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愛していました、愛しています

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愛していました、愛しています

1 - 愛していました、愛しています

♥

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2018年10月12日

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『…愛していました』

......................................................

昼下がりのカフェテリア。

突然彼女に呼び出された俺は、

久々にデートのお誘いかな?なんてうきうきしながら

店の扉をくぐった。

あの時の俺をぶん殴りたい。

そりゃもう、全力で。

......................................................

遅くなってごめんな!咲。

…いえ

咲のいるテーブルを見つけ声をかけたが、

なんだか様子がおかしい。

なんて言うか、今からデートしますよって雰囲気じゃないっていうか。

あの、なんか元気ないね?どうしたの?

…なんでもないですよ。

とりあえず、座ってください。

あ、うん…

…まずは

急に呼び出してしまって、すみませんでした

あ、いやいや、俺も暇だったし、気にしてないし…
彼女からの連絡でむしろ嬉しい、っていう、か…

俺がそこまで言いかけた時、咲は静かにうつむいた。

…咲?

…今日、ここにお呼びしたのは

大事な話が、あるからなんです。

…大事な、話?

Limeで連絡 +

カフェに呼び出し +

大事な話 | |

_人人人人人人人人_ > 突然の、さよなら <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

終わった。

え、あの大事な、え?

はい。大事な話です。

…あの

浮気、してますよね?

うわき?

うわ…うきわ!

浮き輪と聞き間違えたのかな、おれは。

「浮き輪、してますよね?」

いやおかしいだろ。

浮き輪してるだけで彼女こんなに落ち込まないよ!

むしろ怒るだろ!

この時期にまだ浮き輪とか頭沸いてんのかって怒るだろ!

いや怒んないわ彼女そんなこと言わないもん!

苦笑いしながら浮き輪抜き取ってくれるタイプの子だもんこの子!

笑いながら

「来年の夏はこの浮き輪を持って行って、プールか海で遊びましょうね」

って女神ばりの心の広さ見せてくれるタイプの子だもん!

って違う違う!浮き輪じゃないよ!

どうでもいいわうちわなんて!扇いでやる!!

ちげぇよ浮き輪だようちわじゃ…ん?

いやちげぇよ浮気だよ!!

すり変わってた危ねぇえ!!

…って、浮気?

心当たりが、ないんだけど…?

浮気…?俺、そんなんしてな

私、見ていました。

見ていない、という言葉を言いかけると、

彼女は傷ついたように目を伏せ、顔をそむけた。

…飲み会に行かれていた時です。

…飲み会って、この前の?

…はい。

そこで、女性と肩を組まれているのを見ました。

待ってよ、あの時は酔ってて足元が…

はい。分かっています。

肩を組む行為だけで、浮気と決めつける気はありません。

普段からお友達の方とはよく肩を組まれたりするのも見かけていましたから

それぐらいなら、まだ女性もそういう扱いなのかな、と見逃すことが出来ました

…でも

キスは、違いますよね?

…きす?

そういえば日本のどっかしらにはきすって魚がいるらしいな。

おいしいのかな。

…って

してない!俺してないよ!?

いいえ、していました。

酔っていて記憶にないかもしれませんが、確かに見ていました。

…それに、キスをしに行ったのはあなたからでしたよ。

酔った勢いとはいえ、ほかの女性にそういうことをされて、少なからず傷つきました。

え、あ…

ご、ごめん!

でもほんと、覚えてないんだ!

例えそれがほんとでも、俺が一番好きなのは咲で…っ

俺君。

焦って言い訳を募らせる俺に、彼女が静かに声をかけた。

それがたった一度のことでも

例え、本当にあなたの中で、私が一番になれていたとしても

私はその一度の過ちを、笑って許すことが出来るほど、心は広くないんです。

伏せたまつ毛が縁取る綺麗な目が、僅かに潤んでいるのに、気づいてしまった。

白皙の肌を、透明な雫が滑っていく。

あ…

またまつ毛の上に溢れた雫を、細い指先で柔らかに掬うと、

彼女は静かに言った。

…愛していました、俺君。

去っていく彼女の後ろ姿を、

俺はただ、見つめるしかなかった。

......................................................

あれから何度も電話をした。

Limeでも何度も謝った。

けれど、電話には出ないし、

Limeでも既読すらつかない。

これ以上どうすれば、と考えて、

結局、咲の家に行くことにした。

出来るだけ早く、早く、と足早に進んでいた時

ゴンッ!

っ!?

後ろからそんな音が聞こえて、頭に鈍い痛みが走る。

???

ごめんなさい…

誰かのそんな声を最後に、俺の意識は途切れた。

......................................................

…ん

次に目を覚ましたのは、暗い部屋の中だった。

部屋の中は意外と広くて、ソファや雑誌、テレビ、テーブルなどが置かれていた。

とりあえず起き上がろうとすると、

とたんにガシャン、と音がなり、床に引き戻された。

驚いて上を見上げると、手錠と鎖によって両手が拘束されていた。

なんだよこれ…っ!?

ガシャガシャと音を立てながら両手を揺するが、取れる気配はしなかった。

どうしよう、と困惑していると、部屋の扉が開いた。

咲!?

…俺君

なぁ、これを外してくれないか?

…いやです

だって、外したら逃げてしまうでしょう?

そんなことしないって!

いいえ。きっと逃げてしまいます

逃げたりしないって…!第一、なんでこんなことを

カフェで別れた後、私、考えたんです。

たった一度の過ちも許せないようじゃ、俺君の彼女は務まらないんじゃないかって。

あの時謝罪も頂いたのに、結局許せなかった私自身が、一番嫌になりました。

許せないのは当たり前だよ、そんなふうに思うこと…

でも!

