美華先輩が私の味方だと言うのはほんとに心強かった
だから私はちょっと強気だった
河北莉々菜
心ー。今日も荷物もってー。
三浦心
え、なんで?
伊藤梨花
は?いつもやってんでしょ?
三浦心
もう嫌だ。
高橋結衣
はぁ?あんた何調子乗って…!
河北莉々菜
結衣、ちょっと待って。
河北莉々菜
心ー?あのさぁ、私がいないとクラスで独りだよォ?
三浦心
だから?
河北莉々菜
あんたが、クラスで1人になるとぉー他の子に虐められるんじゃない?
河北莉々菜
例えば、百合香とかぁ
三浦心
百合香…
百合香はクラスの女帝。
彼女に虐められた子は必ず不登校になる
つまり莉々菜よりも酷いいじめをするってこと
三浦心
わかったわよ…
伊藤梨花
ふふっ、じゃあよろしくー。
悔しい…!
園田美華
そっか。そんなことが…
三浦心
はい。
その日の放課後。
私は美華先輩に今日あったことを話した。
園田美華
私、やっぱり悔しいよ。どうにかしてこの状況を変えたい!
三浦心
私もそうですけど…もうダメなんです…
園田美華
…そうだ!相談員さんにこのこと話してみたら?
うちの学校には生徒の相談に乗ってくれる相談員さんがいるのだ
三浦心
確かに!早速明日相談室に行ってみましょう!
園田美華
うん!
次の日
三浦心
失礼します。2年3組の三浦心です。
園田美華
3年4組の園田美華です。相談があってきました。
斉田瑞穂
どうぞ。私は斉田瑞穂です。
斉田瑞穂
それで、今日の相談は?