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幽神シキ @9月20日活動再開
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今日からここ…〇〇学園に通うことになる。
僕の名前は「krh」自己紹介とか恥ずかしいし絶対テンパっちゃうけど頑張って乗り越えよう……。
krhは重い足取りで職員室へと向かった。
krh
krh
krhは職員室の前で立ち尽くしていた。
周りの生徒から「なんだコイツ……」「なんで突っ立ってんの?」と思われていることにも気づかず頭をフル回転させて言葉を考えていた。
職員室の前で立ち尽くしているkrhに大体の生徒は見て見ぬふり、無視をしていた。
しかし、1人の生徒がそれを見過ごせなかった。
knt
krhはその言葉に一瞬体が跳ねた。
まさか、話しかけられるなんて。と、声の方へと振り返った。
そこにはいかにも陽キャの見た目、雰囲気をした男がkrhを見下ろしていた。
自分より少し背が高く、しかもピアスを大量にしている。苦手な陽キャ(偏見)を前にしたkrhはより混乱してしまった。
krh
明らかに陰キャな喋り方をしてしまい汗がダラダラと垂れた。まずい、舐められる…!
しかし、案外目の前の陽キャ(偏見)はニカッとこちらに向かって笑い優しく話してくれた。
knt
しかも、呼んであげるという善人っぷりを見せてくれた。 だが、先生のことを呼び捨てにしている辺り陽キャそう……と身をこわばらせた。
krh
knt
そう言うと、ピアスの男はガラガラと容赦なく職員室の扉を開けた。
knt
教員の視線が一気にkrhの方へと向かった。これはこれで恥ずかしすぎる。
krhの担任
叱っているようで口調は少し笑っているように聞こえる。まさかこの陽キャ(偏見)、先生とも仲がいいのか。とより緊張してしまった。よーく耳を澄ますと職員室から笑いが起きている。
knt
krh
咄嗟に謝罪が口から零れた。
knt
krhの担任
担任は手を差し出した。見た目は30代前半…と言ったところだろうか。優しそうな先生だ。
krh
krhはおずおずと差し出された手を握った。
knt
krh
knt
krh
kntの勢いにkrhの身がたじろぐ。
knt
まさかの先輩だった。敬語ちゃんと使えていなかったかも……不安が押し寄せてきた。
krhの担任
knt
krh
kntは大きくブンブンと手を振った。krhもそれに応えるように小さく胸の方で手を振った。
はあ……なんだか自己紹介する前にドッと疲れた……数分しか経っていないはずなのに1日のエネルギーを消費した気分だ。
少し歩くと先を歩いていた担任が「1-A」と書かれている教室で立ち止まった。
krhの担任
そう言って担任はkrhを後にした。目の前の教室から歓声があがる。
男子生徒A
女子生徒A
男子生徒B
女子生徒B
女の子でもないしイケメンでもない。期待に応えられず心が痛くなってきた。
krhの担任
ついにこの時が来てしまった。事前に考えていた自己紹介をひたすら頭で復唱しながら教室の扉を開けた。
教室の中が静かだ。扉を開けた時のガラガラという音が響いている。クラスメイト全員が期待の目でこちらを見てくる。期待に潰されそうだ。
教卓目指して歩んでいく。1歩1歩がとても長く感じる。ついに教卓の横についた。
krhの担任
krh
話し終えたと同時に教室中がパーティ会場のように騒がしくなった。
krhの担任
廊下から担任が机と椅子を持ってきて教室に置いてくれた。
krhの担任
ホームルームを終えたあと複数の生徒がkrhの机に群がった。
男子生徒A
女子生徒A
krh
男子生徒B
女子生徒B
krh
krhが相槌しか打たず興味を無くしたのか群がっていた生徒たちは他の生徒の所へと行ってしまった。しかしkrhは話しかけられるのが苦手なため少しホッとした。
すると今度は隣の席から体をちょんちょんと指でつつかれた。
急な接触にkrhは体を震わせた。
snsa
中性的な見た目。声が高かった。女の子かと思ったが、喉の方を見ると少し出っ張っている物があった。男だ。それに、女の子も穿くだろうが、ズボンを穿いていた。
krh
突然指でちょんちょんとされ、戸惑っている。
snsa
krh
snsa
krh
snsa
krh
snsa
krh
snsa
今は9月。snsaが言うには9月に体育祭。10月に文化祭。11月に修学旅行(校外学習)…と行事がかなり集まっている。
krh
snsa
krh
snsa
snsaは話しやすかった。適度に相槌も打ってくれるし話題もふってくれる。盛り上がっていたところで予鈴が鳴った。
snsa
snsaはkrhの腕を引っ張った。見た目の割に力が結構強い。
グラウンドに出た。krhが滞在していた学校より広い。
krh
snsa
krh
snsa
krh
snsa
krh
snsa
全学年集まったところで主任らしき人がマイクを持ち話し始めた。
主任
はーいと生徒たちの声がグラウンドに響いた。
主任
やっぱりだ。と顔が青くなった。snsaがこちらに振り向きファイトと目線を送った。
生徒の視線が痛い。絶対失敗してはならない。
主任
主任からマイクを震える手で受け取り口に近づけた。
krh
言えた。胸を撫で下ろす。 生徒の拍手がグラウンドに響いた。
主任
自己紹介は終わったがまだ生徒の視線はこちらだ。戻っているときも視線がkrhを容赦なくさす。
