無題【前編】

身体を動かそうとするとｼﾞｬﾗ…と音がし、鎖で繋がれているのに気が付く

コツ、コツ、と部屋の外から音がし、ドアが開けられる

鎖を引っ張られ部屋から出され、どこかへ向かう。

司はそのまま個室に連れていかれ様々な実験をされる。

数ヶ月閉じ込められた末に、とうとう司は脱走を試みる。

監視の目をすり抜け、建物から逃げ出し

乾いた笑いがこぼれる。

その時木の根に足を取られ転倒してしまう。 だが、いつまで経っても起き上がろうとはしなかった いや、出来なかった。

と言い目を閉じようとすると、遠くから声が聞こえた気がした。

類サイド

呼びかけるも、返事は帰ってこない。

類は司を背負って自宅まで連れて行った

手際よく手当をし

数時間が経過し

色々とあり次の日

と言いつつメモを渡す

無事司は家に帰り、類も家に付く

そこから1ヶ月ほど類は司とメッセージを通してかなり仲良くなり、久しぶりに会うことに

電話に出た類は衝撃的なことを告げられる