一覧ページ

マフィア物語－side麗－

第3話 - 噂に伴う情報

139

2024年04月29日

#マフィア物語

#創作

#スピンオフ

華

こんにちは、こんばんわ。

華

作者の華です。

華

投稿まで期間があると直前までやらない、夏休みの宿題みたいな状況に毎回なっています。

華

私は勝手に「長期休暇課題理論」と名付けて呼んでいます。

華

（なんか四字熟語みたいでかっこいいな…）

牛ﾀﾝつくね

(いいなそれ今度使お←)

華

まあ前置きが長くなってもあれなので、本編へどうぞ。

━━━━━━━━━━━━━━━━

ブレア

……There you are, in a place like this.
ー ……こんなところにいたのね。

麗

Yeah. I just wanted alone.
ーええ。1人になりたくて。

麗

「君達の相手は本当に疲れるから。」

ブレア

…？

麗

…It’s nothing. Don’t worry.
ー …なんでもない。気にしないで。

ブレア

…OK. I will think so.
ーわかったわ。そう思うことにする───

カエルラ

しにがーみちゃん〜！

麗

ッ！

ｼｭﾋﾞｯ！！

カエルラ

おっーと、噂に違わず危なっかしい子…

カエルラ

しまってくれる？このナイフ。

麗

………

ブレア

Ms.Cearula? Why here?
ーカエルラ様？どうしてこんなところに？

カエルラ

I heard Noir was here.
ー "彼女"がここにいると聞いたから。

カエルラ

Could you leave us for a minute?
ー少し2人にして貰えるかしら？

ブレア

…Sure.
ー …かしこまりました。ごゆっくり。

カエルラ

──それでさ…
いつになったらこのナイフ避けてくれるわけなのー？

麗

誰。

カエルラ

わぁ、本当に猫みたいだ。…これは自慢もしたくなるね。

麗

私を知ってるんでしょ。貴女誰？

鳳蕾

………下ろしてやれ、死神

麗

ﾁｯ…

麗

いたならさっさと出てきたら良かったんじゃないですか？

カエルラ

やーと下ろしてくれた。

麗

…どういうつもり。
やりたいようなら表に出ますけど。

鳳蕾

軽口を叩くのはその辺にしておけ。……そいつは敵に回さない方がいい

鳳蕾

そいつ、──“蜻蛉(セイレイ)”はここの特殊部隊の将だ。

鳳蕾

なるべく仲良く付き合う事をおすすめする。

麗

へぇ、女軍人…随分若い。
しかも隊長さんなのね

カエルラ

ええ。遅くなったけど初めまして、死神ちゃん。

麗

…呼ぶならノワールとかにしてください。

麗

そこの上司に言っても変わらないけれど。

鳳蕾

呼びやすいんだ。それと部下に中々伝わらないものでね

鳳蕾

なんだ、“死神“より───“ 冷姫 ”の方が良かったかい？

麗

…幾ら調べたんだか。

麗

もういいです…お好きな方でどうぞ。

カエルラ

折角だし、改めて自己紹介！

カエルラ

本部幹部“諸公”兼、協会特殊作戦部隊【燎】の最高指揮官。

カエルラ

コッチの呼び名は蜻蛉よ。
よろしくね、ノワール

麗

…よろしくお願いします、蜻蛉さん。

カエルラ

……自己紹介、そっちはしてくれないのかな？

麗

…『原初』が1人、
黒の死神。“ノワール”

