一覧ページ

ひとりの少女と麦わら海賊物語

第1話 - 火拳のエース

2023年04月05日

#ワンピース

#夢小説

かな

私が住んでいる島は私以外誰もいない。この島はいろんな果物が豊富だから生きていける。

はるか

…エース元気にしてるかな。

私の名前ははるか(18歳) 12歳の頃に両親と私と仲良くしてくれた人、故郷を目の前で失った。それからはこの島で生きてきた

今思い出していた人物は"火拳のエース" 3年前にひとりの私はエースと出会った

エース

よーし。ついた。ていうか、ここは何の島だ？人を探そu

エース

！！

はるか

ﾊﾞｯｼｬｷﾝ🔪

エース

ｽｯ

はるか

(…避けられた)

エース

…お前強いな？

はるか

…何者だ。

エース

俺はエースだ。

はるか

海賊か？

エース

まぁそんなところだ。この島にお前以外に人はいるk

はるか

ﾊﾞﾝｯ(🔫)

エース

…ﾎﾞﾜｧ(体を貫通する)

はるか

…悪魔の実の能力者ね。

エース

まあな。手加減はしなくていいよな？

はるか

ええ。

エース

火拳ー！！！

はるか

ｽｯﾎﾞｺｯ(武装色の覇気)

エース

！お前覇気まで使えるんだな。

はるか

…(また貫通…)

エース

火銃！！！ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

はるか

ｽｯｽｯ

エース

早いな。

はるか

…

エース

おい、なぜこんなに強いのに
海にでない？お前みたいな強いやつがいたら一気に七武海まで上りつめるかもしれないのに。

はるか

私は海には出ない。海賊がいる海なんてそんなところで航海なんかして生きられないわ。

エース

海賊が嫌いなのか？

はるか

…ｷﾞｭ(拳を握る)

はるか

大嫌いよ。平気で人を殺して、嘲笑って。…海賊王なんて夢の夢なのに海賊王になるために海賊は人を殺めるの。

はるか

そんなやつらのどこがいいのよ。

エース

…俺はお前に何があったなんか知らね。
けど、そんなに恨んでいるのになぜ海に出て海賊を殺そうとしないんだ。

はるか

…！

"はるか。どんなに人を恨んでも、人を殺してまで恨みを晴らしてはだめよ。泣いて笑って許すの。"

はるか

…ﾁｯﾀｯﾀｯﾀ

エース

…

はるか

(分かってるよお母さん、殺すのはいけないっていうの。だけど…どうしても許せないの…)

海軍

ﾀｯﾀｯﾀ

はるか

！(海軍…？なぜここに…)

海軍

ここに火拳のエースがいるとのこと。
直ちに探せ！

はるか

…(火拳のエース？まさかさっきの海賊…)

青キジ

ん？

はるか

！

海軍

！人だ！捕まえろ！

はるか

ちょっと…！話してよ！

青キジ

ちょっと失礼するねｶﾁｺﾁ(両手を氷で拘束)

はるか

！！

青キジ

ここには人はいないはずなんだけどねぇ、なぜここに？

はるか

…うるさいわね。私今不機嫌なの(あんな変な海賊にあんなこと聞かれて…)

海軍

ﾎﾞｺｯ

はるか

…！(いった…)

海軍

この方を誰だと思っているんだ！身の程をわきまえろ！！

青キジ

君たちは黙ってくれるかねぇ。

海軍

分かりました。

はるか

…正義の海軍が市民に手をだしていいんだ

青キジ

部下がすまないねぇ。で、火拳のエースを見ていないか？

はるか

…(見たと言えばあいつ捕まるのか？)

はるか

…見たと言えば？

青キジ

海軍本部に連れてって公開処刑だ。

はるか

？！(あいつ何しでかしたのよ…処刑はだめだ…もう人がしぬのは嫌だ)

はるか

…見てないわ。きっとこの島にも来てない。見間違えじゃないの？

海軍

そんなはずはない！！

青キジ

本当のことを言ったほうが身のためだよお嬢ちゃん。もうここに火拳のエースがいることは確かなんだ。

青キジ

実際に見ていたからねぇ。

はるか

！

青キジ

…どうやら凍らさせたいのかねぇ？(はるかの肩に手を近づける)

はるか

！！(まずい…凍らされる…！！)

エース

火拳ー！！！🔥

青キジ

ｽｯ

エース

大丈夫か！って…

はるか

ﾊｯ…(目を逸らす)

海軍

！火拳のエースだ！！

青キジ

おぉ、君たちはグルなのか？

エース

…知るか。それより何俺と関係ないやつに手を出してんだ。

はるか

！(怒ってくれてる…？)

海軍

捕まえろー！！！

それから…

海軍

ﾊﾞﾀｯﾘ…

青キジ

こりゃやるねぇ。まぁ、君と関係ないお嬢ちゃんを傷つけてごめんねぇ。今回は諦めよう。本部に帰るぞ。ﾄｺﾄｺ

海軍

…は、はい。ﾄｺﾄｺ

エース

今溶かす🔥

はるか

ﾋﾞｸｯ…(火…だ。さっきの戦った時までそんな火が怖くなかったのに…)

