大包平
疲れていたのか大包平に抱きかかえられたまま眠ってしまった柘榴。その寝顔を見ながら大包平は笑った。
大包平
一言呟けば、柘榴を広間へと連れてきた。すると広間に居た刀剣男士達が何事だと言うような顔でこちらを見てきた。
加州清光
蛍丸
大包平
大包平は柘榴をゆっくり降ろせば座布団に寝かせた。そして、大包平の言葉に皆の目が鋭くなった。
大和守安定
次郎太刀
大包平
大和守安定
大和守が皆に尋ねれば、その場にいた全員頭を縦に振った。
加州清光
鯰尾藤四郎
三日月宗近
大包平
浦島虎徹
明石国行
大包平
大和守安定
鶯丸
大包平の言葉に皆ムカッと来たのか、ジリジリと攻め寄り大包平を追い詰めていく刀剣達だった。鶯丸は、それを止めることはなかった。その後、大包平がズタボロにいじめられたのは言うまでもない。
そんな騒がしい皆を他所に、逆上せて眠っているなまえに冷たいタオルをおでこに当てて団扇で軽く扇いでくれる歌仙。その隣で、心配そうに柘榴の様子を見ている山姥切と太鼓鐘と大倶利伽羅が居る。
歌仙兼定
太鼓鐘貞宗
山姥切国広
大倶利伽羅
〜 うるさいチーム 〜
大包平
鶴丸国永
浦島虎徹
大包平
加州清光
大和守安定
明石国行
陸奥守吉行
陸奥守の言葉が終わる前に、長谷部が陸奥守の頭に手刀を落とした。
陸奥守吉行
へし切長谷部
陸奥守吉行
へし切長谷部
顔を赤くする長谷部にニヤつく陸奥守だった。
博多藤四郎
へし切長谷部
博多に指摘され、更に顔を赤らめる長谷部を皆は面白げに笑った。
小烏丸
数珠丸恒次
太郎太刀
賑やかな皆の姿を見守っている3人だった。そんな中、その賑やかさに柘榴が目を覚ました。
柘榴
太鼓鐘貞宗
柘榴
私の目の前には可愛い貞ちゃんの顔が…!って、なんで貞ちゃん?私お風呂入ってて…大包平と話してたような気が……。そんな疑問を抱えながらゆっくりと身体を起こした。
歌仙兼定
柘榴
山姥切国広
そう言いながら、まんばくんは大包平を指差した。
柘榴
大倶利伽羅
呆れたようにため息をしながらも心配してくれる伽羅ちゃん。いい子だ…撫でたいけどここはグッと我慢……!そんな中、何やら他の刀が騒がしくて私はそちらを目を向けた。
へし切長谷部
博多藤四郎
加州清光
大和守安定
へし切長谷部
石切丸
騒がしい刀と、お怒りの長谷部を宥める石切丸。すると、安定は起きた私に気付いたのか光の速さで近くに寄ってきた。
大和守安定
柘榴
近くに来たかと思えば、そのままぎゅうっと抱きついて甘えてくる安定。 そんな安定の背中を私は優しく撫でてあげた。すると安定は、私の首筋に顔を近付ければ匂いを嗅いできた。
大和守安定
柘榴
大和守安定
そう言って更にぎゅうっと抱きしめてくる安定。そんな様子を見た加州も嫉妬したのか近くに寄ってきたと思えば安定同様抱きついて来た。
加州清光
柘榴
安定に負けじと甘えてくる清光が可愛い。その可愛さに我慢出来なくなり、優しくわしゃわしゃと清光の頭を撫でた。すると、清光は満足そうに笑う。
加州清光
大和守安定
柘榴
そう言って2人をぎゅうっと抱きしめれば、2人は満足そうに笑った。すると、その様子に短刀も寄ってきたが何故か控えめで私との距離が遠かった。
秋田藤四郎
五虎退
柘榴
その言葉に、短刀達は少しずつ近寄ってきた。そんな中短刀に紛れた大きい人物が居た。
柘榴
なんで短刀の中に鶴丸と明石が混じってるの。しかもちょっとバレないように膝歩きだし…それでバレないとでも?
鶴丸国永
明石国行
柘榴
なんで見た目成人男性においでって言わなきゃいけないのさ!どう考えても短刀ちゃんに言ってるよね、私?私は、清光と安定を再び撫でれば2人を離し短刀ちゃんと向き合った。鶴丸と明石はとりあえず放置の方向で。すると、何故かモジモジしたように皆下を向いた。
柘榴
前田藤四郎
柘榴
平野藤四郎
私が黙って話を聞く体制をとっていれば、乱が口を開いた。
乱藤四郎
柘榴
五虎退
五虎退は不安が大きかったのか泣き出してしまった。それに釣られたのか、前田、平野、乱、秋田も少し泣きそうになっていた。
コメント
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続きを楽しみに待っています 体調に気をつけて頑張ってください これからも応援してます