この物語は
生まれつき体が弱い
女の子の恋愛物語です
海斗
美奈
急に呼び出してごめん
美奈
ううん
全然大丈夫だよ
どうしたの?海斗?
海斗
あ…
あの…
俺……
美奈の事が……
す…す…すす…
好きなんだ!!
付き合って欲しい!
美奈
美奈
………
こんな私でいいの?
海斗
いいんだ!!
俺は!!美奈じゃないと
嫌なんだ!
美奈
っ……
分かった
ありがとう
海斗
えっ……?
マジで!!マジで!!
美奈
うん……
海斗
ありがとう!!
て…美奈なんか暗くねぇか
美奈
大丈夫だよ💦
本当は美奈は
ある秘密を抱えている
それは……
余命が後3ヶ月という事だ
美奈は生まれた時から
体が弱かった
心臓も弱く
何度も入退院を繰り返している
でもそんな事海斗に言える訳もなく
毎日を過ごしている
学校の教師
みんな教科書P,62ページ開けて
じゃあここの問題を
河下
美奈
はい!
立ち上がった瞬間だった
私は急に目眩がし倒れたのだ
海斗
おい!!美奈!!
大丈夫か!!
学校の教師
河下さん!!大丈夫ですか!!
私はそのあと記憶が無い
そして気がついたら
救急車のなかだった
看護師
美奈さん!!
聞こえますか!!
美奈
美奈
……は…い
美奈
(あぁ……
私は死ぬのかな
もうダメなのかな
海斗ごめんね……)
お母さん
美奈!!大丈夫!!
お父さん
美奈!!
海斗
美奈!!
美奈
美奈
う……うん
お母さん
よかった~😌
美奈
私寝てる場合じゃ……
お母さん
こら
美奈無理しないで寝てなさい
海斗
そうだよ
無理すんなよ…
美奈大丈夫なのか?
美奈
ごめんなさい……
大丈夫だよ…
お母さん
看護師さんに言いに行きましょ
あなた
海斗くん美奈をよろしくね
海斗
分かりました
2人は看護師さんに言いに行った
そして私と海斗2人きりになった
美奈
海斗……
ごめんね黙ってて
言えなかったの…
海斗
謝らなくていいよ
俺の為を思ってだろう?
美奈
か…海斗
あのね…私……
やっぱり
…なんでもない
海斗
言いたくなったら言って
美奈
うん😊
ありがとう
海斗
お,おう/////
美奈
😊
看護師さんが病室に来た
お父さんもお母さんも
表情が暗かった
あからさまに悪い報告だ……
お母さん
……海斗くん
少しお部屋から出てもらっていいかな?
お父さん
海斗くん俺と一緒にいよう
な?
海斗
あ……はい
お母さん
美奈……
落ち着いて聞くのよ…
美奈
うん…
看護師
美奈さんよく聞いてね
美奈さんの心臓は
とっても弱くなっています
いつ亡くなってもおかしくありません
心臓はポンプの役割なので
心臓が機能しないと
いろんな大変なことになります
あまり心臓に負担はかけたくないので
移動手段は車椅子です
そして何かあったら直ぐに何か出来るように
ずっと入院していてもらいます。
美奈
えっ……
お母さん
美奈……
もう学校にも行けないの…
美奈
歩くのもダメなんですか!?
看護師
はい……
美奈
そんな……(グスッ)
美奈
退院も出来ないんですか?
お散歩もですか?
家にも帰れないのですか?
看護師
車椅子でならお散歩
も構いません
ですが
親御さんと一緒にいてください
美奈
彼氏は!
彼氏とはダメなんですか!?
看護師
危険ですね…
辛いとは思いますが…
美奈
…………
そして看護師さんとお母さんと
私の話は終わった
あれから毎日が暗くなった
海斗
美奈大丈夫か?
美奈
うん😊大丈夫だよ😊
ありがとう💕
海斗
よかった😊
本当は大丈夫なんかじゃない
いつ死ぬかわからないのに……
看護師
美奈さん
検査の時間ですよ~
心臓痛くないですか?
