花の国から帰ってきて数日
私はようやく眷属に会う時間を作れた
そして…
青い空の下で
私は確かに君に誓った
そうだよね?私の可愛い眷属
アベリア
銀木犀
銀木犀
アベリア
銀木犀
銀木犀
銀木犀
アベリア
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
アベリア
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
アベリア
アベリア
アベリア
アベリア
銀木犀
銀木犀
頭の中に浮かんでくる月華と不葉の記憶
それを思い出すと、少し心が痛い
銀木犀
銀木犀
アベリア
銀木犀
アベリア
銀木犀
なんて、無理難題を言ってみたりもした
呼び名が欲しかったのは本当だけど
アベリア
銀木犀
銀木犀
銀木犀
アベリア
アベリア
銀木犀
銀木犀
アベリア
銀木犀
アベリア
アベリア
アベリア
アベリア
アベリア
銀木犀
銀木犀
銀木犀
呼び名を聞いた瞬間、君らしいなと思ったんだよ
その名で呼ばれるのは、今世だとあと何回だろうか?
銀木犀
アベリア
銀木犀
ずっと考えていた死に方を
君に言うか悩んだけど
もうここまで来たなら言ってもいいかと思えてしまって
つい、言ってしまったんだよ
銀木犀
銀木犀
アベリア
早速、その名前で呼ばれるのが
とてつもなく、嬉しかった
銀木犀
アベリア
銀木犀
銀木犀
アベリア
銀木犀
アベリア
銀木犀
例え今から話すことが今後この子の呪いとなっても
どうしても、話しておきたかった
アベリア
銀木犀
銀木犀
銀木犀
アベリア
銀木犀
アベリア
銀木犀
そうだ、誓ったんだよ
もう一度君に会いに行くと
たとえ私が転生で全てを忘れていたとしても
貴方に必ず会いに行く
……本当はね
この月下美人を飲み込んで欲しかった
銀木犀
銀木犀
銀木犀
部屋に集めた数人の眷属を前に
堂々と死ぬ宣言をした
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
桜姫
銀木犀
桜姫
銀木犀
銀木犀
銀木犀
銀木犀
桜姫
桜姫
銀木犀
銀木犀
銀木犀
ぐいっと瓶の中身を一気に飲んだ
魂から殺されていく感覚がする
銀木犀
銀木犀
不葉の気持ちを何も考えてなかった
自己中心的な考え方しか出来なかった
結局飲んだのは眷属ではなく私だった
…不葉と月華に、怒られるかな?
銀木犀
銀木犀
始まりの6人の中で
唯一の種族だった吸血鬼
孤独感は、誰よりも知ってる
もし、転生が遅れたとしても
吸血鬼が1人にならないように
そう願いを込めた
銀木犀
アベリア
また、会える日まで
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「 」
「あっ、やっほー」
少女はいつの間にかそこに居た
自分達もどうやってここに来たのか分かってないのだが
「どう?この話は楽しかった?」
首を動かすことが出来ず立ち尽くしているのみだ
なのに、少女は満足そうに笑った
「本当はこの話、もっと後に読む予定だったんだけどね」
本の表紙を撫でる少女
「でも、気が変わったから読むことにしたの」
にこっと笑ってこっちを見ていた
「本当はここにも来る予定は無かったんだよ?」
今度はにや〜と笑う少女
心做しかいつもより楽しそうだ
「でも、気が変わった」
「みんなに会いたくなっちゃったの」
ふと、顔から全ての感情が消えた
「あ、ごめん。そろそろ時間だ」
よっといい立ち上がる少女
……いつから座っていたのだろうか?
「こほん、それじゃあ」
手を振り、ニコッと笑ってこっちを見ていた
「またね、観測者の皆様」
コメント
6件
あ、アベリアさん〜〜〜!!!これがアベリアさんがクルトさん…いや、銀木犀さんを「シュガー」って名付けた日なんだ……!!! 眷属の前で死 ぬ 宣 言をした時に「誰も止めるなよ?」って言うところ銀木犀さんらしいなって思った……w最期まで銀木犀さんは銀木犀さんだなあ……🤭🤭 赤い、アイコン……!不葉さんが転生するって銀木犀さんと「狐の神」さんが話してたとこを読んだ時にもしかして、とは思ってたけど