前回の続きです (第4話)
クロウリー
これまで大体の学校は
優秀な生徒はいるものの、
まとまりがなく教師達も協調性に関しては諦めかけていました
優秀な生徒はいるものの、
まとまりがなく教師達も協調性に関しては諦めかけていました
クロウリー
しかし、ナイトレイブンカレッジでは
ゆうさんが現れたことによって
学園の生徒達は最低限の絆が生まれ始めました
ゆうさんが現れたことによって
学園の生徒達は最低限の絆が生まれ始めました
グリム
それと、ゆうが元の世界に帰ったのと何が関係あるんだぞ?
クロウリー
では、言い方を変えましょう。
クロウリー
グリム君だったら、
闘犬のような自由気まま集団を
操ることのできる者がライバルの所に現れたら欲しいですか?
闘犬のような自由気まま集団を
操ることのできる者がライバルの所に現れたら欲しいですか?
グリム
そりゃー、俺様が主だったら
欲しいんだぞ。
欲しいんだぞ。
クロウリー
では、どうやって手に入れますか?
グリム
んーーー。
グリム
ふなっ!
ツナ缶でおびき出すんだぞ!!!
ツナ缶でおびき出すんだぞ!!!
クロウリー
違います!!!!!
クロウリー
はぁ、グリム君に聞いた私が間違っていました💧
クロウリー
マレウス君、君はどうしますか?
マレウス
僕だったら、無理やり奪い去るよ。
たとえそれが許されないことであったとしてもね。
たとえそれが許されないことであったとしてもね。
クロウリー
はぁ…。
マレウス君に聞いてもだめでしたか…💧
マレウス君に聞いてもだめでしたか…💧
クロウリー
いいですか?
クロウリー
ゆうさんのような闘犬使いが欲しい。
でも、ゆうさんと生徒の間にはある程度の絆がある。
でも、ゆうさんと生徒の間にはある程度の絆がある。
クロウリー
そこで、ゆうさんの記憶を抹消し元の世界に送り返す。これによって…
マレウス
僕達と共に過ごした時間は無かったことになる…。
クロウリー
そうです、
元の世界に戻したことによってナイトレイブンカレッジの生徒達との関係は切れる。
元の世界に戻したことによってナイトレイブンカレッジの生徒達との関係は切れる。
クロウリー
ある程度の時間が経ったら、
ゆうさんを自分達の学校に入学させる。
ゆうさんを自分達の学校に入学させる。
クロウリー
これで、闘犬使いゆうさんは
他所の学校のものになるんです、
他所の学校のものになるんです、
グリム
ふなぁっ?
グリム
つまり、ゆうはもう一度別の学校に連れて行かれるのか??
クロウリー
そうです。
グリム
っ!!!!??
グリム
い、嫌なんだぞ!!!!
グリム
俺様!ゆうと一緒にいるんだぞ!!!
クロウリー
まあまあ、そんなに焦らなくても大丈夫ですよ。
マレウス
ふふっ…。そうだな。
グリム
??
クロウリー
焦らずともその日はやってきます。
マレウス
その日まで…。しばらく待っていろ
グリム
グリム
グリム
…
グリム
こくっ…
…
ゆう
…。
ゆう
っ…。
鏡
ぴかぁ…。
ゆう
(こんな夜中に…
鏡が…光ってる?)
鏡が…光ってる?)
ゆう
(昼間のうつぼの双子君達かな?)
鏡
さあ…。
この鏡に手を伸ばして…
この鏡に手を伸ばして…
ゆう
…
ゆう
(…。知らない人の声…)
鏡
君には王立シャルンダ魔法学園の入学が許可された。
鏡
さあ、新しい仲間達が待っているよ
ゆう
魔法…?
鏡
そうだ。
君ならこの学園にふさわしいだろう。
君ならこの学園にふさわしいだろう。
ゆう
…
鏡
どうしたんだい?
早く、鏡に手を伸ばしたまえ。
早く、鏡に手を伸ばしたまえ。
ゆう
…
ゆう
違う…
鏡
??
ゆう
私の…学校は…
ゆう
ゔっ!!!!…
ゆう
(また、思い出そうとしたら頭が痛くなる…)
鏡
そんなことをしていても君が辛いだけだ
鏡
さあ、早く!
ゆう
嫌だ!行きたくない!
鏡
くそっ!
こうなったら徹底的に記憶を削除して!!!
こうなったら徹底的に記憶を削除して!!!
ゆう
きゃっ!!!
ゆう
(鏡から…手が!!)
ゆう
助けて…!!
誰か!!!
誰か!!!
マレウス
承知した。
ゆう
え?
鏡
くっ!!お前は!!?
マレウス
遅くなってしまったな。ゆうよ
ゆう
(頭に…ツノが生えてる…)
ゆう
(それに…身長…高すぎる)
マレウス
さあ、帰ろう。
ゆう
え!?ちょ!!待ってください!
マレウス
なんだ?
