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ぱんけーき
ぱんけーき
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隣でぶるーくが顔を輝かせる
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そう、なかむから貰ったチラシに 載っていたサーカスに6人で来たのだ
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なんて言っている2人も顔は いつもより緩んでいる
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いつの間に買ってきたのかなかむの 手には既にクレープが握られている
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少し寄り道しながらサーカスの時間 も迫っているので遊園地の奥へと 足を進める
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あーだこーだみんなで話しながら 歩いているといつの間にかサーカスの テントへと辿り着いていた
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チラシ同様、紅白の大きなテントが 俺たちを出迎える
派手では無いが不思議と惹き込まれる
突っ立っているとピエロの人が 話しかけてくる
ピエロ
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ピエロ
そう言うとピエロはチケットを6枚 手渡してくる
ピエロ
ピエロ
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ピエロ
ピエロ
言われたままに記名をして 順番に半券を切ってもらう
最後に俺が半券を切ってもらって テントの中へと案内される
ピエロ
ピエロ
ピエロ
ピエロ
kn
今一瞬悲しそうな顔を、、、、
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なんて不穏な考えはぶるーくの 明るい声にかき消されていく
そうだ、今日はサーカスを楽しみに 来たんだ
楽しいことだけ考えよう
ぶるーくにつづいてサーカスのテントへと入っていく
外から見ても結構大きい規模の ものだと思っていたが、 テントの割に丈夫そうなしっかりとした 作りになっている
これが移動式だなんて信じられない
辺りを見渡すと思ったより 人が入っている
開演までもうあと5分もない
急いでチケットにかかれていたら席 へと座る
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なんてあーたこーだ言っていると あかりが少しづつ消えて暗くなっていく
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その声がうるさいんだって2人とも
周りが見えないほど暗くなったと思うと ステージが照らされる
サーカスはステージ、と言っても 見下ろす感じで、下が広くなって いる
スポットライトで1人の男が照らされる
団長
団長
団長
団長
団長
出てきたのは金髪でシルクハットを 被り、裾が長くなっているスーツ を着た、いかにもサーカス団の団長 のような人
サーカスをするのに危なくないのか、 メガネをしている
そして手に持っている杖を1振りして 呪文を唱えたかと思えば、、、、
そこから火の玉が出てくる
一気に盛り上がる観客
俺達も例外ではなかった
団長
団長
団長
団長
団長
深々とお辞儀をしたかと思うと 瞬きひとつのうちに消える団長
そして入れ替わるようにピエロたちや 動物が出てくる
クラブを自由自在に操るピエロ
綱渡りを平然とやってのけるピエロ
上のブランコで飛び交うピエロ
動物を日の輪っかにくぐすピエロ
人間離れした動きをやってのけるピエロ
何も無いところから動物を出すピエロ
一瞬のうちに動物を消してしまうピエロ
俺たちはそれこそ瞬きする間もなく 演目は進んでいく
そして最後の演目になった
団長
団長
団長
団長
ポンッ
何かが破裂する音
そして目の前が煙で包まれた かと思えば、、、
kn
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俺はさっきまで見ていたステージの上の
大きな鳥籠のようなものの中に 入っていた
瞬間移動、、、！？、
団長
団長
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なかむが観客席からステージへと 降りていく
結構な高さがあるが軽い身のこなしで 着地する
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みんなも続けて立ち上がる
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団長
団長
団長
胸ぐらを掴まれているが平然と 話し出し、ウインクまでしている
団長
団長は観客席を笑顔のままさす
団長
団長
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胸ぐらを掴む手を離すが睨むなかむ
そしてその後ろに、、、
kr
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きりやんがいつのまにか降りてきて なかむに拳を振り下ろす
kr
kr
団長
団長
kr
kr
nk
きりやんにつれられながら また軽い身のこなしでステージより 高い位置の観客席まで登っていく
それこそ他の人から見たら手品だろう
若干周りの人たちも引いている
団長
団長
団長
団長
団長
おおーーー！！！
今日1番の歓声が起こる
俺が、、、鳥に、、、、？
それこそ魔法だ
団長
団長
団長
さーん！
にーい！！
いーち！！！
団長
団長がなにか呪文らしきものを 唱える
一瞬こっちをみた団長の顔が
怪しく笑っていた気がした
そして次の瞬間
俺は牢屋のようなものの中に居た。
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
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