n k
nkに囁かれ
指示に従う
n k
強引に腕を引っ張られる
k r
なにがなんだかわからず
抵抗しなかった
そのまま
nkはロープを拾い
俺と柱が接するように結びつけた
k r
彼は苦笑して声を聞かせた
n k
n k
そう言ってnkは背を向け 遠ざかっていく
独り
こんな状況になって
やっと目が覚めた
今まで見ていた全ての幻を かき消して
残酷な現実が姿を現す
brとshkはもうこの世にはいない人
多分
nkは強い孤独感に襲われていたはず
俺がいたはずなのに
俺は現実逃避していたから
力になれなかった
nkの目的はわからないけど
最終的に俺が守られる立場に なってしまった
虚ろな瞳を瞼で隠し
俺は誰かがここに迎えに来ることを 待つしかできなかった
sm side
n k
音も立たず
軽やかに
nkが再び姿を出す
強ばった顔に
一点だけを見つめる水色の瞳
緊張感を持っているnkとは真逆に
いつもの笑顔を崩し
放心状態のkn
nkは一瞬 微笑を見せた
地を蹴り
駆け
パーカーの内側から
ナイフのようなものを取り出す
部屋に注ぎ込む光が
鋭い金属を輝かせる
n k
背後を取れた
絶好のチャンスだった
knが振り向きさえしなければ
あとはナイフを振りかざすだけ
それだけなのに手が止まる
k n
笑っている
というより睨んでいる
そんな顔で
n k
n k
完全に気を取られてしまった
初めて見る彼の涙に
k n
全身を凍らせるような
低い声
n k
怯えて目を閉じてしまう
いつもだったら
怒鳴られ
暴力を浴びる
なのに今回はなにも されなかったから
ゆっくりと片目ずつ開く
n k
思わず言葉が漏れてしまう
knは背を向け
足音を立てて部屋を出た
追いかけて
この手で殺めないと いけないというのに
その気が起きなかった
先程までの緊迫感から解放され
今は安心だけがあった
迫ってくる足音
耳がすぐに気づいて目を開く
k r
自然と涙が溢れ出す
k r
k r
nkは驚いた顔をして こちらを見ている
n k
n k
nkはしゃがんで俺と同じ目線になる
話しながら縄を解いてくれる
n k
n k
淡々と語るnk
k r
n k
殺意に満ちている目
重く
受け止めることができない
n k
n k
n k
n k
頼み
というより脅迫に近かった
それに俺は気づいていた
俺を含め、この屋敷にいる人間は とっくの前におかしくなっている
kn自身に
knの友達として過ごす5人
まともな思考をしていない
触れたら今にも崩れそうなほど
すべてが
ぼろぼろ
コメント
2件
brshkをあの世からこの世に引っ張り出そu
はぁぁぁッ⤴⤴⤴ 一体knさんの身に何が起こっているんでしょう...()