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まふゆ

ちょっと待って・・・

まふゆ

本当に・・・神代さんが犯人なのかな?

穂波

え?もう自白までしてるんだよ?

まふゆ

そうなんだけど・・・ちょっと気になる事があるんだよね・・・

まふゆ

凶器はナイフじゃないと思うんだよね。

冬弥

え?でも凶器はナイフしかないんじゃないのか?

まふゆ

でも、星乃さんの体の傷からして、凶器は直径5ミリくらいの細さなんだよね。

えむ

直径5ミリって・・・ナイフよりもめっちゃ細いじゃん!?!?

つまり、朝比奈さんは僕は犯人じゃないって言いたいんだね?

彰人

は!?お前以外に誰が居るんだよ!

僕は言ってないよ。彼女が言ってるのさ。

寧々

類・・・まだ何か隠してるの?

寧々

あの停電の時、星乃さんと類の間には、まだわたし達の知らない何かがあったとか・・・

どうだろうね。

なぜ隠すんだ!このままじゃお前が死ぬんだぞ!?

・・・・・・・・・・・・

えむ

あの停電の中で何があったのか・・・うーん、、うーーーん!!!!

えむ

あ!こうやって寄り目になるとみんなが二重に見えるよ!!

飽きてる!?えむちゃん!?これ命がかかってるんだよ!?

冬弥

え?誰の命がかかってるんだ?

こっちはルール理解してないの!?

参ったね・・・暗闇の中は誰も分からなかった・・・いくら考えても真相は闇の中・・・

瑞希

ううん、違うよ!

瑞希

見るのは無理でも聞くのは出来たはず!だよね?えむちゃん!

えむ

えええ!?そうなの!?

瑞希

もうやだこの人・・・

瑞希

えむちゃんが教えてくれたでしょ・・・誰がどんな声をあげたのか・・・

こはね

ん?一歌ちゃんと神代さんの声・・・

瑞希

一歌ちゃんが『ちょっと、何してるの!?』と『やめて!』で、類が『いてっ』だね。

みのり

なんだか・・・類さんが一歌ちゃんの反撃を受けてるみたいだけど・・・

実際そうだからね。

瑞希

え?

実は僕はテーブルの下で星乃くんに突き飛ばされちゃったんだよ。

穂波

い、一歌ちゃんがですか・・・?

停電と同時に僕はすぐにナイフを取ろうとしたんだけど、そこで星乃くんに突き飛ばされたんだよ。

だから、僕はナイフを取ることは出来なかったのさ。

瑞希

え・・・?いや、でも確かにそう聞こえる・・・ううん、そうとしか聞こえない・・・

テーブルの外に突き飛ばされてからは自分がどこにいるか分からなかったからみんなと一緒で混乱してたよ。

そうこうしてる間に明かりが点いたら、テーブルの下から星乃くんの死体が・・・

咲希

待ってよ・・・

咲希

ちょっと待ってよ!!

咲希

じゃあ、るいさんは犯人じゃないって言うの!?

そうだね、あの計画は全て僕がしたけど、残念ながら僕の計画は失敗だったのさ。

その後の事は僕にも分からないかな・・・

志歩

は・・・じゃあ犯人って誰なの・・・?

みのり

どうしよう!!こんなのわたし分からないよ・・・!

参ったねぇ・・・でも諦めたら駄目だよ!

瑞希

・・・・・・・・・・・・

それで、どうしようか?

こはね

大体、突き飛ばされたって本当なの?

愛莉

そうよ・・・他の凶器が使われたからってあんたの容疑が晴れる訳じゃないからね!

まふゆ

でも、他にもあるんだけど・・・

本当に?教えて?

まふゆ

今までの話だと、星乃さんはテーブルの下で犯人に殺されたんだよね?

そうね・・・それがどうしたのかしら?

まふゆ

の割に、神代さん、綺麗ですね。

ありがとう・・・?

まふゆ

あはは・・・褒めてないよ?(素ッ)

えむ

ひえ、、

瑞希

あれだよね?血が付いてないって事だよね?

まふゆ

うん、そうなんだよね・・・

まふゆ

だって、思い出してみて。あのテーブルの下は血が撒き散っていたよね?

まふゆ

テーブルクロスの内側にも、壁にも色んな所に血が飛んでいたし・・・

穂波

た、確かに・・・あそこで殺してたら明かりが付いた時返り血が付いてるよね・・・

おや?僕は返り血なんて浴びてないよ?

絵名

何か使ってそれを防いだとか?

何かってなんだろうね?

いや、あるにはあったね。ね?瑞希。

瑞希

うん・・・倉庫にあった血痕の付いたテーブルクロス・・・あれの事だよね?

もう決まりじゃないの?血痕が付いてるなんて・・・

みのり

でも・・・それって倉庫にあったんだよね?いつ置いてきたの?

愛莉

明るくなった時・・・?でも誰かに見つかるわよね・・・

瑞希

うん・・・あのテーブルクロスはかなりの大きさがあるから運ぶのにも・・・

停電中にナイフを取るのですら大変なのにそんな事出来るのかな?