snsa
小声でkrhにグッと親指を立てた。
krhはsnsaに微笑んだ。嬉しかった。
体育祭練習も終盤に差しかかってきた。水分補給をしようと水筒を置いているグラウンドの端へと向かう。
自分の水筒を見つけた。…が、なんと隣に同じ柄の水筒が置かれていた。さっきまで無かったのに。
自分の水筒がどちらか分からなくなった。間違えて他人のものを飲んでしまったら申し訳ない。
すると黒髪の生徒がこちらに向かってきた。こちらもまた中性的な見た目だ。だが体育着なため骨格が分かりやすく男だと分かった。
こちらに近づくと黒髪の男は目を見開いた。自分と同じ水筒が2つあることに驚いているようだ。
asb
ボソッと独り言を言ったあとこちらに体を向かせた。
しかし話しかけない。金魚のように口がパクパクしている。互いに陰キャなせいで話せずにいる。
そこに中々来ないkrhを心配してsnsaがこちらに来た。
snsa
どうやらsnsaの知り合いのようだ。snsaは顔が広い。
asb
snsa
krh
krhは2つの水筒を指さした。黒色の水筒が日光に照らされキラキラ輝いている。
snsa
2人は小さく頷いた。気まずそうに。
2人の気まずそうな頷きを見たあとsnsaはぷはっと笑いだした。
snsa
asb
snsa
krh
snsaは少し考えたあと思いついたかのように2人の距離を近づけた。
snsa
asb
2人は顔を見合せた。目線を逸らした。また見合わせた。また逸らした。
asb
krh
snsaはその様子を見て呆れた。陰キャ×陰キャは+なんだから絶対相性いいのに。と2人を見つめている。
このままでは一生終わらない。そう思い黒髪の男が勇気を出して名乗った。
asb
krh
asb
噛み締めるようにkrhの名を復唱した。
asb
snsa
krh
asb
asbは左側の水筒を手に取り匂いを嗅いだ。
asb
念の為、右側の水筒も匂いを嗅いだ。塩気をわずかに感じる匂いが広がった。こっちの水筒がasbのもので間違いなさそうだ。
asb
krh
snsa
2人同時にsnsaの方へ振り返った。軽く睨んでいる。
snsa
体育祭練習も終わり、教室に戻っていた。asbも一緒だ。
asb
考えていなかった。あまり興味無いしきっと帰宅部だ。
krh
asb
krh
snsa
asb
krh
snsa
krh
snsa
snsa
asb
krh
snsa
asb
snsa
krh
盛り上がってきたところで教室についた。
snsa
asb
krh
放課後になった。初日に体育祭練習は流石にキツかった。体がもう悲鳴をあげている。
snsa
そうだ、体験。疲れ果ててすっかり忘れていた。
krh
snsa
数分後、asbが教室の扉から顔をチラつかせた。
緊張してきた。部員募集中ということは部員が少ないのだろうか。この時期3年生はもう引退しているらしい。
snsa
音楽室と書かれた教室だった。
ガラガラガラと扉をsnsaが開けた。
ピアノに少しもたれかかって楽譜を見ている紫髪の男がいた。上の方で1つに結っている。
こちらの存在に気づいた紫髪の男が楽譜を置いた。
ngr
陽の雰囲気はあまり感じなかった。だが陰の雰囲気もあまり感じられない。普通、と言ったところだろうか。
snsa
そう言ってkrhの背中を押した。
ngr
krh
ngr
ngr
krh
asb
asbはkrhとngrを交互に見てニヤニヤした。
ngr
asb
snsa
ngr
krh
その言葉にngrはフッと笑った。
snsa
ngr
噂をしていたところで廊下から足音が聞こえてきた。どうやら走っているようだ。とっくに部活開始のチャイムは始まっている。
音楽室の扉がバンッと大きな音を立てて開いた。
knt
snsa
asb
knt
どうやら部長は今朝助けてくれたkntのようだ。こちらの存在に気付いた。
knt
krh
snsa
asb
ngr
knt
krhは陽キャが苦手だ。正直馴れ合える自信がない。
snsa
asb
knt
krh
kntはkrhの敬語が気になったようだ。kntはkrhに近づき顔を覗き込んだ。
knt
距離が近い。krhは思わず赤面した。
ngr
krh
snsa
asb
krh
knt
ngr
knt
-
あっという間に時間が過ぎた。部活終了のチャイムが鳴った。軽音部は楽しかった。最初はkntに怯えていたがやはり優しいし面白かった。
knt
帰りの準備を始めた。リュックを背負い、音楽室から出ていった。
snsa
krh
asb
krh
asb
krh
snsa
krh
krh
krh
krhは今朝とは違う軽い足取りで家へと向かった。
だが、krhはまだ知らなかった。軽音部には……
snsa
ngr
asb
knt
snsa
asb
ngr
knt
fin
コメント
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転校初日の緊張感がすごく伝わってきて、最初から感情移入しちゃいました。職員室前で立ち尽くすkrhくんに話しかけたknt先輩の優しさ、snsaくんの距離感の近さ、asbくんとの水筒エピソード…それぞれの出会いが丁寧に描かれていて「ああ、新しい友達ができる瞬間ってこんな感じだな」って懐かしくなりました。軽音部のメンバーが最後に話してる「明日から決行」がすごく気になります…!続きが楽しみです。