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この世に都合のいい話なんてない
ロメオ
ベアトリーチェ
セレスティアに編入するには
もちろん、 編入試験を受けなくてはいけない
ロメオ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
緊張でじっとしていられない私を シュガは静かになだめてくれた。
シュガ
シュガ
シュガは不器用にそう言った。
ベアトリーチェ
シュガ
ベアトリーチェ
シュガ
シュガは呆れながらも 笑って見送ってくれた。
ベアトリーチェ
私は馬車に乗って セレスティア学院に向かった。
正門前に着いた私は、 学院を見上げて立ち尽くしていた。
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
ロメオ
ベアトリーチェ
私はロメオの案内について行った。
しばらく建物内を歩いてロメオの案内に従うと、大きな扉の前にたどり着いた。
ベアトリーチェ
アシス
ベアトリーチェ
中に入ると、部屋の一番奥の大きな椅子に腰掛ける長い黒髪の美人さんが居た。
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
アシス
ベアトリーチェ
アシス
アシス学院長は私の思考の先を呼んだかのように笑いながらそう言った。
ベアトリーチェ
アシス
アシス
なんだかんだアシスはそう言って 優しく笑った。
アシス
ベアトリーチェ
アシス学院長は 手をヒラヒラさせて答えた。
アシス
アシス
ベアトリーチェ
私は学院長が部屋を出たのを確認すると、一息ついた後に ゆっくりと部屋を見渡した。
ベアトリーチェ
術者が近くにいる訳でもないのに、部屋中には様々な石や本が重力に逆らいぷかぷかと宙に浮いていた。
ガチャ
扉の音が聞こえ振り返ると、扉の向こうから可憐な人が入ってきた。
エルドル
エルドルと名乗る試験官は美しくお辞儀をして、私の方へ歩み寄る。
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
私も合わせて深くお辞儀をする。
エルドル
エルドルさんはそう言った後、 左手を動かし空中で何か動作をした。
その動きに合わせるように、 1枚の紙と水晶が私の前に現れた。
ベアトリーチェ
魔法は繊細な術で、 感情によって精密さ、性質まで変わる。
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
エルドル
エルドル
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
エルドル
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
エルドル試験官は静かに首を傾げた。
エルドル
エルドル
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
エルドル
エルドル試験管は静かに納得した様子でまた視線を宙に浮いてる紙と水晶に移した。
エルドル
ベアトリーチェ
そして私は用意された椅子に腰掛け、 試験用紙とペンを渡された。
私の準備が整ったのを確認したエルドル試験官は、何も無いところから魔法で砂時計を出した。
エルドル
エルドル
────
エルドル
ベアトリーチェ
エルドル
エルドル
ベアトリーチェ
エルドル
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
休憩がおわり、 私は別の部屋に案内された。
中は神聖な青白い空間に包まれていて、様々な魔力のエネルギーが小さな粒状の光となってあちこちに浮かんでる。
ベアトリーチェ
エルドル
エルドル
ベアトリーチェ
私の返事を聞くとすぐにエルドル試験官は、魔法で私の 目の前に丸い水晶を運んだ。
エルドル
ベアトリーチェ
エルドル
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
ベアトリーチェ
私はシュガに教わった魔力の展開を応用して水晶に一点集中してぶつけるようなイメージで魔力を操作した。
エルドル
1分ぐらい経つと、水晶が水色の光を放ち始めた、その光は次第に紫色の光に変化した。
ベアトリーチェ
エルドル
エルドル
ベアトリーチェ
私は試験官の言葉を合図に集中させてた魔力を分散させた。
ベアトリーチェ
私はゆっくり目を開いた。
ベアトリーチェ
水晶に視線を向けると、半透明だった水晶は赤黒く禍々しい重い光を放っていた。
ベアトリーチェ
エルドル
ベアトリーチェ
エルドル
エルドル
ベアトリーチェ
そして、試験はなんとも言えない形で 無事(?)に終わり
私は馬車で帰宅した。
ベアトリーチェが帰宅した後、学院では─
アシス
アシス
エルドル
エルドルは無の空間から 水晶を取り出した。
アシス
アシス
魔力測定水晶は、本来であれば魔力の性質・形状・質量によって、まったく異なる光を放つ。 魔力の濃さは彩度、性質は明度――このように色合いで対象の魔力量などを測るものだ。
エルドル
それは、禁忌とされる――強い憎しみと恨みを抱いたまま呪術を用いた証拠。
アシス
エルドル
アシス