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旬
……なんでだろ
旬
なーんか、いつの間にか
由佳の事を考えてる気がする
由佳の事を考えてる気がする
旬
……気のせいか
月曜日 電車内
旬
(…由佳、遅いな)
由佳
はぁはぁっ！
由佳
ま、間に合ったぁ。。
旬
おはよ。
由佳
お、おはよ
由佳
あれ、紘は？
旬
アイツ、今日日直だから
旬
言ってなかった？
由佳
う、うん一言も。
旬
じゃあ多分
朝に思い出したんだな
朝に思い出したんだな
由佳
あはは。
旬
(…なんだろ)
旬
(なんか落ち着く)
旬
…眠い
由佳
私、起こすから
寝てていいよ
寝てていいよ
旬
ん、おう。
俺は由佳の頭部に頭を預ける
由佳
なっ！
旬
なんだよ
旬
支えがないと寝れないだろ？
由佳
……。
旬
すやー。
由佳
……。
由佳
(息が、髪にかかってる。)
旬
すやー。
由佳
(あ。紘からメールだ。)
紘
ごめん！今日日直なの
つい忘れてたっ！
つい忘れてたっ！
由佳
大丈夫だよ
由佳
旬に聞いたから
紘
そうか、良かった
紘
旬に惚れんなよ？
由佳
惚れないよ。
由佳
……多分。
紘
は？
紘
なんかされたの？
由佳
…い、いや眠いからって
肩貸してるだ…け。
肩貸してるだ…け。
紘
…そうか
話が終わると 旬を起こす
由佳
旬、着いたよ
旬
……うぉ。
旬
あ。
旬
お前って、胸でけぇのな
由佳
……
由佳
行こ
旬
…おー。
学校
紘
…おい
旬
ん？
紘
お前、肩貸してもらった
らしいじゃん
らしいじゃん
旬
あー、正式に言うと頭ね。
紘
は？
旬
眠かったからさー
気付いたら頭ごっちんして
寝てた
気付いたら頭ごっちんして
寝てた
紘
お前、まさかとは思うけど
旬
うん、好きになったみたい
紘
……。
旬
なんか、ふっ切れた瞬間さ
旬
由佳の事考えるようになってね
紘
……。
旬
ごめんな
旬
お前の言う通り
旬
俺達の関係終わらすんだろ？
旬
俺は気にしないから
紘
……。
旬
じゃあな
旬
お互い、頑張ろうぜ
紘
……クソが。
由佳の学校
由佳
ちょっと！
ファンクラブ
調子乗んなよ
ファンクラブ
なんでアンタなんかが
二人と仲良いのよ
二人と仲良いのよ
由佳
知らないよ、たまたま会って
そこからなんだから
そこからなんだから
ファンクラブ
はぁ？
ファンクラブ
電車の時間ずらせよ
由佳
嫌だし。
由佳
早く来てもすることないし
ファンクラブ
どっかに寄ってればいいだろ？
ファンクラブ
馬鹿なの？
由佳
はぁ。
由佳
朝からそんな気力ないって。
ファンクラブ
ふざけんなよ！
ファンクラブ
旬くんと紘くんには
もう関わらないで
もう関わらないで
由佳
いやいや、紘くんって…
紘さんもファンクラブあったんですね。
紘さんもファンクラブあったんですね。
ファンクラブ
まだ知られてないけどね。
ファンクラブ
ってなんでそんな事言われなきゃいけないの！
ファンクラブ
気安く紘さんって呼ばないで。
ファンクラブ
次呼んだら
こうよ？
こうよ？
そう言われると 黒板消しを体全体に 押し付けられる
由佳
ごほっごほっ
ファンクラブ
やっだぁ。きたなぁい。
ファンクラブ
こっち来ないで～？
由佳
あぁもう
由佳
制服高いんだから
由佳の女友達
だ、大丈夫！？
由佳の男友達
しっかし怖ぇな
女って奴は
女って奴は
由佳の女友達
と、とりあえずジャージに
着替えな？
着替えな？
由佳
うん、そうするよ
放課後 帰り
紘
…よ。
由佳
あ、お疲れ様。
紘
ありがとな
紘
所で、なんでジャージなの？
由佳
え？えっと。
由佳
今日、美術の時転んで
絵の具が結構付いちゃって。
絵の具が結構付いちゃって。
紘
なにやってんだよ…
紘
絵の具、取れないんだから
紘
気を付けろよ？
由佳
うん。ありがとう
紘
じゃ、帰るか？
由佳
うん
電車のホーム
旬
あ。由佳
由佳
旬。
紘
……
旬
……
由佳
……？
旬
ねぇ、由佳
旬
ちょうど会ったなら
今からゲーセン行かない？
今からゲーセン行かない？
由佳
え？
紘
あー、俺も行きたいかも
旬
えー、お前も来んのか？
旬
お前、金欠って言ってなかった？
紘
んな事言ってねぇよ
由佳
ごめん、私帰りたい
旬
そっか
旬
ごめんな急に
こんな事言って
こんな事言って
紘
…すまん
由佳
…二人ともどうしたの？
旬
ん？別に？
旬
どうもしないよ
紘
おう。
由佳
……なら、いいんだけど。
旬
あ、電車来たね
行くか
行くか
由佳
ｷﾞｭｯ)えっ？
紘
お前。
旬
あ、ごめん
旬
可愛くてついね？
旬
許してくれよ
旬
親友。
紘
