次の日…
愛羅
じゃあ、行ってくるね!
愛羅ママ
はい、行ってらっしゃい!
愛羅
(はぁ、まだあの事が心に残ってる。どうしよう。忘れたいのに。)
愛羅
(私って紫耀と幼なじみなんだよね。幼なじみってこんなことしていいのかな?)
紫耀
愛羅…?
紫耀
おはよ…う。
愛羅
(あーあ、もう私ってダメだわ。)
愛羅
(こんな素直になれない気持ち持っちゃって)
愛羅
あーあ、もうダメ!
紫耀
あ、愛羅…?
愛羅
え、紫耀!?いつの間に…
紫耀
うーん。だいぶ前。
愛羅
紫耀言ってくれれば良かったのに!
紫耀
だって、なんかやってるから。
愛羅
そ、それは…
紫耀
まぁ、いいよ!行くぞ!
愛羅
え、えっーーーー!
ギュ
手を繋ぐ
愛羅
紫耀…
紫耀
もう、時間ないんだよ。
愛羅
紫耀…ごめん。
愛羅
離して!!!
紫耀
え…愛羅…?
愛羅
さっきから、私の事普通の女として見やがって、にやにやしてんじゃねぇよ。
紫耀
どうしたの?愛羅?
紫耀
気分?気分悪い?
愛羅
何が気分悪いだよ。紫耀がやったあの事で頭がいっぱいなんだよ。
愛羅
もう、近づくな!ドスケベ!
紫耀
愛羅…。
愛羅は、走り出す。
愛羅
はぁー、これでいいのかな?
愛羅
私の気持ち。
愛羅
もう、すっきりさせちゃえ!
美咲
よ!愛羅!!!
愛羅
よ!
美咲
あれ?今日、紫耀クンはいないんだ。
愛羅
え、紫耀は…
愛羅
熱出したって言ったから休んでるってさ…
美咲
へー。紫耀クンが熱出すとか珍しいね!
愛羅
え、あ、うん。
愛羅
(あ、紫耀だっ…目、合わせんようにせんと…)
紫耀
(愛羅…俺はどうすればいいんだよ。)
愛紫
(私の、俺の、素直な気持ちはどこだよ!)