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nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 二次創作 リクエスト(黈×桃)
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第30話『五月の灯り』
昼下がり、らんはリビングでアイスコーヒーを飲みながら、スマホの画面を眺めていた。
SNSには、近所の神社で行われている「五月祭」の写真が流れてくる。
屋台の提灯、色鮮やかな金魚すくい、そして夜には打ち上げ花火。
らん
思わず呟いた時、インターホンが鳴った。
ドアを開けると、ラフな格好をしたみことが立っていた。
手には缶ジュース。
みこと
みこと
らん
みこと
みこと
みこと
唐突な誘いに、らんは少し驚いたが、内心悪い気はしなかった。
らん
らん
夕方、二人は神社へ向かった。
参道の入口からもう賑わいの音と匂いが押し寄せてくる。
焼きそばのソースの香り、甘い綿あめ、そして軽快な太鼓のリズム。
らん
みこと
みことは笑い、らんの肩を軽く叩いた。
みこと
まずは屋台をひと回り。
みことは型抜きの台紙を手に取り、真剣な顔で針を動かす。
らん
みこと
みこと
結果は、端が少し欠けて失敗。
みこと
と笑うみことを見て、らんもつられて笑った。
次は金魚すくい。
らんが慎重にポイを水面に滑らせると、赤い金魚がすっとすくい上がった。
みこと
らん
そう言った瞬間、紙が水を吸って破れ、金魚はひらりと逃げていった。
らん
みこと
みこと
射的では、みことが一発で景品のラムネ瓶を落とした。
みこと
と渡され、二人で瓶を傾け合う。
炭酸が喉をくすぐり、なんだか子供の頃に戻ったような気分になった。
日が暮れ始めると、提灯の明かりが一層映えてきた。
境内の真ん中には舞台が設置され、笛や太鼓の音が響く。
みこと
みことがスマホを見て言った。
みこと
二人は人波を抜け、少し高い丘の上へ。
そこにはすでに何人かの見物客がシートを敷いていた。
夜風が少し涼しく、祭りの喧騒が遠くに聞こえる。
らん
みこと
みことはコンビニ袋から缶コーヒーを二本取り出し、一本をらんに渡した。
やがて、夜空に一発目の花火が上がった。
大きな音と共に、赤い光が空に広がる。
続いて青、緑、金色の光が次々と夜を彩る。
らん
らんは見上げたまま呟く。
みこと
みことの声も、どこか穏やかだ。
連続で打ち上がる光の中、らんはふと横を見る。
みことは花火を見上げながら、口元にわずかな笑みを浮かべていた。
その横顔が、提灯の明かりと花火の光に照らされて、妙に印象に残った。
らん
自然と、そんな言葉が口からこぼれた。
みこと
みことは短く答え、缶コーヒーを一口飲んだ。
最後の大玉が夜空いっぱいに咲き、光の雨が降り注ぐ。
拍手と歓声が上がり、祭りの夜がゆっくりと終わりに向かっていく。
帰り道、参道の灯りが少しずつ遠ざかる中、らんはまた呟いた。
らん
みこと
みこと
夜風に混じって、まだ屋台の匂いが微かに漂っていた。
それが二人の帰り道を、少しだけ温かくしてくれた。
第30話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡310
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コメント
7件
可愛い! 最高! 尊い! 次の話しみたすんぎ!
今回も無事に口角がお亡くなりに......チ──(´-ω-`)──ン
ほんとに最高です!!🥲💕 リクエスト答えてくださってありがとうございました!!✨️