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桜遥
おい！
佐狐
はぁ？
桜遥
オメェじゃねえよ
桜遥
キザッ歯！テメェだよ聞いてんのか！
如月涼葉
んふっ…w
遥君ってば、あだ名のネーミングセンス抜群じゃん。
桜遥
弱えのは胃だけで十分なんだよ！
如月涼葉
あっはは！
楡井秋彦
ちょっと桜さん！
蘇枋隼飛
アハハッ
楡井秋彦
蘇枋さん、涼葉さん！2人して何 笑ってんですか
如月涼葉
はぁ〜、ごめんごめん
桜遥
桜君にも少しずつ、仲間意識が出てきたんだなあって
確かに。
桜遥
はあ？オ…オレは馬鹿にされてムカついただけで…
如月涼葉
うんうん、そうだね
梅宮一
まぁまぁ、落ち着け桜
梅宮一
…佐狐っていったか？柊な、今ボウフウリンで四天王張ってんの
梅宮一
その中でも多聞天っつう名の頭をやってもらってる
梅宮一
多聞天の別名って知ってるか？
佐狐
はぁ？
ヤバい、キツネ君まだ“はぁ？”しか言ってない。
柊登馬
いや〜、久し振りに良い蹴り食らったわ
柊登馬
効いた
如月涼葉
(…な〜に嬉しそうにしてんだか)
柊登馬
…にしても、ダセえところ見せちまったな
柊登馬
お前強くなったな。本当に別人だ
如月涼葉
…多聞天とは別名“毘沙門天”
如月涼葉
戦を司る武神の名
柊登馬
お陰で1年にどやされて、恥ずかしいったらねぇ
柊登馬
薬がいくらあっても足りねぇや
柊登馬
でも、楽しくなってきた
如月涼葉
ひーちゃん、用法･用量はちゃんと守ってね…
スミマセン過去編的なの飛ばします… by主
佐狐
負けるはずないっ！
佐狐
アンタと違ってオレは馴れ合いもせず、ひたすら強くなり続けた！
如月涼葉
ふーん…(あの子も、色々何かを抱えてんのかねぇ)
佐狐
うおおおっ！
如月涼葉
あっ…
凄いよひーちゃん、カウンターが入った。
佐狐
…っ
佐狐
人の下についたアンタに…！
佐狐
負けるわけない！
如月涼葉
(“人の下についた”ねぇ…)
なるほど、何となく察した。
…きっとあの子は、ひーちゃんに風鈴のテッペンを獲って欲しかったんだね。
柊登馬
佐狐
柊登馬
期待に応えてやれなくて、すまなかった
如月涼葉
…ビンゴ
楡井秋彦
？
んまぁ、あの子の顔を見るに…
ただ、ひーちゃんと一緒にいたかっただけなんだろうな。
如月涼葉
おかえりっ！ひーちゃん！
桜遥
やればできんじゃねーかよ
楡井秋彦
あっ…お、お疲れっした！
蘇枋隼飛
お疲れ様です
柊登馬
ああ。…悪いが涼葉、手当てしてもらっていいか？
如月涼葉
いーよいーよ、まっかせなさい！
如月涼葉
はーい座って〜
梅宮一
お疲れ。相変わらず柊の回し蹴りは凄まじいな
如月涼葉
ねー、絶対食らいたくない
柊登馬
いや蹴らねぇよ…
柊登馬
……それより、聞かないのか？
梅宮一
何を？
柊登馬
アイツは誰だとか、何かあったのとか…
如月涼葉
…それ、ひーちゃんが話したいの？
柊登馬
…いや、そういう訳じゃ…
梅宮一
なら聞きたくねぇな
如月涼葉
そーそー、無理に聞くもんでもないし
如月涼葉
話したくなったら、でいいんだよ
梅宮一
そうだぞ！流石オレの妹！
如月涼葉
ま〜だ昨日のこと引きずってるよこの人…
柊登馬
ハハッ…
柊登馬
……分かった
如月涼葉
ん、よし
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