僕
確か間違っているかもね
僕
僕がね
僕
でもさ、迷惑かけてるかな?
僕
だから
時刻0時をまわる 僕の肌をすっと生ぬるい風が通る
友達A
かけてんだろ、迷惑
僕
…
僕
は?
僕
何で、分からない
友達A
お前が死んで悲しむ人がいるだぞ…?
僕
?誰
友達A
俺だろ?それに寝込んでるアイツも
僕
は?何でアイツが心配するの
僕
死にたいとずっとおもってた。
友達A
お前…なんで
僕
あのね僕には何もないの
友達A
俺らがいるだろ…!
僕
貴方は、友達じゃない。
アイツもだから友達もいない。
アイツもだから友達もいない。
友達A
絵だって上手いし、
僕
絵は誰でも努力したら描ける
友達A
でも、あの絵はお前にしか…
僕
描けないって?
僕
在り合わせの絵が僕にはお似合いだね
友達A
ちが、
僕
ハハッ…
僕
僕、頭がさぁ…悪いから
僕
貴方の名前忘れたの。
足元が揺れる 視界がぼやける。
僕
あ
ふわりと宙に浮いた自分の体
友達A
ーーーーー!
友達の手は僕の指先をかすめ 届かない。
僕
これで僕の痕跡がなくなる
僕
誰も覚えてない
僕
いつか君も
忘れる