雨音
どうしてローは、私を雨宿り屋と呼ぶの?
ロー
空を飛んで、疲れたら休んで、、
ロー
それをずっと船と船を飛び回っているからだ。
雨音
...そんな理由だったんだね笑
ロー
...今ならまだ、間に合うと思わないか
雨音
...、何の話かな、
ロー
お前が、俺らの船に乗ってた時
ロー
幸せじゃなかったか?
雨音
...、幸せだったよ、何時でも。
ロー
だから、戻ってこねぇか。
雨音
...、あはは、ローからそんな事言われるなんて。
ロー
――雨音、
ロー
俺なら、お前を幸せにできる。
ロー
俺と一緒に、幸せの道を歩いてくれねぇか。
雨音
...考えておくよ、ありがとう。
ロー
いつもそうじゃねぇか、雨音――
ロー
っ、言いすぎたな、悪かった
雨音
...え、?なにが??
ロー
お前、気づいてないのか?
ロー
――――泣いてるぞ、
雨音
えっ、、
それは過去の夢だったようで。
起きたら、泣いていた。
ロー
外で寝たら、風邪ひくに決まってんだろ
ぶっきらぼうな声。
雨音
ローが、毛布かけてくれたの、?
ロー
風邪ひかれたら困るからな。
雨音
...そっか、ありがとう、
言葉足らずな部分は、相変わらずだった
だけどその、変わらないところが、
ものすごく、愛おしく見えた。
雨音
明日、私、村に戻るんだ。
ロー
そうなのか、
雨音
だから、ローに会えて、よかった
ロー
最後みてぇに言うな。
雨音
だって、、、
雨音
いや、なんでもない。
雨音
ローも、暇になったら、会いに来て。
ロー
あぁ、わかった。
がちゃ、
雨音
?...だれ―――