テラーノベル
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あの喧嘩があってから何日も経った
俺たちはそれまで1度も口を利いていない
話をしないとって思ったくせに、俺は何もできてない
本当に何やってるんだろうな、俺…
シヴァ
突然押しかけるのも迷惑かと思って、ここ何日ずっと連絡をしてる
でも、大体未読か、返信が来ても「用事がある」って断られる
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
「絶対に離れたりなんかしない」
「ずっと一緒にいような!」
大切な言葉と約束が
頭の中を駆け巡る
それによって衝動的に
俺は外にかけだしていた
暗くなり始めている空の下、俺はひたすらに走った
今はただ
たっつんに会いたかった
何もできなかった弱い俺を捨てて
無駄にしてしまった時間を忘れるような"何か"を作れるように
ただそれだけを想って
シヴァ
たっつんの家へ向かったが、そこにたっつんはいなかった
朝に家を飛び出してそれっきりらしい
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
たっつん
たっつんは夕日を見つめたまま、動かなかった
シヴァ
たっつん
たっつん
シヴァ
シヴァ
たっつん
たっつん
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
思い出すだけで涙が出そうだった
全てを諦めてたたっつんのあの言葉は
まだ心に突き刺さって抜けてないから
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
途中から涙が出て声が震えた
何もできてなかった俺が嫌で、支えられなかった俺が惨めで仕方なくて
耐えられなかった。
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
シヴァ
ボロボロの泣き顔のまま無理やり作った笑顔
上手く笑えてるか、心配だった
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
たっつん
シヴァ
シヴァ
シヴァ
たっつん
たっつん
シヴァ
たっつん
シヴァ
タッタッタッタッ
ギュッ
急に近づいてきたと思いきや、たっつんは俺に抱きついた
たっつん
たっつん
たっつん
シヴァ
シヴァ
シヴァ
俺はたっつんに負けないぐらい強く抱きしめた
そこには、俺とたっつんが泣き笑いする声と、静かな風の音が響いていた
シヴァ
シヴァ
たっつん
たっつん
そう言って笑う俺たちを
夕日はいつものように照らした
…たっつんとこうやって夕日を見るのも
あと何回なんだろうな…
からむーちょ
からむーちょ
からむーちょ
からむーちょ
からむーちょ
コメント
6件
( இωஇ )ウワーン。゚(゚´ω`゚)゚。
なんやこれ感動すぎるて… ラストスパートきちまったよぉぉぉぉぉ😭 祭り楽しめよ…
ヤバい!最高な話しすぎます! 続き楽しみです!