センカ
はいどうもセンカです
センカ
仏くん編です
センカ
しょーじき迷いました
センカ
仏くんはまだ、ね?
自覚していない訳
なんですよ
自覚していない訳
なんですよ
センカ
そんな状態なんでね
センカ
告白とか無理じゃ
ないですか
ないですか
センカ
だから今回はまあ、
思い出にふけてる感じ
の話になります
思い出にふけてる感じ
の話になります
センカ
それではどうぞ!
ほとけ
……アニキ
ほとけ
ねえ、アニキ
ほとけ
…僕の声聞こえてる?
悠佑
……
アニキはなんの反応も 見せてくれなかった
ほとけ
…だよね
ほとけ
僕ねわかったことが
あるんだ
あるんだ
ほとけ
まだ、アニキのこと
なんにもわかってない
なんにもわかってない
ほとけ
知れてないんだってこと
ほとけ
何年も一緒にご飯食べて
遊んだりもしてきたはず
なのにね
遊んだりもしてきたはず
なのにね
ほとけ
……
ほとけ
いっぱいいっぱい
楽しい事もあったし
楽しい事もあったし
ほとけ
その分だけ辛い事も
あったりした
あったりした
ほとけ
だけどね
ほとけ
それでも毎日が
楽しいって、
楽しいって、
ほとけ
ずっと生きていたいって
思えるのは
思えるのは
ほとけ
きっと
ほとけ
きっとね
ほとけ
家族の、アニキの
お陰なんだと思うんだ
お陰なんだと思うんだ
ほとけ
だから
ほとけ
頑張りすぎて、
ほとけ
抱え込みすぎて、
ほとけ
倒れちゃったのは
本当にびっくりした
本当にびっくりした
ほとけ
もう倒れる事が
今後ないと嬉しいけど
今後ないと嬉しいけど
ほとけ
…正直心配でしかない
ほとけ
これでも僕、
怒ってるんだよ?
怒ってるんだよ?
ほとけ
勝手に倒れた事も
ほとけ
自分は二の次な事も
ほとけ
僕を…いや誰かを
頼ってくれない事も
頼ってくれない事も
ほとけ
でも、僕さ
ほとけ
アニキの事、
なんだかんだ
なんだかんだ
ほとけ
嫌いになった事、
ないんだ
ないんだ
ほとけ
不思議だよね
ほとけ
不満はあるのに
ほとけ
心のどこかで
ウザイだとか、
ウザイだとか、
ほとけ
思った事、あるはずなのに
ほとけ
嫌いだって思わない
悠佑
……
ほとけ
きっと、犯罪をしても
ほとけ
まあ、アニキに限って
そんな事はないと
おもうけどね!
そんな事はないと
おもうけどね!
ほとけ
アニキなら、
ほとけ
それはどうかと
思うって言うんだろうな
思うって言うんだろうな
悠佑
……
ほとけ
ふふっ
ほとけ
…
ほとけ
アニキの行動一つ一つが
ほとけ
僕の心を動かして
ほとけ
不思議な感情を
湧き上がらせる
湧き上がらせる
ほとけ
僕はこの感情の名前を
ほとけ
まだ、知らないけど
ほとけ
わかる気がするんだ
ほとけ
アニキの側にいたら
ほとけ
でも、ずっと
眠ったままだったら
眠ったままだったら
ほとけ
アニキも僕も、みんなも
つまんないし
つまんないし
ほとけ
この感情の名前を
知る事もできないし
知る事もできないし
ほとけ
アニキの美味しい
ご飯も食べられないし
ご飯も食べられないし
ほとけ
遊んだりも、
できない
できない
ほとけ
当たり前のことが
ほとけ
何気ない幸せな時間が
ほとけ
こうやって減ってくのは
ほとけ
僕だって、アニキだって
皆だって辛いし
皆だって辛いし
ほとけ
イイコト一個もないんだよ
ほとけ
ねえ、聞いてる?
ほとけ
……ねぇ、聞いてよ
ほとけ
……アニキ
ほとけ
……
布団に涙が落ちる
ほとけ
……あれっおかしいな
ほとけ
僕って、こんなに、
泣き虫、だったっけ、
泣き虫、だったっけ、
必死に涙を両手で拭う
蛇口が壊れたように感じた
ほとけ
涙、止まれ、止まれ
僕の思いに反して涙は溢れ出る
ほとけ
止まって、止まって、
溢れた涙が布団に滲む
ほとけ
お願いっだからぁ
ほとけ
うう"ぅ"…ひっぐ…
出来るだけ声を殺して泣く
ほとけ
う"ぅ……ひっぐ、、
その姿は果たして惨めなモノだろうか
ほとけ
とま"っ、で、よ"……
ひっぐ、うゔ…
ひっぐ、うゔ…
まともに話す事すらできなくなって
ほとけ
ぁに"ぎぃ"……
あなたを呼んでみる
悠佑
……
返事は…なかった
ほとけ
ひっぐ、ふ、、うう…"
涙が、悠佑の顔に落ちる
悠佑
……
あなたに想いは届かない
届いてはくれない
聞いて欲しい事がいっぱいあるのに 聞こえすらしない
ほとけは、泣き疲れたのか 布団に頭を沈めながら 寝息を立てている
ほとけ
すー…すー…
おやすみ
誰かがそう、言った気がした
センカ
はい今回はここまで
センカ
なんか謎な感じに
なりました
なりました
センカ
難しかったですけど
センカ
考えるのは
楽しかったです
楽しかったです
センカ
次は初兎ちゃん編
です!
です!
センカ
それではさようなら!