お熱はありませんか?
美奈
大丈夫です
美奈
熱は37℃2分です
看護師
美奈さんにしたら微熱かな…
しんどくない?大丈夫?
美奈
はい
大丈夫です
海斗といる時は
常に笑顔を絶やさなかった
少ししんどくても
心臓が痛くても
海斗がいる時は
全て平気に思えた
美奈
痛た!痛ててて!
ハァハァハァハァ…
(体が熱い
海斗…海斗来てお願い…)
お母さん
美奈!!美奈大丈夫!?
海斗
美奈!!美奈!!
お父さん
美奈!!
美奈
(あっ……
海斗来てくれた
最後に一目見たかったの)
海斗
美奈!!死ぬな!!
海斗は私のお父さんも
お母さんもいるというのに
私にキスをしてくれたら
ファーストキスの味は
とっても良かった
これで私も
安らかに天国へ行ける……
私は静かに瞼を閉じた
お父さん
お母さん
海斗
ありがとう
みんな大好き
一生忘れない
忘れない
私のことも忘れないで……
看護師
どうしました!
河下さん!!河下さん!!
先生!!
お医者さん
これは……
心臓マッサージだ
AEDも準備してくれ!!
早く!!
看護師
はい!
心臓マッサージとAEDが
長いこと続いた
でも美奈の心拍数は戻らない
ついには心肺停止になった
お医者さん
残念ですが
河下美奈さんは
ご臨終です……
お医者さん
AM11時23分52秒
12月6日
河下美奈さん
永眠です
看護師
ご冥福をお祈りします。
助けたかったです
病室は静まり返った
お医者さんと看護師さんが
退室した後
3人は泣き喚いた
お母さん
うっ……グスッ
うわア゙ア゙ア゙ア゙ア゙😭
私のせいだ……
私が美奈を弱いからだに
産んでしまったからよ…
お父さん
そうなことない
美奈はきっと
そんなこと思ってない
美奈悲しむぞ…
お母さん
ゔゔ~あーあ😭
美奈帰ってきてぇぇお願い…
海斗は
まだ美奈と一緒にいた
冷たい美奈の顔を触り
泣き喚いた
海斗
うわぁぁぁぁぁ!!!!😭
なんでなんだ!
なんで美奈が…美奈がなんだよ!
俺はまだ伝えてねぇ事ある!!
なんでなんだよ……
お母さん
美奈が亡くなって
もう1年経つのね……
早いわね…
お父さん
そうだな……
美奈はきっと
向こうの世界で
楽しくやってるよ
みんなを見守ってくれてる
お母さん
そうね……
海斗
美奈のお父さん,お母さん
お久しぶりです
お母さん
あら,海斗くんお久しぶり😊
元気にしてた?
お父さん
お久しぶり
海斗
元気…じゃないです
美奈が亡くなってから
僕の毎日は
とてもつまらなくなりました
そして美奈のいた机に
お花が置かれました
クラスメイトも悲しんでいました
でも美奈が天国で見ていると思ったら
ずっと悲しい顔していると
美奈も悲しいと思うので
笑顔を心がけました。
もう1年経つと思うと早いですね。
お香さして頂いて良いですか?
お母さん
……😊
お花置いてくれてたのね
ありがとう
そうね
海斗くんの方が大人ね
お香ぜひ美奈も喜ぶわ
お父さん
そうだな
海斗くんは
あれから彼女を作っていない
ようだ
そしてこれから3人は
笑顔を心がけて毎日を大切に
生きていく事にしよう
そう思ったのだった。
作者
どうでしたか?
私の中では結構
暗めの話です
作者
私がこの物語を作った
きっかけは
最近みんな直ぐに
死にたいとか言うので
この話を読んで
少しでも命を大切に
して欲しかったからです
作者
なお,この物語は
全て架空の人物です
そして架空の話です
作者
また色々物語を書いていこう
と思うのでよろしくお願いします