ないこの過去

いつもこいつらと遊んでるけど、ここに来たのが幸せなのか不幸せなのかは分かんない。 だけど今。 すっげぇ幸せだよ。 なんでこんなに幸せなのに不幸せな説があるかって？それをいまから説明するんだよ！まぁ、聞いてってよ。

俺のお母さんは教育熱心だった。

もぅしてるっての。

これは、いつも溜めてるのが爆発した時の様子。

『うるせぇっつてんだろ！』

とっさに出たのがこの言葉だった。

もぅどうでも良くなった俺はそのまま続けることにした。

場を和ませようとしたのに。

バタン

とっさに家を出たのは良いものの。

俺は闇雲に道を進んでいった。

そろそろ帰るか～。

そう思ったのに。今ならそう思うのに。その時の俺は反抗期の頂点

素直に帰るわけもなく。

そして向かっていったって訳。

ん～。こんな遅いしそこまで帰らせるのはな～。でも親も心配か。どうすっかなぁ～。送るか......？ でもいむしょう待ってるし～。りうら達に任せるか。

すっごい礼儀正しいな。 どんな教育したらこんないい子に......。

ガチャン

バァン

この時、微かに頭の上に水滴が垂れたのは気のせいだろうか。

そんな高速で立ち直れるわけないよな。

ガチャ

......。なんだろ。暖かくて、懐かしくて。優しい。この感覚。 安心するなぁ。

ここからが俺の孤児生活の始まり。 大好きないれいす、大好きなみんなに出会えた日。 お母さんが居なくなったのは悲しいけど。確かに分かる。 俺。今...... すっごい幸せ！ 勿論。お母さんと一緒に居ても幸せだったんだろうけど、それでも、今。幸せ って、そう感じれたら......人生はいいのかなって。最近思ったよ。まだまだ子供だから、完全に立ち直ることは難しいけど。これからもっともっと成長して、生きてて良かったなって。生まれてきて良かったって。そう思える人生にしたい。 悔いがたくさんあっても、お母さんの努力を無駄にしたくない。 俺を育ててくれてありがとう。って、産んでくれてありがとうって、大人になって、おじいちゃんなって、お母さんに伝えるんだ！ お母さんの分まで。俺、ちゃんと生きるよ！！！！！！！！