俺には、同級生の幼なじみがいる
ドジで鈍感で全然可愛げなんかなくて
でも、そんなとこが…
ある日の学校、放課後
風間 湊
美月〜、帰ろーぜー
佐藤 美月
あー、ちょっと委員会あるんだぁ
佐藤 美月
待っててくれる?
風間 湊
わかった
風間 湊
伊藤 悠斗
お前らほんとに仲いいよなぁ
風間 湊
そう?普通じゃないかな。幼なじみだし
伊藤 悠斗
幼なじみでも一緒に帰ったりしないよ
風間 湊
へー、知らんかった
伊藤 悠斗
ほんと、美月のこと好きなんだなぁってわかるよ
風間 湊
ばっ!?なんでわかった!?
伊藤 悠斗
みてればわかるよ、でもまあ、美月は気づいてないんじゃないかな
伊藤 悠斗
頑張れ( -`ω-)b
風間 湊
が、頑張る(´・ω・`;)
1時間後
風間 湊
(遅いなぁ、ちょっと探してみるか)
校内をゆっくり歩きながら探していた
声が聞こえたのは生徒会室だった
風間 湊
(この声は美月?)
ガッシャン
風間 湊
!?
ドアから恐る恐る覗いて見た
佐藤 美月
せ、せんぱい。今は、だめ
田中 綉
美月……好きだよ
教室ではキスをしあっている生徒会長と美月がいた
田中 綉
好き、大好きだよ…。美月は?
佐藤 美月
佐藤 美月
好き…です
言葉も出なかった、知らないうちに足が動いていてその場から離れていた
風間 湊
(ーーっ!)
涙を出すことすら出来なかった






