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山口俊也
校門を出てすぐ、母へのLiNEを終えて帰宅する
山口俊也
スマホの画面を見ると時刻は午後6時55分を指していた
いつもはこれほど遅くなることはないのだが、
とりわけ今日は、文化祭の準備をしていたのだ
駅で電車を待っている
山口俊也
駅員(アナウンス)
駅員(アナウンス)
山口俊也
山口俊也
母
母
山口俊也
そう思いながら、俺はスマホゲームで時間を潰していた
山口俊也
山口俊也
山口俊也
山口俊也
山口俊也
迷いながらも俺の親指はボタンを押してしまった
欲に負けたのだ
山口俊也
山口俊也
コロン...コロン...コ...
山口俊也
山口俊也
山口俊也
6個目が出ると、画面が神々しく光るとともに、欲しかったキャラが現れた
山口俊也
心の中でガッツポーズをした
全体の結果としては、かなり良い方を引いた
山口俊也
山口俊也
山口俊也
山口俊也
良い事の後には良くない事が起きてしまうんじゃないかって考えてしまうのだ。
逆もまた然りである
17分くらい経過して...
スマホをしまい、回りをみてみる
駅のホームには空いている椅子はなく、
老人も、学生も、会社員も...
皆疲れきっているような顔付きをしている
中には苛立ちが立ち始めている人もいるのだろう
あれから少しして、電車に乗ることができた
山口俊也
電車内は人で溢れている
ガタンゴトン..ガタンゴトン
キィィ............(電車が止まる音)
車掌
車掌
山口俊也
最終的には、またもや20分ほど遅れてしまった
電車を降りる...
空はもうすっかり暗くなっていた
山口俊也
山口俊也
山口俊也
コツ、コツ、コツ、コ...
山口俊也
山口俊也
山口俊也
山口俊也
近道を通るのに躊躇してしまう訳は...
母親やら近所の人達から皆が口を揃えて
''この道を通ったら何か良くないことが起こる''
と言っていたからだ...
怪我人や死人が出たことは一切無いのに、その道の悪い噂は後を絶たなかった
山口俊也
俺はちょっとした軽い気持ちでその道に入っていった
山口俊也
始めは至って普通の道だと思っていたものの...
先へと進んでいくうちに...''異変''に気付いた
コツ''コツ''ッ...コツ''コッ......
山口俊也
俺のとは''別の足音''がすぐ後ろから聞こえた
山口俊也
山口俊也
山口俊也
山口俊也
山口俊也
何かに首をガッチリと固定されているような感覚で、
''前を向く''事しか出来なかった
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おかしい
''絶対におかしい''
全力で走って後ろの''何か''から逃げようとした
タッ''タッタッ''タッタッ''タッタッ
だが、俺に''ピッタリ''と張り付くように足音も追いかけてきた。
山口俊也
どれだけ走っても後をつけてくる
山口俊也
山口俊也
山口俊也
/%&>$[|~:_-[)
''頭も気も狂っちまいそうだ''
足が疲れたので速度を落とす...
山口俊也
山口俊也
山口俊也
ずっと走っていたためか、振りきることが出来たようだ
ちょっと''ホッ''とした
山口俊也
山口俊也
山口俊也
心臓の鼓動音が、
ドクンッ、ドクッ
と、体全体に鳴り響く
山口俊也
山口俊也
やや小走り気味で道を進む
タッタッタッタッ...
結構進んだつもりに思えたが、まだ出口は見えない
山口俊也
そう思っていると...
♪♪♪♪♪♪♪♪♪
山口俊也
スマホから着信音が鳴った
だが、この道に入る前からスマホはマナーモードにしてある...
山口俊也
''後ろ''からだ
@-/:{&}=(*)||
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
山口俊也
この音は十分おかしいが、
それに加えてこの道に入ってからは
体全体に重りでも乗せてるかのように
''無性に気分が重苦しい感じがする''
山口俊也
呼吸が乱れてきて...
目には涙を浮かべそうで...
山口俊也
♪♪♪♪♪♪♪
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
音が激しく鳴り響く
@-/:{&}=(*)||
山口俊也
気でも狂ったかのように、ただ一心不乱に走る
回りなんて見えちゃいない
ただ、その''見えない何か''から逃げようと訴える心が俺を突き動かす
あれから何分くらい経っただろうか
走っているうちに、道を抜けたようだ
重苦しく締め付けられていた体が解放され...
首も正常に動くことに安心感を得る
呼吸を整えて、スマホの時計を見ると...
山口俊也
あの道で起きたこと未だによく分かっていない
俺が見た幻覚かもしれないし、幽霊でもいたのかもしれない...
近道なのは本当だった
だが、もうあそこを通ることはないだろう
あんな思いはもう二度としたくないのだから