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ONEPIECE   短編集

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ONEPIECE 短編集

4 - ロー

♥

1,222

2022年09月19日

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リクエストありがとうございます✨

ロー!!!

いくぜ!!!

一応恋人の設定

暑い

今年は一段と暑い

リネン

船長

ロー

……

リネン

トラファルガー船長!!

ゆっくりと真っ黒な瞳がこちらを向く

ロー

……どうした

リネン

返事くらいして下さい

ロー

俺はどうしたと聞いたんだ

リネン

特に用は無いです

ロー

……

リネン

今日は暑いですねとか

リネン

今日の晩は何を食べるんですかとか

リネン

………特に意味の無い会話を船長と話したい気分だったんです

別に彼にとってろくな話しか出来ないことは知ってるけど

ロー

…暑いなら外へ行ってろ

リネン

暑いのは外も中も一緒です

ロー

熱中症にでもなったら助けてやる

リネン

なっんだってそんなにぶっきらぼうなんですか船長は?

ロー

俺は普通だ

リネン

……もういいです

ロー

……

ほかの船員はこの男と違っておおらかなんだけど

どういうことなんだろう

リネン

外、行ってきます

……

リネン

船長、なんですか

リネン

つまらない事にあなたの能力を使わないでください

船内から外へ出るための扉の前にいた私が、いつの間にか彼の側へと戻っていた

ロー

……はぁ

らしくないデカデカとしたため息をついてだるそうに腰を持ち上げる

リネン

はぁ、って……

再びこちらをゆっくりと見つめた後、私の頭を軽く叩く

ロー

……行きゃあいいんだろう

私を待たずにさっさと外へ向かう彼

冷たく感じるけど、なんだかんだ私の話はしっかり聞いてくれている

彼の心の芯にある暖かい何かが、私の心も熱くさせる

リネン

そうです!行きゃあいいんです!

やはりもう返事は返ってこない

リネン

それが船長なんですけどね〜

私達は船前のほうで美しい海を眺めていた

特に大した会話はしない

でも

リネン

私はあなたと一緒にこうしてたそがれてるだけで幸せですよ〜

ロー

どうした、今日は

リネン

天気が良いから、気分も良いんです

ロー

そうか

リネン

ねぇ船長

ロー

……?

リネン

どうして私を拾ってくれたんです?

ロー

……

ロー

偶然にもお前が俺達の目の前で訳の分からない理由で大怪我をしたからだな

リネン

う゛ッ

私は海賊として、いや、海賊になる前から戦闘の素質を持っていた、と思う

ベポ達いわく、私は気を抜いている時はとことん気を抜いているらしい

リネン

気が緩んでるのはお世話になりますけど……

リネン

その気が抜けてよく怪我をする根本の理由が分からないんです

ロー

それはお前の運が尋常じゃないぐらいに悪すぎるだけだ

リネン

運が悪い?

ロー

あぁ

リネン

何言ってるんですか

リネン

船長の言うそれが原因で私はこの海賊団に入れたんでしょう?

リネン

私、最高に運が良いじゃないですか!

ロー

……お前

リネン

……?何か違いますか?

ロー

いや、

リネン

……?

ロー

……お前は運が良かった

少し口元を緩めてそう言う

あぁ、本当に本当に、、

この人に出会えて良かった

リネン

ははっ、でしょう?

ロー

……

リネン

……、、?

ロー

?どうした

リネン

あれ……

リネン

ルフィ君達じゃないですか?

船長はゆっくりと振り向いたあとしっかりと、その船を発見したようで

ロー

……

リネン

どうしてそんな嫌な顔するんです

リネン

顔めちゃくちゃ引きつってますよ

ロー

お前はだから気が抜けてると言われるんだ……!

リネン

え?

ロー

……よく見ろ

リネン

ん?……

リネン

麦わらの一味の海賊船なのは違いなかった

ただ、後ろに訳の分からない大きな海賊船を連れて

高速でこちらに向かってきている事だけは異常だった

リネン

諦めましょう船長このまま死ぬんです私達

ロー

悪ノリするな!さっさと暑さでぶっ倒れてるベポ達を起こせ……!

リネン

はいはい

ルフィ

おーーーい!!お前ら!!

ロー

何やってんだお前は!!!!

ルフィ

なんかこいつら着いてくんだよ!!

ロー

闘えよ……!!!

リネン

ははは、マヌケだなぁ

ロー

お前が言うな…!!!

船長は顔をこれでもかと近づけてそう言う

リネン

そんなにですか?失礼ですよ船長

リネン

……そんなことより

リネン

行きますか?

ロー

……そうだな

リネン

敵さん、戦力は知りませんが、数が尋常ではないので

リネン

さっさと片付けちゃいましょう!

リネン

やっほールフィ君!

ルフィ

偶然だな!!

ナミ

あんた達!やっほー!!

サンジ

リネンちゃ〜〜〜〜ぁああああん!!

リネン

サンジ君ナミも元気そうだね

リネン

…ところで

リネン

後ろの敵さん達、私見た事あるんだけれど

ロー

何?

リネン

名前は忘れましたけど、懸賞金、億は超えていたと思います、部下達もチョロチョロと、、、

ルフィ

億超えか!!!!

リネン

うん、今の私達よりはまだまだだけどね

ゾロ

……ただ、数が多いな

リネン

ゾロ君

ゾロ

すまん寝てた

ナミ

確かに船はすっごく大きいし、私達に比べて劣る戦力をカバー出来そうな数ね

ルフィ

ま、そうだったとしてもだ!!

ゾロ

ぶった斬るだけ、だな

ロー

……

リネン

ふふっ、そうだね

ロー

…お前、舐めてかかって気を抜くなよ

リネン

心配しないでください!

