なーくん
…あ、ころちゃん。ちょっとちょっと
そういってぼくを手招きする。
…あ、ころ視点だよ。
なーくん
○○さんどう?
ころちゃん
あー…まあ、普通にお話できました
なーくん
そっか〜…
ころちゃん
けどなんか…打ち解けてはくれないかも
なーくん
だろうね。瑠奈ちゃんとは正反対なんだし…まあ、しょうがないよね
ころちゃん
そっすね
なーくん
あ、学校どうする?
ころちゃん
へ?
ころちゃん
学校って?
なーくん
制服とか通路とか…周りに見られたらややこしくなっちゃうじゃん?
ころちゃん
あー…
なーくん
どうしようかね
ころちゃん
制服…は、取ってきてもらいます?
なーくん
うーん…でも家帰りたくないだろうし…
ころちゃん
どうしよおおおおお
なーくん
もう思い切ってさらけ出す?
ころちゃん
本人がいやがるかも
なーくん
後で聞いてみよ。
なーくん
…あ、ころちゃんきいといてくれない?
ころちゃん
え、ぼく!?
なーくん
部屋おなじだし…まあ、お願いするね!じゃあ俺作業するから!
ころちゃん
そんな無責任なああああああああああぁぁぁ
ほぼ無理矢理任され、しぶしぶ部屋に戻る。
今は何をしてるんだろう?
○○
…あ、ころさん
ぱっちりな目。サラサラ(してそう)な髪の毛。
やっぱり、どこか瑠奈ちゃんと似ているようで似ていない。
○○
…ころさん?
ころちゃん
あ、あぁ、ごめん…えっとさ、制服とか通学のことなんだけど…
思わず見入ってしまっていた。
…ぼくが?
○○さんに?
瑠奈ちゃんじゃなくて?
○○
…ころさん?大丈夫ですか
ころちゃん
あ、あぁ、うん、大丈夫だから気にしないで。
○○
…そうですか
瑠奈ちゃんにフられたから○○さんに興味をもった?
いや違う。
きっと…
瑠奈ちゃんのことが好きであっても、○○さんにもずっと興味があったんだ。