ゆう
帰るって…一体どこに!?
マレウス
決まっている、
ナイトレイブンカレッジだ。
ナイトレイブンカレッジだ。
ゆう
私、そんな所知りません!!
マレウス
そうか?よく思い出してみろ。
ゆう
で、でも…って…あれ?
ゆう
なんで…知らないはずなのに
ゆう
学園の風景が頭に浮かぶんだろう…?
マレウス
ふふっ、
他には?
他には?
ゆう
…。
ゆう
いつも一緒にいる3人…。
ゆう
それにたくさんの寮の先輩達。
ゆう
みんな…わがままで、自由で…
ゆう
だけど…どこか温かくて…
マレウス
もう、思い出せただろう?
ゆう
私は…
ゆう
…
ゆう
ナイトレイブンカレッジの…オンボロ寮…監督生…
マレウス
そうだな、ゆう。
ゆう
あなたは……
ゆう
…
ゆう
ツノ太郎!
マレウス
ふふっ、正解だ。
マレウス
さぁ、ゆう。
思い出せたのはいいがお前には一つ選択をしてもらわないといけない
思い出せたのはいいがお前には一つ選択をしてもらわないといけない
マレウス
この世界に残るか
マレウス
それとも、ツイステッドワンダーランドに帰るか
ゆう
そんなの決まってるよ!!
ゆう
帰る!!!!
マレウス
よし、それでこそ我が友だ。
ゆう
っ!!!??
ゆう
ちょ!!ツノ太郎!?
ゆう
(おっ、お姫様抱っこ!!、??)
鏡
…っ!!!
マレウス
この鏡は…どうしたものかな…
鏡
やっ!やめてくれ!!命だけは!
マレウス
ふっ…。
ゆう
ツノ太郎?
マレウス
今はゆうがいるから、見逃してやろう。
鏡
っ、ほっ…
マレウス
だが、安心しないほうがいいぞ?
マレウス
すぐに怒り狂ったカラスがそっちに行くからな
鏡
かっ…カラス??
クロウリー
私のことですよ?
鏡
びくぅっ!!!!
鏡
うぎぁぁぁぁーー!!!!
…。
ゆう
…。
ゆう
帰って来ちゃった…。
ゆう
ナイトレイブンカレッジに…
グリム
ゆう!!!!!!
ゆう
…
エース
帰って来たのか!!!
デュース
よかった!無事だったんだな!!
ゆう
…
エース
まだ…記憶が戻ってねーのか?
ゆう
…。
ゆう
ぐり…む?
グリム
おぉ!!俺様のこと覚えてたんだぞ!
ゆう
エース…デュース!!
デュース
おかえり。監督生
エース
ったく、心配かけさせやがって!
ゆう
ごめん…、ぐすっ…
グリム
なくんじゃねーぞ!!
俺様だって…泣くの我慢して…
ぐすっ…
俺様だって…泣くの我慢して…
ぐすっ…
エース
おいおい💧
もらい泣きするだろうが
もらい泣きするだろうが
デュース
ゔっ…感動的だな…
ゆう
ひっ、えぐっ…ぐす…
ゆう
もう…どこも…いかない…から
ゆう
ごめんなさい…ぐすっ…
リドル
監督生!戻ったのか!?
レオナ
ははっ…ひでぇ泣き顔だな
ヴィル
せっかくの再会に鼻水垂らして…
くすっ…。美しくないわ。
くすっ…。美しくないわ。
カリム
よかったよかった!!
一安心だぜ!
一安心だぜ!
イデア氏
監督生氏!帰って来てくれたのですね!
もう少しで異世界から召喚する準備ができていたのですが…
ぶつぶつぶつ…
もう少しで異世界から召喚する準備ができていたのですが…
ぶつぶつぶつ…
ゆう
皆さん!
ゆう
ただ今帰りました。
アズール
はぁはぁ、ゆうさんが帰って来たとは本当ですか!?
ゆう
はい、ご心配おかけしてすみません
フロイド
はぁはぁ…
ジェイド
はぁ…はぁ…
フロイド
小エビちゃん…?
本物?
本物?
ゆう
本物ですよ。フロイド先輩
ジェイド
お帰りなさいませ。ゆうさん
フロイド
…
フロイド
ぎゅぅぅぅぅぅ
ゆう
ゔっ!!!!!
ゆう
フロイド先輩!くっ、苦しい!!
フロイド
やだ…離さない…
ゆう
ゔっ!!
ゆう
もう限界!
ゆう
ぼきっ!!!!!!!!!
リドル
ん?今骨が折れる音がしなかったかい?
グリム
ゆっ、ゆうを離すんだぞ!!!
フロイド
やだったらいやなの!!!
ジェイド
ふっ、フロイド!監督生さんの骨は確実に二本以上折れていますよ!
デュース
お願いです!もうゆうが真っ二つになりそうです!
エース
やべぇって!監督生の顔、紫色だぜ!?
ゆう
うぅっ…
続く…