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それから一ヶ月後。
ついにその日がやってきた。
そう、伝説の『今日、ウチ来ない? 親、いないんだ(照)』である。
まあ、実際は『……家、来る? 親いないから……』という平素で平坦な物言いではあった。
だがGOOD!
実にGOOD!
きっとその無表情の裏には、『きゃっ、言っちゃった❤ わたしってば、だ・い・た・ん❤』という本心が隠れているはずである。
いやマジで! 絶対!
待ってろよ、母屋の部屋!
そしてサヨナラ、俺の純潔!
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
母屋家に上がった瞬間、母屋の顔をした何者かに正座を強要された。
え? 誰?
母屋 麗子(おもや れいこ)
こちらを大上段から見下ろしてくる母屋(仮)。
彼女は、いつもとはまるで違うテンションで問うてきた。
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
俺は、少しだけ考えて言った。
田心 春樹(たごころ はるき)
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
グーパンが飛んで来た。
それも顔面に。
田心 春樹(たごころ はるき)
母屋 麗子(おもや れいこ)
何その理不尽なシステム!?
どんな精神状態なら、そんな恐ろしい拷問を実行できるのだろうか?
ていうか、こいつ誰だ? マジで。
母屋 麗子(おもや れいこ)
うわ、自分で効果音言う痛い人だ!
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
両目を突かれた。
いや、それガチでヤバいやつだから!
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
母屋 麗子(おもや れいこ)
いや、家に上がるなり正座を強要し、グーパンと目潰しを敢行する方がよほど常識ないと思うぞ?
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
つーかお前、やっぱり母屋なの?
姉ちゃんとか妹とかいうオチじゃないの?
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
整理が付かない内に話を進めるな!
田心 春樹(たごころ はるき)
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
笑顔で怒ってらっしゃる!
何がどうなってんの!? ヘルプミーマミー!
我が母は、母屋の後ろでニコニコとしていた。相も変わらず半透明で。
田心 月子(たごころ つきこ)
素!? これが母屋の『素』!?
田心 月子(たごころ つきこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
まさにその通りだと言わずにはいられない!
母屋 麗子(おもや れいこ)
田心 春樹(たごころ はるき)
脛をトゥキックされた。
いや、弁慶に見えるとか、言ってないから……