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…効いてるだろうか?
…心拍は…まだあるか…。
誰かの声がする、 この声きっとあのお兄さんのだ。
どこにいるんだろう、 声は…近いのに…暗くて…
効果を…めて 確実にしなければ…
…ここで必ずし……しな…と… ……ため…
…声がだんだん遠く…なっていく。
……に…ねるといい…
…せめて、 ……な…を………
第69話
『望むのは…』
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船は起き上がり、 慌てて辺りを見渡した。
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
ギシッ
猫船
猫船
猫船は慌てて振り返り、 腰にある双剣を取りだし構える。
猫船
振り返るとそこには 1人の女性が静かに立っており こちらを見ている。
猫船
猫船
猫船
猫船
桜の母親 猫船 静美(ねこぶね しずみ)
猫船
静美
静美
猫船
静美
猫船
静美
猫船
ソティラ
ソティラ
猫船
静美
猫船
猫船
ソティラ
ソティラ
白鳥の大魔法使い ソティラ
猫船
ソティラ
猫船
ソティラ
ソティラ
静美
ソティラ
猫船
ソティラ
猫船
ソティラ
猫船
ソティラ
猫船
猫船
ソティラ
ソティラ
ソティラ
猫船
ソティラ
猫船
ソティラ
猫船
猫船
ソティラ
ポワッ
ソティラ
ボワッ
猫船
ソティラ
ソティラ
ソティラ
猫船
ソティラ
静美
猫船
猫船
ソティラ
静美
静美
ソティラ
猫船
猫船
ソティラ
ソティラ
ソティラ
猫船
静美
猫船
ポワッ
チャリリリッ!!
ソティラ
猫船
猫船
猫船
ドタンッ!
静美
猫船
猫船
ソティラ
その日から おばあちゃんと 住む事になった。
理由は分からないけど、 魔法を上手く扱えないから おばあちゃんと1週間 練習する事になった。
ソティラ
ソティラ
ソティラ
ソティラ
ソティラ
ソティラ
ソティラ
猫船
おばあちゃんの家には 時々、知らない人が 訪れる。
着物を着た人や 耳の長い人、変わった髪の人…
ソティラ
バタン…
猫船
ソティラ
猫船
ソティラ
猫船
ソティラ
ソティラ
ソティラ
ソティラ
猫船
ソティラ
ソティラ
ソティラ
猫船
ソティラ
猫船
猫船
静美
猫船
猫船
猫船
ソティラ
静美
ソティラ
猫船
親戚の集まりがあって 私はおばあちゃん家に 留守番させられた。
一緒に行きたいと言っても その日は了承してくれなかった。
猫船
ソティラ
猫船
ソティラ
ソティラ
猫船
猫船
ソティラ
猫船
ソティラ
ソティラ
猫船
ソティラ
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
ソティラ
おばあちゃんと一緒に お母さんが帰ってくるのを 待ってた。
夜中になっても 寝ないでずっと待ってた。
でも、帰ってきた お母さんは遺体だった。
お母さんは向かった集会所の 火災事故に巻き込まれて… 亡くなった。
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
こっちに来たら、 いいんじゃない?
無理して頑張ったって 辛いだけでしょ?
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
ガチャンッ
猫船
2年前の夜中の 2時ぐらいかな。
扉の音がして、 慌てて振り向くと 夜桜と目が合った。
夜桜
猫船
猫船
夜桜
猫船
猫船
あの時は凄い驚いた。 手首当たりから結構な血が 出てたから…
猫船
夜桜
ガシッ!
猫船
夜桜
猫船
夜桜
猫船
夜桜
夜桜
猫船
夜桜
病院に連れていくの 大変だった。
私より力強いから 引っ張ってもびくとも 動かないし、話を聞かないし…
夜桜
ドンッ!
猫船
ガタンッ!
夜桜
猫船
猫船
ポタッ…
猫船
夜桜と引っ張り合いを してたら、引っ張っられた時に 飛んじゃって…
物にぶつかって 私も軽く頭を切っちゃったんだ。
それでようやく 夜桜が行く気にやって 病院に行けたんだ。
猫船
夜桜
猫船
夜桜
猫船
猫船
夜桜
猫船
夜桜
猫船
猫船
夜桜
猫船
猫船
夜桜
猫船
夜桜
猫船
猫船
猫船
猫船
夜桜
猫船
猫船
夜桜
猫船
夜桜
猫船
夜桜
猫船
猫船
夜桜
猫船
猫船
猫船
夜桜
猫船
猫船
猫船
夜桜
猫船
猫船
猫船
猫船
夜桜
猫船
夜桜
夜桜
猫船
猫船
猫船
夜桜
猫船
猫船
猫船
夜桜
猫船
夜桜
猫船
他人に無関心だったから 言われた時は驚いた。
猫船
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
夜桜
猫船
夜桜
夜桜
猫船
夜桜
猫船
夜桜
夜桜
猫船
夜桜
夜桜
夜桜
その時の言葉は本当で 以降はする事はなくなった。
出会った時は食事や 処方された薬を一切口に しなかったけど、
それもちゃんと食べたり、 飲んだり規則正しい生活を するようになった。
今では家事はほとんど 夜桜がやってる。
私達が生きてるのは お互いに生かす為だった。
でも、今はどうかな?
それに 夜桜猫、青影君、闇桜、 診療所の先生達…
優しい人達に出会って、 楽しい日々を過ごしてる。
夜桜はどうかは 分からないけど、
私は別に 頑張って生きていない、 自然と生きている。
お母さんとおばあちゃんが いた頃のように…
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
バキンッ!
猫船
猫船
突如和室の景色が割れて消え、 白い光の空間が広がる。
猫船
猫船
猫船
猫船は静美の方を見て驚く。
目の前の彼女の身体が 下から次第に 薄くなっていた。
猫船
猫船
猫船
猫船
静美は少し 寂しげに微笑む。
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
猫船
静美は嬉しそうに ニッコリ微笑む。
猫船
トンッ
猫船
頭の上に何かが乗り、 撫でるような感覚がする。
ソティラ
猫船
猫船
ソティラ
ソティラ
ソティラは猫船から離れ、 静美の方の隣で立つ。
ソティラ
静美
猫船
猫船
猫船
猫船はいつもの 元気な笑顔を見せ手を振る。
それを見て 微笑えみながら 手を振る静美とソティラ。
そして、二人は 静かに消えていった。
猫船
猫船
…ザザッ…
猫船
おい、…………か?
猫船
…ど……た?
下は…づいたか?
猫船
猫船
ダッ!
猫船は決意を固め、 声のする方へと走って向かった。