポイントを狙ってほしい。

奏太

はい❗

栗山監督

野原は周りをしっかり見て、パスを出してくれ。

栗山監督

お前が一番重要だからな❗

啓介

はい❗

栗山監督

この試合、絶対勝つからな❗

試合が再開された。

ここからは点の取り合いだった。

D高校がシュートを決めると

A高校もシュートを返す。

このやり合いが続き、第3クォーターは45対46、D高校の一点リードで終わった。

第4クォーターも点の取り合い。

しかし、D高校は一点差のリードを保っていた。

56対57

ついに、残り一分となった。

啓介達は一生懸命ボールを追いかけた。

啓介達は諦めなかった。

赤木先輩

最後まで、諦めないぞ❗

しかし、ここで、試合が終了。

58対59で負けてしまった…。

試合後

栗山監督

試合は負けてしまったが、皆よく頑張ったと思う。

栗山監督

3年間、お疲れ様❗

啓介

キャプテン…。副キャプテン…。

啓介

ごめんなさい。

啓介

勝利することが出来なくて…。

赤木先輩

いいんだよ。

奏太

も、もう引退なんですか?

奏太

嫌です…。

板倉先輩

俺達も嫌だよ。

板倉先輩

でも、仕方ない。

板倉先輩

来年は絶対強くなれよ❗

奏太

先輩…。

須藤先輩

ごめんなさい。ヤンキーなんかになって…。

須藤先輩

来年、絶対強くなって見せますから❗

赤木先輩

おう❗頑張れよ❗

次の日、引退式が行われた。

啓介達は三年生に色紙を渡した。

そして、一言ずつコメントをした。

奏太

俺から言わせていただきます。

奏太

先輩は凄く優しくて

奏太

俺達に凄く優しく教えてくれて…

奏太

そして何より、

奏太

俺のことを大歓迎して

奏太

家族のように可愛がってくれました。

奏太は泣きそうだった。

奏太

今まで、本当にありがとうございました😭

啓介

次は俺です。

啓介

先輩は凄く優しくて

啓介

後輩思いで

啓介

本当に最高の先輩でした。

啓介

でも、その恩を返すことが出来ませんでした…。

啓介

本当にごめんなさい💦

啓介

今までありがとうございました😭

啓介も涙がこぼれた。

須藤先輩

最後は俺です。

須藤先輩

先輩は入ってきた俺に凄く優しく接してくれました。

須藤先輩

本当に良い先輩でした。

須藤先輩

なのに、その恩を忘れてヤンキーなんかになり、

須藤先輩

皆に迷惑をかけてしまいました…。

須藤先輩

本当にごめんなさい💦

須藤は涙がボロボロとこぼれた。

須藤先輩

俺さえ、俺さえしっかりしてれば、

須藤先輩

ちゃんと練習できたし、

須藤先輩

昨日だって勝ててたかもしれない。

須藤先輩

すべては俺のせいなんです❗

須藤先輩

けど、こんなクソでも仲間だと言ってくれた。

須藤先輩

皆を裏切ったのに、チームに戻してくれた…

須藤先輩

先輩達は優しすぎるんだよ❗

須藤先輩

こんな先輩とバスケ出来て、幸せでした。

須藤先輩

次は俺がキャプテンとなって、絶対強くなって見せますから❗

須藤先輩

今まで、ありがとうございました😭

須藤の涙に板倉ももらい泣きをした。

板倉先輩

こんな、素敵な後輩は初めてだよ❗

板倉先輩

絶対、絶対強くなれよ❗

そして、最後に赤木がメッセージを送った。

赤木は皆と違って笑顔だった。

赤木先輩

本当にありがとな❗

赤木先輩

もう、最高の後輩だよ❗

赤木先輩

でも、最後くらい

赤木先輩

明るく行くぜ🎵

すると、赤木は大きく息を吸った。

赤木先輩

今までありがとう❗

赤木先輩

この思いを

赤木先輩

赤木先輩

試合にぶつけてやる❗

赤木先輩

俺たちと勝負だ❗

啓介

え?

赤木先輩

先輩VS後輩でやるぞ❗

奏太

で、でも…

赤木先輩

そんなぶつぶつ言ってないで、早くやろうぜ❗

須藤先輩

は、はい❗

栗山監督

俺が審判するからな❗

栗山監督

頑張れよ❗

啓介

は、はい❗

三年生との最後の試合が行われた。

全員が全力でやり、全員が本気でぶつかってきた。

その試合が凄く楽しかった。

試合が終わった。

赤木先輩

明日からは須藤がキャプテンとなり、仕切ってくれるから、

赤木先輩

お前達も須藤を支えてあげろよ❗

啓介

はい❗

奏太

はい❗

須藤先輩

俺も、キャプテンとして、頑張ります❗

須藤先輩

なので、絶対試合、観に来てくださいね❗

板倉先輩

うん❗

赤木先輩

分かったぜ❗

最後は皆、笑顔だった。

こうして、三年生は引退した。

帰り道

須藤は信号を待っていた。

須藤の手には、4番のユニフォームがあった。

須藤先輩

明日からは俺がキャプテンか…

須藤先輩

頑張らないと❗

信号が青になった。

須藤は信号を渡った。

その時だった。

トラックが凄い速さで向かってきたのだ。

トラックは信号が赤なのにブレーキを踏まなかった。

そのまま、須藤に突っ込んで行った。

須藤は4番のユニフォームを抱えたまま、遠くに飛ばされ、

そのまま、強く地面に叩きつけられた。

須藤の近くに救急車が来た。

次の日、午前から練習があった。

啓介

今日から、新チームだな、奏ちゃん。

奏太

そうだな、啓ちゃん。

奏太

それにしても、キャプテン遅くない?

啓介

そうだよね…

啓介

あ、監督が来たよ❗

監督は凄い慌てていた。

奏太

監督~、どうしたんですか?

奏太

そんなに慌てて…。

栗山監督

大変なんだよ❗

栗山監督

須藤が…

啓介

キャプテンがどうかしたんですか?

栗山監督

交通事故に…

啓介

え?

啓介

交通事故…?

栗山監督

昨日の夜、トラックに跳ねられて

栗山監督

今、意識不明の重体らしい…

啓介

え…

啓介

嘘でしょ…。

奏太

キャプテンが…

奏太

交通事故…

啓介

意識不明の重体…。

次回へ続く

この作品はいかがでしたか?

29

コメント

1

ユーザー

投稿が遅くなってしまい、申し訳ありません💦

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