TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

闇夜

くっ…………

闇夜

離れろ…………

番人

はは、怖いか?

闇夜

闇夜

何が手錠だ
こんなもの打ち砕いてやる

番人

お前の腕力では
不可能だな

闇夜

闇夜

おい、何しやがる

闇夜のエプロンドレスのボタンが外される

闇夜

それが人間のやることか?

ネクタイが外され、スカートのベルトも外される

闇夜

こんなのお前らの
勝ち負けに関係ないだろ

番人

闇夜

離せっ

夕焼けの部屋の中に影が侵入してきた。

二人は振り返った。

令羅

え、何ここ。

令羅

埃臭い。

令羅

令羅

わ!闇夜。
やっと会えた!

番人

番人

嬢。やはり来たか

令羅

はぁ?何あんた

闇夜

こいつを倒してくれ

令羅

闇夜、メイド服が
着崩れしてますよ。
今すぐ直しなさい

闇夜

いやいま
それどころじゃねえから

闇夜

闇夜

頼む、
あの番人をぶっ倒してくれ

令羅

え、あたし一人で?

令羅

でも、やるしかないよね。

令羅

令羅

喰らえっ散弾銃!

この番人は身のこなしがいいらしい。

銃弾をいとも容易く避けてしまう。

令羅

ぐぬ…………

番人

令羅

なにするの!

令羅が手に持っていた日本刀を番人は取り上げた。

そしてそれを折ってしまった

番人

あと三十発で弾切れか

番人

次の連射は
途中で空撃ちになるな

闇夜

おいお前
何でそんなことまで

番人

あまり
強気な発言は
お勧めしない。

番人

お前さんは
あくまで
人質の身なのだから

番人

やろうと思えば
お前の命なんて
すぐに奪える

番人

お前の名誉だって
粉々に砕ける

闇夜

ち、何が目的だ

令羅

今だ!

令羅

喰らえ!最後の連射!

番人

ふ、外したな、
小娘

銃はただのおもちゃ同然になってしまった。

令羅はナイフを投げた

令羅

闇夜!
これ番人が落としたやつ!
キャッチ!

闇夜

おい、こんなの
キャッチしたら
指切れるぞ

令羅

刃の方じゃなくて
柄の方持てばいいの!

闇夜

そんな簡単に言うが。

宙を舞っていたナイフは、闇夜の手の中に収まった。

令羅

やったじゃない!

番人は呆気に取られている。

闇夜のナイフが番人の足に突き刺さる

闇夜

闇夜

よっしゃ!
勝ったぜ!

番人はその場に倒れ伏せてしまった。

ジタバタしている番人に闇夜は最後のとどめをさす。

ナイフは刃が傷んで使い物にならなくなってしまった…………

令羅

令羅

闇夜。
服装を整えなさい

令羅

淑女として
見損ないましたわ

闇夜

あたしは淑女じゃねえし、
これはあの番人から
やられたんだし、

闇夜

見損なわれるのも
変な話だろ

思った以上には闇夜の服装は乱されていなかった。

闇夜

ま、こういうことも
あるだろうと

闇夜

この下に
3、4枚着込んでるから

闇夜

大丈夫なんだけどな。

令羅

え、あたしも
そうした方がいいかしら

闇夜

走りにくいから
着込むのもだるいぞ

闇夜

好きなようにしろ

闇夜

令羅

闇夜、そろそろお風呂に
入りたいわ。

闇夜

あたしは
遠慮するつもりだ。

闇夜

私は今の一件で

闇夜

ここの番人が
とんでもない
ゲスであることが分かった

闇夜

だから、入浴は
結構危険だと思うんだ。

令羅

さすがに
ゲームマスター側が
配慮してくれてるんじゃない?

闇夜

いや、ゲームマスター側は
むしろそれを
面白がっているはずだ。

闇夜

過激であれば
過激であるほどいい。

闇夜

それが彼奴らの
目的だろう。

闇夜

闇夜

神風があたしを
ここに送り込んだのは
きっとその為だ

令羅

あのゲームマスターと
お知り合い?

闇夜

ああ、最高の上司にして
最高の主だ。

闇夜

何があっても
あたしを守ってくれる、
そんな人だって思ってた

闇夜

だが、
そうではないらしいな。

闇夜

仕えるものは
あくまで駒にしか
なれないらしい。

令羅

駒?

闇夜

ああ。

闇夜

従える側の人間には
分からないかも、
しれないが。

令羅

駒だなんて、
執事に対してそんなこと、
思ったことないわ

闇夜

ふ…………

闇夜

闇夜

心のどこかでは、
思っているはずだ

Whether or Not

令羅

銃弾の補充にでも
行きましょう。

闇夜

そうするか

闇夜

銃弾…………
どこにあるんだったか

令羅

さあ…………

闇夜

闇夜

ところで、
執事探しは好調か?

令羅

いいえ、
全く進んでいないわ

闇夜

…………もしかしたら
そもそもそんな奴
いないんじゃないのか?

闇夜

もう死んでるんじゃ、
ないのか?

闇夜

そもそもそんな奴
存在すらしていなかった
んじゃないのか?

令羅

馬鹿みたいなこと
言わないで。

令羅

生きているかは、
分からないけど、
存在はしている。

闇夜

生きているかすら
分からないなら、
もういいんじゃないか?

