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もう、

だーれ……?

こんなとこに落とし物するなんて……

??

ねえ

??

……

??

誰かいないの……?

……

??

あれ……

??

貴方も同じものを持ってるんだね

……

??

……

……

??

ねぇ

……?

??

貴方のそれは

??

誰かの落とし物……?

それは……

会話は途切れる。

魔が差すように続いたのは、 地面が崩れる音だった。

??

なに?この地響き……

辺りがいっそう激しさを増す。

このままでは立っていられない。

??

きゃっ……

不意に

力強い腕が私を抱きしめる。

??

……?

俺から離れないで

見覚えのある彼だった。

??

待ってっ……

彼に抱きしめられまま

奈落へと身を落とす。

??

……っ

真っ逆さまに暗闇へ落ちていく。

明るかったはずの景色は、 闇に吸い込まれていく。

なぁ、聞いてくれ

すぐ側に聞こえる声に耳を傾ける。

俺は……

??

待って待って!

??

こんな状況で何も聞けなっ……いよ!

……

??

いやっ!

??

なんで、こんなこと!

??

なんで崖から身を投げたの!

??

死にたいの!?

……

風が身体にぶつかったまま、 黒に染まる景色。

もう、落ちているのかも分からない。

??

ねえどうするの!?

??

このままじゃ私たち……

大丈夫

大丈夫だから……

絶対……

俺から離れないで……

俺はいつだって君を

迎えに行くから……

時を越えよう、届け物と一緒に

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