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新side
彩華に告白した翌日 俺が登校すると、彼女の机の周りには 女子二人組が仁王立ちをして、彼女を睨んでいた。
どうやらどちらかの彼氏が 浮気をして、その相手が 彩華だと疑っているらしかった。
とうとう彩華は胸ぐらを掴まれ、 頬をぶたれた。
居ても立っても居られなくなり、 俺は立ち上がって彼女たちに近づいた。
新
モブ子
モブ美
新
自分でも怖いくらい 恐ろしい笑みを浮かべた。
モブ子
モブ美
モブ子
女子たちは何か言いたげな顔をしながら、その場を去っていった。
ふと彩華を見ると、ポタポタと 涙を流していた。
新
彩華
新
彩華
大丈夫そうには とてもじゃないけど、見えない。
新
彩華
そう言うと、彩華はそっぽを 向いた。
彩華
新
少し気取ってウィンク をした。
彩華
新
新
彼女の彩華の心 のバリアがほんの少しだけ 溶けたように思えた。