闇夜

面倒じゃないか

闇夜

そんなもののために
なぜ命をかける?

令羅

令羅

あなたは、
怖いだけよね?

令羅

傷つきたくないだけよね?

令羅

令羅

無理もないわ

令羅

あなたにとって
あたしも執事も
赤の他人だものね。

令羅

いいわ、
もう一人で行くもの。

令羅

覚悟はできているわ

令羅

闇夜、最後に。

いままで、ありがと。

闇夜

…………

闇夜

お前は、
怖くないのか?

令羅

怖いけど、
仕方ないじゃない。

令羅

今まで探し物は
人任せだったの。

令羅

進路に悩んだ時も

令羅

スマホを落とした時も

令羅

みんな執事が決めてくれた
探してくれた

令羅

だから、自分の力で
執事だけは探したいの。

闇夜

闇夜

お前が自分でなにかを
決めることなんて
求められて
いないんじゃないのか?

闇夜

お前は、
親がひいたまっっすぐな
レールの上を
走ることしか
期待されてないんだ

令羅

ねえ、
どこまで罵倒したら
気が済むの?

令羅

分かってるよ、
そんなこと

令羅

令羅

それでも。

闇夜

閑静な日常になんて
戻らなきゃいい

闇夜

何が現実だ、
美談なんて聞きたくない

番人

闇夜

誰かの所有物でいれば
何も考えなくて済むんだよ

闇夜

なんで今まで散々
人任せだった奴が

闇夜

いきなり
自立なんてするんだよ

番人

闇夜

お前は、執事を
救うことによって何を
求めているのか?

闇夜

執事がいなくなれば
親から構ってもらえるかも
しれないじゃないか

闇夜

執事っていう
お世話係なんて
いなければよ

番人

番人

確保。

令羅

…………え

闇夜

闇夜

あ?

番人

番人

扉を南京錠で
閉めさせてもらった
君たちに銃弾の残りはない
すなわち君らは詰んだ

闇夜

ふざけるな

闇夜

私たちは
刃すらも
持っていないというのに

令羅

え、殴り合いしか
勝つ手段がないの?

番人

その通り

番人

降参するなら
命だけは救ってやるが

闇夜

ふざけるな!
嘗めんじゃねえよ

令羅

闇夜、挑発に乗らない。

令羅

冷静に考えて。
これはチャンスなのよ。

闇夜

命だけ救うってことは
なにかあるはずだ。

闇夜

闇夜

もしかしたら
命を失うギリギリまで
殴りつけられ

闇夜

点滴をつけられたまま
私たちは一生を
終えるかもしれない

闇夜

闇夜

レイラ、
それでも構わないなら
勝手にしろ

令羅

闇夜、お逃げなさい

令羅

こいつの標的は
あたしのみ。

令羅

令羅

闇夜、あたしのことは
どうでもいいんでしょ?
目障りだから、
さっさと失せて?

闇夜

闇夜

怖いんだ

闇夜

死ぬのが

闇夜

名誉を失うのが

闇夜

嬲られるのが

闇夜

痛めつけられるのが

闇夜

憧れだった上司に
殺されるのが

闇夜

たまらなく、
怖いんだ

闇夜

全部怖い。

闇夜

令羅のことも

闇夜

自分のことも

闇夜

闇夜

呪縛様のことも。

令羅

あたしも怖い。

令羅

打たれるのが

令羅

死ぬのが

令羅

失敗するのが

令羅

見せ物にされるのが

令羅

そして、

令羅

令羅

あんたに
裏切られるのが。

令羅

一人が、怖い

令羅

生きるのも、怖い。

番人

番人

さあ、お決まりか?

番人

降参するか、
否か。

令羅

令羅

するわ。

闇夜

しねえよ。

番人

番人

じゃあ、
反逆者は殺そうか

闇夜

令羅

闇夜、
反逆なんて無謀よ!

令羅

怖いんでしょ?

闇夜

ああ。

闇夜

全部、怖いんだ。

闇夜

怖いんだ、
屑どもに従うのがよ!

闇夜

無謀なんかじゃねえ!

番人

お望み通り
殺してやろう

闇夜

来いよゴミ屑よ!

闇夜

はは、

闇夜

はははははは

闇夜

我ながら、
くだらねえ死に方だ。

闇夜

レイラに
救われたのによ、はは。

呪縛

呪縛

ああ、残念だ、
見損なったぞ我が弟子よ

闇夜

神風?
なぜここに?

闇夜

闇夜

はは、幻聴か。

呪縛

幻聴じゃない。

呪縛

私はここにいる。

令羅

目覚めましたね、
やっと。

闇夜

ん?なぜ、あたしは
生きている?

呪縛

呪縛

システムに
直接干渉したんだ。

令羅

そうそう、
ゲームマスターが
助けてくれたのよ。
闇夜ちゃん。

闇夜

は?

闇夜

なぜ?

闇夜

お前は私を
見せ物にするつもり
だったんじゃ?

呪縛

呪縛

全て脱ぎ捨てた。

呪縛

役職とかいう偽りを。

呪縛

ふ、これで
私もお前らサイドだ。

呪縛

つまりは。

呪縛

呪縛

私も立派な見せ物だ。

死神と嬢のニルヴァーナ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