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雛河翔
藤の花が揺れる軒下。雛河翔は、慣れない手つきで絵図を広げながら、隣で虚空を見つめる銀髪の男に小声で呟いた。 男——高杉銀時は、口の両脇にみたらし団子のタレをべったりと付けたまま、死んだ魚のような目で空を見上げている。
高杉銀時
雛河翔
雛河が俯きながら、桃色の髪の隙間から銀時を見上げる。その視線に、銀時は「うっ」と喉を詰まらせた。コミュ障にとって、こういう純粋な信頼の眼差しはパフェの底に残ったコーンフレークより処理に困る。
高杉銀時
銀時はよろよろと立ち上がると、銀灰色に赤い炎が混じった禍々しい刀を、だらしなく腰に差した。
二人が到着したのは、かつての「攘夷戦争」の爪痕が残る、荒れ果てた村だった。 霧が立ち込め、空気は重く沈んでいる。銀時の心臓が、わずかにトクンと跳ねた。先生を斬った時の、あの嫌な感触がフラッシュバックする。
雛河翔
雛河が、背負っていた大きな筆のような特製の日輪刀を構えた。彼の周囲に、淡い色彩の飛沫が舞う。**「彩の呼吸」**の予備動作だ。
鬼
霧の奥から、歪な形をした鬼が三体、猛スピードで突っ込んできた。
高杉銀時
銀時は、背筋を丸めたまま、抜刀した。
高杉銀時
高杉銀時
銀時が放ったのは、一見するとただの横薙ぎ。素人が竹刀を振り回すような、隙だらけの動きだ。 だが、鬼がその隙に食らいつこうとした瞬間——。
高杉銀時
銀時の刀身が、物理法則を無視した角度で軌道を変え、鬼の首を正確に撥ね飛ばした。 驚愕に目を見開く鬼の死骸を尻目に、銀時は鼻をほじりながら次の獲物へ目を向ける。
高杉銀時
雛河翔
雛河の筆が空を舞い、極彩色の絵具が鬼の視界を奪う。その背後で、銀時は「あー、パフェ食いてぇ……」と呟きながら、懐から次の団子を取り出そうとしていた。
志村新八
廃村の入り口で地面を這いずり回る少年。それを見下ろす銀時と雛河。 銀時がちょうど、泥まみれの「丸眼鏡」を拾い上げ、少年の顔面に雑に叩きつけたその時だった。
紅凛
鈴の鳴るような、けれど背筋が凍るほど冷ややかな笑い声が響く。 土煙の中から現れたのは、黒基調に赤いアクセントの入った派手な羽織をなびかせた少女——紅凛だった。その手には、神威の如き荒々しさと沖田の如き鋭さを秘めた日輪刀が握られている。
高杉銀時
銀時が嫌そうに顔を歪める。紅凛はニヤリと口角を上げると、銀時の鼻先に刀を突きつけた。
紅凛
志村新八
装着したばかりの眼鏡をガタガタ言わせる新八(仮)。
雛河翔
雛河が銀時の後ろに隠れながら、怯えたように、けれど興味深げに紅凛を見つめる。
高杉銀時
紅凛
紅凛の瞳が、獲物を見つけた神威のように爛々と輝く。 その瞬間、村の奥からさらなる爆発音と共に、一人の男が駆け寄ってきた。
縢秀星
現れたのは、紅凛のパートナーであり、1期からのムードメーカー・縢 秀星だった。
高杉銀時
縢秀星
志村新八
銀時(脱力)、雛河(沈黙)、新八(絶叫)、そして紅凛(爆笑)。 公安分遣隊の「色相」が、かつてないほどカオスに混ざり合った瞬間だった。
#参加型