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■俺の可愛いオオカミくん■ RHver.
かっこいいとか色っぽいとか性癖ヤバそうとか。
世間ではそんな印象も大いにあるけれど、俺にとっちゃ可愛い可愛い彼氏なわけで。
今日の待ち合わせだって···ほら。
ラン「ハルちゃ〜ん!」 遠目から俺を見つけて、駆け寄ってくるんだよ?
ハル「早めに来たつもりだったけど···ごめんな、いつから待ってた?」 ラン「大丈夫、俺も、はぁ、来たばっ、か、」
ほんとにいつから待ってたやら···しかも息切れるほど走って来て、かわいいな~。
ハル「そーいうトコも好きだなぁ」 ラン「···ぇ、え?」
あはは、いきなり好きなんて言ったから目をまるくしてる。
何だろうな、外でデートだなんて久々だからかなぁ··· ランのしぐさも表情も、いちいちかわいく思えて仕方ねぇんだけど。
ラン「ねぇハルちゃん、映画の前に食事しちゃおか?」 ハル「いいね賛成!実はお腹すいてる!」
ラン「了解。えっと···あそこにラーメン屋あるなぁ、でもやっぱイタリアンとかオシャレな店がイイ?」
ハル「んー、ランと一緒だったら何でもうまいからな~。いいよラーメン食べようぜ!」
あ、ちょっとどきっとした顔で俺を見たよ?やっぱかわいい。
そうして··· ごく普通っぽいラーメン屋のカウンターで、二人で熱々のラーメンすすってると。
ラン「なんかさ、今日のハルちゃんってちょっと積極的じゃない?」
俺の顔を覗き込んでくる。 か、顔近いと俺がどきどきするの、知っててやってるな?···だがしかし今日の俺は負けねぇよ?
ハル「そっかぁ?だって、···こっ、恋人だろー?」
小声だけど、ちょ、ちょっと頑張って言ってみた··· 頑張った、噛んじゃったけど負けてねぇもん!
そしたら、 ラン「···ほら、そぉいうのとか···さ、///」
くちごもって、慌ててまたラーメンをすすり始めるラン。
うう、こんなランってきっと俺しか知らねんだよ? もう世間に対する優越感ハンパない。
******
映画館に入り座席に並んで座る。 少し早かったせいか、まだ人はまばらだ。
ハル「あの店うまかったぁ!」 ラン「ハルちゃんお腹いっぱいで上映中に寝ちゃうんじゃない~?w」
そ、そうやって冗談すら耳元にくちびる寄せて言うなんて、ランほんと手ごわいんだよ··· でも!今日の俺は負けねぇ。
ハル「ランとデートだぜ?···っ、どきどきして寝られるかよ、ばぁかッ///」 そうだ負けないのだ!
ラン「······どうしよ、···ハルが可愛いすぎる///」 手の甲をくちに当てて、目を伏せちゃって···かわいいのはそっちだっての。
ラン「いや、だからね、目の覚めるミントキャンディ買ったからハルちゃんにもあげようと思って」 ハル「そっかぁ、さんきゅ」
ラン「まあ暗がりでハルちゃんの寝顔眺めんのも楽しいんだけどね♡」 ハル「え~起こせよっw」
ラン「じゃあ俺の眠り姫には、ミントキャンディを口移しのキスで♡」 (あごクイ)
ハル「ば、ばかなコトをかっこよく言うし!///」 ラン「アハ♡ 顔赤くなった~w」
そのきれいでイタズラっぽい笑顔があんまりかわいいから思い切って。
触れるだけのものだけど、ほんとに思い切って···
くちびるにキスしてやった。 どうだ!
あごクイしてる方がキスされちゃうなんて、思ってなかったろ!
そうだよ、いちいちかわいいランに、今日の俺は魔法をかけられてるのかもしんねぇなー。
ラン「······ハルちゃ、///」 ハル「へへ、ランこそ寝るなよぉ?」
ラン「ま、待ってて!ちょっと待ってて!」 ハル「え?ちょ、どこ行く···」
ラン「もっと買って来る!」
···ああもう、これが胸きゅんってやつ?あまりにもかわいくてどうしよう。
って、ほおが緩むのを抑えられずにいると、ランが思い出したように引き返してきた。
ハル「どした?」
ラン「ちなみに映画だけじゃないし」 ハル「は?」
ラン「ありったけ買ってくる。今夜は寝かさないから」 ハル「いやあの、ラン、///」
ラン「だって今日のハルチヨ可愛いすぎ。なぁ、俺ケダモノになっちゃうから覚悟しとけよ?」 ハル「~~ッッ///」
···そ、それでも、
それでもやっぱりコイツは、 俺のかわいいオオカミくんなのだ。
END お互いに振り回しては振り回されるバカップル☆