禅院直哉の兄貴

細々しく言う声は誰よりも下を向き誰よりも後悔をしていた顔だった

少年はそっと上を見上げ、俺と目を合わせた。

自分の服を強く掴み。服はくしゃくしゃ。 しかし真実を伝えようと大きな声をあげた

顔の皮膚には分かりやすく血管が浮き出ていた。怒りで今は大きな声しか出せない。

その事実を知り真っ先に坊主の頭にゲンコツをくらわした

ボソボソと否定をしていたが、やはり「馬鹿者」と言いたくなる

俺の服を掴み、必死で命乞いをした

涙は溢れるばかりに顔面はクシャっとしておる

腕を組み左に体を向けた。 そして俺は坊ちゃんを眺める

禅院 ［現在、氏名秘匿 ］ 年齢 27歳 術式 ［ 現在不明 ］ 五条悟と同期 禅院直哉の兄

『 普通 の男や、 何処にでもいる呪× 師 』

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