エース

…すまん驚かせて。俺はメラメラの実の能力者だ。氷を溶かすだけだ。怪我はさせてねぇ。

はるか

…

エース

よし溶けた。…殴られたのか？

はるか

…海賊に借りは返さない。

エース

なんで庇ってくれたのか？いるって言えば凍らされたり殴られたりしなかっただろ？

はるか

…別に。

エース

ｸﾞｳｩｩ(お腹の音)

はるか

？

エース

あー腹減ったァ

はるか

…はぁ。ついてきて。

エース

！おう！ﾀｯﾀｯﾀ

はるか

はい。

エース

果物か！！！

エース

いただくぜ！！ﾊﾞｸﾊﾞｸ

はるか

…(めっちゃ食べてる…)

エース

ﾋﾟﾀｯ

はるか

？

エース

お前は食わねぇのか？

はるか

…お腹空いてないし。

エース

そうなのか！

エース

はー。腹も膨れた

はるか

…(この人、いい人？じゃあなんで海賊なんかしてるの？強いんだから海軍になればいいのに…)

エース

そうだ、聞きたいことがあったんだ。なんでそんな海賊が嫌いなんだ？

はるか

えっ。それは…。

はるか

過去に海賊に両親と仲がよかった人達、故郷を奪われたの。

エース

奪われたっていうのは…あれか？支配されるっていう？

はるか

違うわよ。…殺されたの。

エース

！

はるか

故郷は火で燃えてたから。さっき溶かそうとしてくれてたとき、少しだけね。

エース

そうか。

はるか

それから海賊が大嫌いになった。でも、海賊よりも自分のほうがもっともっと大嫌いになった。

エース

？

はるか

あの時、私は何も出来なかった。私は弱かったからみんなを看取ることしか出来なかった。無力だったの。

はるか

もう誰も失うのは嫌だった。大切な人を作るのが怖かった。だからこの島に留まった。ずーっと鍛錬をして、強くなれるように覇気、武術、剣術、銃とか。

はるか

全部使えるように、戦えるように

エース

よしなら約束だ！！

はるか

？

エース

俺が2週間ここの島にいてやる。
その間に俺がお前をもっと強くしてやる。だから俺を大切な人にして俺の大切なやつを守れ。

はるか

え？

はるか

…でも守れなかったら、、

エース

守れる。俺が強くするんだから。

はるか

！ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

エース

あぁ？！何泣いてんだ！！

はるか

ふふ笑嬉しくて(泣)

エース

…俺の弟の話をしよう！！俺の弟はなぁ…

それからエースの弟の話を聞かせてくれた。名はルフィというらしい。ルフィは海賊王になると言っていた。毎日騒がしいやつらしい。

エース

ルフィはこう言ってたんだ。"ひとりになるのは痛えより辛え"って。

はるか

…確かにそうかも。海軍に殴られたときよりひとりのほうがつらい。

エース

そうだろ？俺も納得できた。

はるか

？エースはルフィっていう人に会うまでひとりだったの…？

エース

…あぁ。俺はゴール・D・ロジャーの息子だったんだ。

はるか

！海賊王の？

エース

おう。

はるか

すごい人なんだ。

エース

？！ビビらないのか？

はるか

うん？ゴール・D・ロジャーの息子だから何？何か悪いことでもしたの？

エース

！そう言ってくれるやつ初めてだ！！

はるか

？

それからというのは毎日は楽しかった。エースが私に特訓してくれて一緒に島にやってくる海賊や海軍をやっつけたり、でも2週間後…エースが島を出る日…

はるか

エース！もう島出るの…？

エース

あぁ他の島も周りたいし。

はるか

そっかぁ…寂しくなるなぁ

エース

はるか。お前、18歳になったら海に出てこい。

はるか

…うん。分かった。でもなんで18歳？エースやエースの弟は17歳に航海に出たんでしょ？

エース

だけどお前は女だ。あと3年もっと特訓して強くなるんだ。

はるか

…分かった。

エース

海で弟とのルフィとあったら頼むぞ？あいつは危なっかしいんだ。俺の大切な人を守ってくれ。

はるか

分かった。けどエースのことは？

エース

俺はお前よりも強い。だから大丈夫だ。

はるか

…私海に出たらまっさきにエースに会いに行く。立派な"海賊"になる。

エース

！海賊になるのか？

はるか

うん。嫌いだけどエースみたいな優しい海賊になる。

エース

そりゃいい。いつか戦おう。

はるか

うん！

エース

じゃあな！はるか！

はるか

うん！バイバイ！また会おう！

エース

あぁ！！

それからエースは島を出た。私はまたひとりの生活に戻った。強くなれるように3年ずっと鍛えた。

18歳になった今、私は島を出るところだ

はるか

よし。行こうって…ん？船？

ひとりの少女と麦わら海賊物語

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

かな

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。