うっ。
紘
…お、おう。
由佳
…やっぱり今日
2人、変。
2人、変。
旬
変じゃないよ
旬
だよなぁ？紘。
紘
あ、当たり前だろ
由佳
…あっそ。
由佳
なら2人が本当の事言うまで
私、口聞かないから
私、口聞かないから
旬
口が聞かないなら
触ってはいいんだな？
触ってはいいんだな？
由佳
は？
旬
な？(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
旬
うわ、サラッサラ。
(ﾌｯ
(耳に息を吹きかける)
(ﾌｯ
(耳に息を吹きかける)
由佳
ひゃっ。
旬
しー。
旬
電車の中は静かにな？
紘
……
紘
(なんだよコレ。)
紘
(完全に負けてんじゃん)
紘
(俺も、負けられない)
紘
由佳。ごめんな
由佳
……。
紘
分かった
紘
口聞かないなら行動で示すわ
紘
な？いいだろ？(ｷﾞｭｩ
由佳
っ！///
旬
お、おい。
旬
人前だぞ。
紘
……。(ｷﾞｭｩ
由佳
あ、ちょんっ
紘
ｷﾞｭｩ)んっクチュッ
由佳
んんっ！///
紘
はぁはぁ。
由佳
ぷはっ。
由佳
ﾎﾞｿｯ)ちょ、っと///
由佳
なに、してくれてんの？
紘
コイツの前で顔真っ赤にしたら
お仕置きって言ったろ？
お仕置きって言ったろ？
紘
またお仕置き受けたい？
由佳
……軽いのなら
紘
２回目は重いだろ
旬
お、おi
由佳
んっっ(ﾁｭｯ
由佳
んんんっ
旬
(…夢中になりすぎて)
旬
(ヨダレ、垂らしてる。)
旬
(……エロい)
由佳
んあっ
紘
ん？
由佳
ひ、人前で恥ずかしいよ！
紘
お前も乗り気だったじゃん
由佳
ああああっ。//////
紘
ぶっ。
紘
ホンット可愛い
由佳
か、からかわないでっ///
紘
…悪かったよ
旬
……。
旬
あれ？口聞かなかったんじゃないの？
由佳
っ！
旬
おかしいな
旬
俺の気のせいだったか？
由佳
……。
紘
なんだよ今更口聞かねぇってか？
由佳
…………。
紘
言えって。
由佳
じゃあ、本当の事教えて。
旬
……分かった
紘
おい。
旬
なにか不満でも？
紘
……っ。
そういうと 気まずい雰囲気の中 由佳の下車駅で降りる
旬
ここじゃあれだし
旬
公園でも行くか？
由佳
うん。
由佳
そうだね
公園
紘
……
紘から話を聞いた
由佳
…ばっかじゃないの。
紘
っ！
由佳
そんな事で関係終わるって
由佳
まるで、私のせいみたいじゃん。
紘
違う。
紘
違うよ
旬
俺も、正直傷付いた
旬
別れる時、辛かったんぞ？
紘
…ごめん
由佳
なんで、そんな事言ったの？
紘
っ！分かんねぇのかよ
由佳
え？
紘
嫉妬するからに決まってんだろ！
紘
俺は、こんなに好きで好きで
たまんねぇのに。
たまんねぇのに。
紘
旬なんかに取られたくねぇんだよ！
旬
何言ってんだよ
紘
…は？
旬
奪うよ
紘
……。
由佳
ちょっ、ちょっと
由佳
私、紘が好きなの。
旬
だから？
旬
好きでも
旬
奪うのは俺の勝手だろ？
由佳
……。
紘
やめてくれ。
旬
なんで？
紘
…お前がその気になると
紘
俺は、由佳を傷付けるかもしれない
旬
勝手にやれば？
旬
尚更俺にとっては
チャンスじゃん
チャンスじゃん
紘
……。
由佳
やめてよ。二人とも。
旬
俺、もう決めてるから
由佳
お願いだから…やめて。
旬
やめねぇよ
旬
由佳が俺の事好きになるまで
旬
いや、俺と付き合うまで
やめねぇ。
やめねぇ。
由佳
きゃっ！
旬
ｷﾞｭｯ)ほら…聴こえんだろ？
旬
俺の心臓ヤバイって。
由佳
…。
紘
やめろよ。
旬
ん？
紘
俺の由佳に
紘
手ぇ出すな
旬
なら、守れよ
旬
俺に取られたくないんだったら
旬
由佳の想い奪われんな
紘
……当たり前だろ！
由佳
……。
紘
ごめんな
紘
家まで送るから
由佳
……うんありがとう
旬
…俺は帰る
旬
じゃあな
由佳
うん、ばi
紘
ﾁｭｳ)言わせねぇよ
由佳
!!!!//////
旬
…やるじゃん。
旬
けどさ
旬
空いてんだよ
旬
ここが。(ﾁｭｯ
由佳
ｯ!?!?
紘
……んはっ
由佳
んっん！///
旬
じゃあーな
紘
…(ﾍﾟﾛｯ
由佳
ひゃっ///
紘
…行ったな
由佳
……。
紘
じゃ帰るか
由佳
…うん。
紘
ごめんな
紘
けど、俺
紘
お前を取られたくないんだ。
紘
大好きだから。
由佳
…私も、だよ
紘
ありがとう
紘
お前も、頑張ってくれよ
由佳
…うん。
由佳
もちろん。
由佳
頑張る
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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