リネン

こんにちは!敵さん達!

リネン……!

リネン

よくご存知で、折角私達の同盟相手。襲ってくれたところ悪いんだけれど

リネン

このおっきい貴方たちの船、沈めちゃうから

ロー

…俺らが来るのは予想外だったろう

ロー

安心しろ、さっさと終わらせてやる

リネン

船長〜!かっこいい…!!

ルフィ

よし、やるか!!

ロー

お前も、要らないことするならすっこんでろよ……?

ルフィ

嫌だ!!!

ロー

……っ

リネン

小競り合いしてないで!私はお先に行きますね!!!

リネン

…数が多くても、強さが私に適わなきゃあ、無意味だよ?

さぁどうかな?

ロー

リネン!!後ろ14時方向…!!

リネン

っ!!!!

ルフィ

危ねぇっ!おいどうした!お前らしくねえ!

……

リネン

船長にしか言ってなかったんだけど…

リネン

ていうかバレたんだけど……

ロー

…こいつは少し視野が狭い

ルフィ

…!!

ルフィ

見えないのか!?

リネン

中心は見える、けど、ほんとに端っことかは捉えにくい

リネン

この敵さん達がどうやってそれを知ったのかは知らないけど、、、

ルフィ

うぉっ!?

麦わらァあああッッッ!!!

ルフィ

今こいつと喋ってるだろ!!!

ロー

バカヤロウ敵が待ってくれるか!!

焦ってんのかよォ!!!!

ロー

ッッッ!!!!

リネン

船長気をつけて!!キリがない…!

ロー

分かってる!!そっちはお前がなんとかしろ!

姉ちゃん、俺らの船に乗る決断をしないか?

リネン

……殺される覚悟は出来てるんでしょうね

リネン

ダメだっ……!私

リネン

1度気にしたら!!!!

だああぁッッッ!!!

リネン

……ッッッ!!!

リネン

こんの……っ!!!!!

ロー

おい!!冷静になれ!!

最初の勢いは凄かったな、だが

今は遅せぇよ……!!

リネン

い゛ッッッたぁあっっ!!?

ロー

……!!!!!!!!

ロー

…まだまだ弱いな、お前は

リネン

……船長、、、敵さんは?

ロー

俺の方は今全部ふっとばした

リネン

はは、最初からそうしてくださいよ、じれったいんだか……

いきなり顎を掴まれたかと思えばそのまま彼は私にキスをしていた

ロー

……

リネン

……船長

ロー

言ったろ、集中しろってな、これだから気が抜けてるんだお前は

リネン

…すいません

ルフィ

おーい!終わったぞ!!!

ルフィ

こいつらどうする?

ロー

…そのまま放っておけばいい

ルフィ

お前ら!待たせたな!!

ナミ

遅いわよ!!!

ナミ

……リネン?怪我してない?

ゾロ

……珍しいな

リネン

ごめん、色々あって

サンジ

なんだってぇええええ!?おい!!大丈夫か!?!?リネンちゃんの美しい背中が……!!!

サンジ

俺のハグで癒してあげ……

ロー

何度言わすんだ黒足屋

ロー

そういう事はやめろ

チョッパー

俺、手当するぞ!?

ロー

いや、俺達はもう戻る、いいな

リネン

すみません、、

リネン

ごめんね皆!また!!

ルフィ

おう!!!!またな!

ナミ

トラ男と仲良くね〜!!!!

サンジ

そいつより俺にしな〜い???

ナミ

サンジ君!!

サンジ

いでっ

ロー

行くぞ

船長は挨拶の時間もほぼ与えてくれず、私はそのまま船長に抱き抱えられて連行された

リネン

なんですか変態ですか!?!?

リネン

なぜに脱がすんですか!?!?

ロー

黙ってろ、塩水で傷口洗われたくなきゃあな

リネン

塩水、、!?

ロー

手当するのは俺だ文句言うな

ロー

体拭いたらさっさと医務室へ来い

リネン

ぅっ、、、

リネン

どうもありがとうございますいつもいつも

ロー

…何度目だ?これで

リネン

すいませんって、、

ロー

……

リネン

船長

ロー

……

リネン

船長?

ロー

……あ?

リネン

あ?って……

リネン

船長って、、なんだかルフィ君達と居る時はよく喋りませんか?

ロー

…あいつらといると調子が狂う

リネン

……ちょっと嫉妬しちゃいます

リネン

……まぁ、クールな船長が私は好きなんですけど

ロー

……

リネン

私があなたのこと船長呼びなのも、なんだかそっちの方が自分的にかっこよくて、冷静で、あなたに合ってるなと思ったからだし

リネン

船長が冷たくても、それでも一緒にいるし

ロー

…あのな

ロー

俺はお前があいつらと関わると何かしらに巻き込まれるから毎回嫌な予感がしている

リネン

……

ロー

同盟は組んでるが……

ロー

……お前が傷つくのはごめんだ

リネン

せ、船長っ

どれだけ冷たくても、ちゃんと言葉にしてくれる

こういうとこ、こういうとこだよ

リネン

船長ーーー!!!!

リネン

好きですーーーー!!!

たまらず思い切り抱きしめても

ロー

おいっ……

なんだかんだ抱き締め返してくれる

そんな、クールで暖かい

最高の船長、最高のキャプテン

私にとっての最高の恋人

今日も、そして明日からも

ずっとずっと大好きです!!

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

見るの遅くなって す〝み〝ま〝せ〝ん〝🙇‍♀!!! めちゃくちゃ最高でした!リクエストに答えてくださってありがとう御座います!

ユーザー

んんんんんんんんんんんすきです

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