でも、どうしても…

不安になってしまうんです。

また同じことが起きるんじゃないかって。

そうなった時、私はあなたを許せる気がしないんです。

もう咲以外の子にキスなんてしないよ!

ごめんなさい…その言葉も、もう信じられないんです。

だから、もう

また同じことが起きないように

あなたがほかの方に目移りしてしまわないように

あなたには、ここにいてもらうことにしました

そんな…!信じてくれよ、ほんとに咲のことが大好きなんだ!もうしないから!

ええ。わかっていますよ?

ここに至るまで、俺君は何度も電話や謝罪のメールをくれましたし…

…これ。

咲が微笑みながら取り出したのは、白い小さな小箱だった。

この箱にあるロゴ、前に私が好きだって言ったブランドのものですよね?

…うん

覚えていてくれたんだなぁ、って、すごく嬉しかったんです。

…忘れるわけないだろ。

…ありがとうございます。

でも、やっぱりダメです。

愛されてるってわかるからこそ

その愛を失うのが怖いんです。

許してくださいね、俺君。

そういって、彼女の細い指が俺の頬を撫でる。

愛していました、俺君。

そしてこれからも。

愛しています。

......................................................

吾輩は猫である。名前はまだない

どうも皆様こんにちは!

吾輩は猫である。名前はまだない

作者の、吾輩は猫である。名前はまだない と申します!

吾輩は猫である。名前はまだない

長い名前ですが、皆さんご存知かと思うので、ぜひ覚えて帰ってくださいね!

吾輩は猫である。名前はまだない

結局ホラーものなので監禁ENDに落ち着いたこの作品ですが、

吾輩は猫である。名前はまだない

きっとこの後咲ちゃんは俺君に懇願されて「気が動転して…ごめんなさい」とか言って外してあげると思います

吾輩は猫である。名前はまだない

私的にはそこまででハッピーエンドですね!

吾輩は猫である。名前はまだない

ホラーものしか書けないのでヤンデレ×ノーマルになってましたけど

吾輩は猫である。名前はまだない

作者的にはヤンデレ×ヤンデレが一番好きだったりします

吾輩は猫である。名前はまだない

お互いに束縛し合ってバカップルになるヤンデレ良くないですか?

吾輩は猫である。名前はまだない

よくあるヤンデレゲーのBADENDには洗脳されて主人公がヤンデレちゃん愛しちゃうって言うのがベターですけど

吾輩は猫である。名前はまだない

作者はそういうのちょっと苦手なんですよ

吾輩は猫である。名前はまだない

まぁ、だからこそバッドエンドなんですけど。

吾輩は猫である。名前はまだない

…って、このままヤンデレトーク繰り広げるために出てきたんじゃなかった

吾輩は猫である。名前はまだない

あっでもあれですよ!今までの作者の話聞いて

吾輩は猫である。名前はまだない

ヤンデレ×ヤンデレいいね!って思った人は同士なので

吾輩は猫である。名前はまだない

もうじゃんじゃんヤンデレ小説書いてくださって構いませんからね!

吾輩は猫である。名前はまだない

それじゃあ話を戻しますが

吾輩は猫である。名前はまだない

なんで今でてきたかって言うと

吾輩は猫である。名前はまだない

まぁ皆さんからすればかなりどうでもいいと思いますが

吾輩は猫である。名前はまだない

最近携帯が壊れてしまいまして。

吾輩は猫である。名前はまだない

最初は割と修造さんになりながらあの手この手で復活させようとしてたんですが

吾輩は猫である。名前はまだない

結局ダメで機種変したんです

吾輩は猫である。名前はまだない

本来ならテラーには引き継ぎ機能って言うのがあるんですが

吾輩は猫である。名前はまだない

バーコード読み取ってやるって知った時点で敗北を悟りましたね。

吾輩は猫である。名前はまだない

携帯壊れた人用の救済措置も期待したんですけど、ダメでした。

吾輩は猫である。名前はまだない

というわけでアカウント作り直しました。

吾輩は猫である。名前はまだない

最初に出した「ゴミ屋敷」でこのご挨拶をしなかったのは

吾輩は猫である。名前はまだない

携帯が壊れてキーボード使いにくいしでグレてたからですね。

吾輩は猫である。名前はまだない

グレた挙句2作目ではてなも明後日にぶっ飛んでいくような意味不小説を作り上げています。

吾輩は猫である。名前はまだない

あの時の私は不良ぶりにグレてましたよ。

吾輩は猫である。名前はまだない

猫見かけたら手当り次第に喧嘩を売って敗北するぐらいにはグレてました。

吾輩は猫である。名前はまだない

野生のねこたんつおい。

吾輩は猫である。名前はまだない

おいでって言っても来てくんないもん!!

吾輩は猫である。名前はまだない

撫でさせても貰えませんでした。

吾輩は猫である。名前はまだない

でも可愛いからOK

吾輩は猫である。名前はまだない

って、今度は猫の方に話がそれましたね

吾輩は猫である。名前はまだない

いけないいけない

吾輩は猫である。名前はまだない

まぁ何が言いたいかって、とりあえずアカウント移行しましたよってお話です。

吾輩は猫である。名前はまだない

これからも未熟ながら小説にも満たないような駄作をつくりあげていく予定ですので、

吾輩は猫である。名前はまだない

暇になった時に、

吾輩は猫である。名前はまだない

ちょっくらみてやっかぁ、

吾輩は猫である。名前はまだない

ぐらいの気持ちで見ていただければ幸いです。

吾輩は猫である。名前はまだない

これからもどうぞ、よろしくお願いします。

吾輩は猫である。名前はまだない

以上、吾輩は猫である。名前はまだない から、皆様へのご挨拶でした。

吾輩は猫である。名前はまだない

それでは、今日はこの辺で失礼させていただきます。

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