突然消えたあの人が、突然現れた

突然消えたあの人が、 突然現れた

これが続くと思ってた でも…あいつは俺に言わず、ポートマフィアをやめた…

俺はもう22だ… あの冗談を言われてから7年近くたった

最近、探偵社っていうところがある…相談してみるのも手だ…でも、何故か相談しずらい

行こうとしても、足が俺を止める 相談したくても勇気が出ない…あいつに会いたい…

俺ももう立派な幹部になった 幹部になって気づいたのが、大変だってことだ… 最近も忙しくなって帰りが遅くなる… マフィアのソファーで寝てる時もある 太宰もそうだったのか…？

太宰の匂いと同じ…！？ ｶﾞｼｯ

私は太宰治… ポートマフィアの幹部をしている… でもいまはやめることをきめた

ごめんね中也

ほんとに

まぁあれは過去のことだ！ 考えるのもやめよう でも、中也…元気かなぁ

ｶﾞｼｯ

誰かが私の手を掴んだ それも少し細い手で

気にすんなって言われても なぜ手を掴んだか知りたい…

その声、その髪の色、その目、その口の少し悪い言い方… 中也に違いないｯ！と思っても合わせる顔がない…こんな時にあって話すなんてできない…

そう呟くしかない…話しかけられなかった