麗

あとは何度でも言うようですが好きに呼んでください。

鳳蕾

死神とは仲良くしろ蜻蛉。何しろ、逃げられたら困る。

カエルラ

わかってるよ笑、鳳蕾。

カエルラ

ほぅら、用事があるなら早く行きなよー！
インシャラと飲むんだって？聞いちゃった。

鳳蕾

……馬鹿な事を、私は断った筈だ。あんな酒癖の悪い奴には付き合ってられん

カエルラ

はいはーい、私も行くから混ぜてよ。とりあえずいってらっしゃいね〜

鳳蕾

まったく………まるで人を追い出す言い訳になってないだろうが。

カエルラ

いやぁーあの有名な死神ノワールちゃんに会えるなんて…、今日はいい日ねぇ

カエルラ

裏切り者の“ロイ“とは大違い。

カエルラ

…君が未だに“原初”だと名乗っていることに驚きだよ、

カエルラ

あんな人がリーダーのところに置いておくのが勿体無いじゃんか？

麗

…抜ける機会を逃し続けていただけ。

麗

別に思い入れもない。

麗

ただ、ギィは統率の面で私よりも優れていた。…それだけ

麗

「技術は見て盗め」と言うでしょ。

カエルラ

あは、だとしてもねぇ〜……

麗

…ギィが裏切り者って？

カエルラ

？だって、あの人は“総帥”から与えられた支部長という役目を完遂出来なかったから今謹慎中じゃない。

カエルラ

統率の面で優れていると言ったけれどさ。
君は思った通りに人を動かすことができるのに？自己評価が低いよ。

麗

……噂を鵜呑みとは。

麗

私は利用するものは利用する、それ以上でもそれ以下でもないわ。

カエルラ

……そ…、そういう子だってのは知ってたつもりだよ。
──でさ！話は変わるけれど、

カエルラ

ノワール、“燎”に来ない？

麗

……申し訳ないけど、もうどこにも属さない。そう決めた

カエルラ

…『noir』の件？それともこの間の“叛逆の徒”？

カエルラ

まあ、どちらにせよトラウマになるよね。わかるわかる………

麗

(ｲﾗｯ…黙ってくれません？何するかわからないので。

カエルラ

もう…こわいよノワールちゃん。素直じゃないんだから

カエルラ

まあ、私達同い歳らしいし！敬うものでもないから気楽でいいよ〜

麗

気楽…

カエルラ

うーんそうだなぁ………

カエルラ

まず、敬語じゃなくすとかどう？

カエルラ

私の名前はカエルラ。
せめて2人きりの時はそう呼んで！

麗

……！嗚呼、道理で。
貴女が、──“青の武神”か

カエルラ

ぇ…そんなに有名人？！やった、嬉しいなぁ〜！(ﾆｯ

麗

レイ。

麗

ま、呼び方はご自由に。

カエルラ

まさかこんなに仲良くなれるとは思わなかった！幸先いい〜♪

麗

…………ねぇ、無理して明るくしなくてもいいよ。

麗

それが素だったら申し訳ないけど。

カエルラ

！……………………。

カエルラ

……流石ね。しにが…
いや、───レイちゃん。

カエルラ

観察力がすごいこと。

麗

…私もそうだったし、息抜きする処くらいあってもいいと思うわ。
今の貴女、昔の自分見てるみたいでやなの

カエルラ

………ありがと。君といる時はそうさせてもらおうかな

麗

…そろそろ戻らないと何か言われそうだから戻る。じゃあね、カエルラ

カエルラ

そうかもね…また会おっか。いつでも呼んで

麗

…ん。

カエルラ

相変わらず暗いのねぇ、お部屋。蝋燭も灯さないの？

鳳蕾

…不満があるならわざわざ来なくていいがな。

カエルラ

そんなこと言わないでよw釣れないなぁ………

鳳蕾

どうだった、話は弾んだか？

カエルラ

ん〜……

カエルラ

面白い子だったし、仲良く出来そうだよー？

カエルラ

私を目の前にしても眉一つ変えないで、ちっとも臆さないもの。

カエルラ

立場を明かしても態度は変わらなかったしね。そこはさすが私と同じ“色を持つ子”って感じ。

カエルラ

……五監のあのブレアって女の人は、少し声が震えていたみたいだけれど

鳳蕾

まあ、そうだろう。

鳳蕾

彼女にとって今、一番接触を避けたいのはお前だろうからな。

カエルラ

………そーだろーね笑

鳳蕾

まあ何はともあれ、あいつとは仲良くしろよ。
私だっていつまでも潤滑油では居られないのだ

カエルラ

───いつまでも、仲良く居られるといいなぁ…

華

お疲れ様でした。

華

なんだかんだ本編の伏線を貼りつつ、向こうとのリンクもさせることができているのではと思っています。

牛ﾀﾝつくね

( 'ω')و ̑

華

今更の補足ですが、このside storyは本編(第三章)より、約二週間ほど早い時間軸となっています。

華

ご了承ください。

華

ちなみに、カエルラさんの特殊作戦部隊『燎』の読み方は「かがりび」です。

牛ﾀﾝつくね

(バチクソどうでもいい豆知識、英語名はイグニスです。
あと先代の燎の隊長は蓬萊さんだったりします(ﾉ≧ڡ≦)☆ﾍﾍｯ)

華

“冷姫”については次回。

華

本部の他の幹部については、本編(第四章/仮)

華

にて説明します(予定)のでお待ちください。

牛ﾀﾝつくね

(お願いしまぁす！
ネタバレするけど████さんめっちゃかっこいいんよ。)

華

後書きが長くなりましたが、また二週間後にお会いしましょう。

華

お疲れ様でした。

マフィア物語－side麗－

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

139

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

華

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。