次の日学校へ着くと
羽瑠
ドラケン
そうドラケンが話しかけて来た
ドラケン
羽瑠
別に隠す意味も無いので頷く
羽瑠
と、うっとりとした顔でいった
ドラケン
ドラケン
そう顔を顰めて言うドラケン
羽瑠
きっと私のためでもあるしみんなのためでもあるだろう
羽瑠
でも、もう私は沼るなんてものはとっくに越えている
悪いけどこの愛は抑えられない
放課後、今日もマイキーを誘おうと思い話し掛けた
羽瑠
マイキー
そう私が言うとまた?と言いたげな顔だ
羽瑠
マイキー
そう見つめると少し顔を歪めたマイキー
マイキー
諦めたのか何か言おうとした時
千冬
千冬が割り込んできた
マイキー
マイキー
千冬が来たのをいい事にそさくさと帰って行ったマイキー
羽瑠
せっかく今日も遊べそうだったのに、
羽瑠
私は千冬をギロッと睨む
千冬
本当に申し訳なさそうな顔をしているので悪気はなかったのだろう
それでも、、、遊べそうだったのに、、、
羽瑠
私は諦めため息をつき千冬にそう聞く
千冬
千冬はモジモジしながら聞いてきた
まぁ...家に帰っても暇だし、いっか
羽瑠
私がそう頷くと
千冬
千冬は嬉しそうに声を上げた
羽瑠
千冬の部屋はザ、男の子って感じの部屋だった
千冬
今日親いないんで!と、言いながら出ていった千冬
羽瑠
千冬の部屋を見渡すとどうやら漫画が好きなのか沢山ある
ガチャ
千冬
すると千冬が戻ってきてお茶を出してくれた
羽瑠
私はお茶を貰い少し口を付けた
羽瑠
千冬
わたしがそう話しかけると
キョトンとした顔になる千冬
羽瑠
千冬
私は漫画をあまり見たことが無いので少し気になった
羽瑠
ジャ〇プ系が多いけど、少女漫画も結構ある、?
羽瑠
私はそう思いながらも漫画を手に取った
何時間漫画を読み続けたのだろうか、そろそろ目が疲れてきた
羽瑠
私はふと、千冬も居るのを思い出した
羽瑠
私は咄嗟に千冬に謝った
千冬
そう千冬は笑顔で言った
もしかしてさっきからずっとこの状態だった?
流石に申し訳なくなったのでもう漫画はやめた
千冬
何故か千冬はずっと私を見てくる
そんな千冬を
羽瑠
千冬
羽瑠
なんだか可愛いと思った
千冬
まぁそりゃ驚くよね
でも、可愛いと思うんだ
羽瑠
そういった瞬間さっきの顔とは違い顔を曇らせた千冬
千冬
羽瑠
何か言っているみたいだけど、よく聞こえない
千冬
そう突然私の目をはっきり見て言った千冬
羽瑠
千冬が私を好きなのは何となく気づいていたけどこれは予想もしていなかったので言葉が詰まる
千冬
千冬
千冬は涙目になりながらもそう訴えかけてくる
羽瑠
私は泣きそうな千冬を前にどうしたら良いのかわからなく謝ってしまう
千冬
千冬
千冬
そう言った千冬の目は真剣だった
羽瑠
千冬
すると千冬の顔が段々と近づいてきた
鼻先が当たってしまいそうなほど近い
羽瑠
千冬
私は千冬の柔らかい唇に人差し指を当てた
千冬
何か言おうとした千冬の言葉を遮り
羽瑠
そう言った
千冬
羽瑠
私は、
羽瑠
きっとこの先ずっとマイキー以外を愛する事なんて無い
千冬
辛くて苦しそうな顔の千冬
まるで自分を見ているよう
でも
羽瑠
羽瑠
千冬
違う
全く違うの
羽瑠
千冬のような綺麗な愛じゃない
私はもっとどす黒くて深い、醜い愛だ
千冬
分かってる
それぐらい
羽瑠
マイキーは夕空ちゃんしか愛していないことなんて、とっくのとうに分かってた
羽瑠
死んでも、マイキーを愛してる
そう心に決めたから
千冬
千冬は顔を歪めたと思えばすぐにグッと眉を寄せ
千冬
そう言った
やめて
やめてよ、
どうせ千冬を好きになんてならないの
むやみに千冬を傷つけたくない
でも私にそんな言うことを言う資格はない
羽瑠
私はゆっくりと立ち上がり
羽瑠
羽瑠
そう言った
千冬
羽瑠
そう言うと千冬は今日は引いてくれた
羽瑠
きっと千冬にはもっと私みたいな人じゃなくて、...ふさわしい人がいるよ
コメント
2件
千冬くんが可哀想だけど羽瑠ちゃんも苦しいんだよねきっと😭