朱紗丸
トン…トン…トン(手毬をつく音)
朱紗丸
兄様…最近妙な噂が出回っているようじゃの
夜叉
噂?
朱紗丸
そうじゃ
朱紗丸
鬼達を仲間に引き入れている女がいると…
夜叉
それって俺のこと?
朱紗丸
そうじゃろうな
朱紗丸
現にのぅ達を家族として迎え入れたじゃろ?
夜叉
そうだったね
夜叉
すさ達はここから出たい?
朱紗丸
のぅは出たくない
朱紗丸
兄様と一緒がよいのぅ
夜叉
ありがとう…すさ
矢琶羽
朱紗丸!兄者を独り占めは許さんぞ!
累
兄さん…独り占めはダメ
魘夢
相変わらず兄様は人気者だね
夜叉
えむ、累…やは…まで
矢琶羽
私も兄者と一緒にいたいぞ
累
僕も兄さんと一緒がいい
魘夢
もちろん僕も兄様と一緒がいいな
夜叉
ありがとう皆んな
夜叉
君達と家族になれて嬉しいよ
朱紗丸
のぅたちもじゃ
夜叉
うふふ
矢琶羽
そう言えば兄者こんな話が出ているぞ
夜叉
話…?
魘夢
もしかして…鬼殺隊が兄様を探しているって話?
累
どうして…兄さんを探してるの?
矢琶羽
それは無論俺達を家族として迎え入れたからだろうな
夜叉
そう…
累
兄さんどうするの?
夜叉
どうするもこうするもないよ
夜叉
ここは絶対にバレることはない
夜叉
絶対に…
朱紗丸
そうじゃな
朱紗丸
兄様…そろそろ遊ぼう
朱紗丸
遊びたいのじゃ
夜叉
いいよ
夜叉
みんな遊ぼうか
魘夢
はーい♩兄様
矢琶羽
了解したが、あまり汚れない遊びが良いぞ
夜叉
わかってるよ
累
今日は何して遊ぶ?
夜叉
じゃあ…
夜叉
すさの手毬で遊ぼうか
朱紗丸
手毬じゃな!
朱紗丸
早くやるぞ!
夜叉
さぁ…
夜叉
俺の可愛い弟たち…遊ぼうか
魘夢
うん
矢琶羽
御意
朱紗丸
楽しみじゃ!
累
楽しみ
1人の人間?と鬼達は夜の森へと消えていった
その鬼達と人間?を照らすように月と桜が輝いていた