穂波

じゃあつまり・・・?

もしかしたら、犯人はテーブルの下で刺してないのかも。

瑞希

え?

でも殺害現場はテーブルの下だった気が・・・

まふゆ

うん、血はテーブルクロスの内側に飛んでいたし、あそこで殺されたのは間違いないよ。

寧々

でも、刺された場所と刺した場所が同じとは限らないと思う。

えむ

つまり意味不明って事だね!

瑞希

うん・・・?もしかして・・・

おや?もしかして分かったのかい?

こはね

えっ!?ほんとに!?

瑞希

うん・・・多分床下だよ!

絵名

ゆ、床下!?

瑞希

旧館の床ってかなり隙間だらけだったし、あそこは絨毯も敷いてなかったよね?

瑞希

あの隙間から凶器を通せば・・・一歌ちゃんを殺す事も出来たはずだよ。

だとすると犯人は旧館の床下に入ったって事だよね?どこから?どうやってだい?

瑞希

それは・・・分からないけど・・・でも心当たりのある人は居ると思う!

瑞希

咲希ちゃんは大広間でずっとキーホルダーを探してたよね?

咲希

あ、うん・・・

瑞希

それって・・・床下に落ちたんだよね?

咲希

うん・・・あまりにも取れないから旧館ごと壊そうと思ったよ・・・

咲希

でも戻ってきたよ!!えへへ・・・

瑞希

それって・・・手に握ってるものだよね?

志歩

え?あ、本当だ・・・

瑞希

裁判前は持ってなかったけど、裁判後に持ってるって事は・・・

瑞希

捜査中に取り戻したって事だよね?

じゃあ・・・咲希ちゃんは床下に入る方法を知ってるのね!

咲希

え?そう・・・だね・・・!

でかしたぞ!咲希!!!

咲希

えっとね、倉庫から入れたよ〜

咲希

アタシのキーホルダー脳がこっちだって導いててね・・・

彰人

なんか色々すげーな・・・

冬弥

じゃあ、犯人はそこから入ったって事だな・・・

みのり

なるほどね・・・確かに、倉庫まで距離も近いしテーブルクロスがあったのも説明が付くね・・・

えむ

それで一歌ちゃんをグサッ!って・・・

穂波

でも、そうなのかな・・・

えむ

あれ?ブスッ!とかザシュッ!なのかな・・・

穂波

効果音の音じゃなくて・・・でも、その為にはパーティーから抜け出さないとダメだよね?

参加してないの誰だっけ?

寧々

わたしは参加してないけど・・・入口で見張りをしてたよ。そこのモノミが証人になってくれる・・・はず。

モノミ

はいっ、あちしは草薙さんと見張りをしてまちたよ!

わ、私はトイレにずっと入ってたよ・・・

穂波

わたしも・・・厨房に居る時間は長かったけど、たまに料理を運びに行ってたよ。

みのり

どうしよう・・・他に参加してない人なんて・・・

まふゆ

パーティー中というか、停電中だったと思うよ。

寧々

確かに、停電中に居なくなったら気付かないね。

冬弥

それに、あの暗い廊下を倉庫まで歩いて行くのは不可能だしな・・・

彰人

だな。オレがあの時事務室に行こうとしたけど行けなかったし・・・

瑞希

でも本当に無理なのかな?

こはね

神代さんみたいに紐を使ったとか・・・?

暗視スコープがもう1台あったのかしら?

えむ

あー!わかった!明かりを使ったんだよ!

瑞希

そうだよ!犯人は明かりを使ったんだよ!

えむ

ええ!?勘で言ったのに!?

愛莉

頼むから真面目にして・・・

だが、明かりなど何処にあるんだ?

瑞希

あったはずだよ?厨房の備品リストに載ってたはずだよ。

瑞希

鍋用のカセットコンロを使ったんだよ!

えむ

カセットコンロ!?

瑞希

カセットコンロなら電気がなくても明かりが点くし、持ち運びだって可能だよ。

瑞希

犯人はそのカセットコンロを使って停電中の廊下を倉庫まで持って行ったんだよ!

確かに、そうかもしれないね・・・でもそこには穴があるよ!

瑞希

え?

さぁ、瑞希、僕と勝負してくれるかい!?

それは違うよ。

瑞希

っ・・・

君は僕の反論を打ち破る事が出来るかな?

さっきの東雲くんの証言を忘れたのかい?

事務室にも辿り着けなかったって言ってたよ?

瑞希の言うガスコンロの明かりは、その証言と矛盾するんだよね。

それとも東雲くんの証言自体を疑う気かい?

瑞希

ボクは疑ってる訳じゃないよ!何が言いたいの・・・?

東雲くんが事務室に辿り着けなかったのは廊下が真っ暗だったからだよね?

そんな真っ暗な廊下で明かりを使ったら東雲くんに目撃されるんじゃないのかい?

瑞希

その言葉斬らせてもらうよ!

瑞希

類・・・忘れたの?それとも忘れたフリ?

おや?何の話かな?

瑞希

廊下にあった防火扉だよ。

瑞希

あれを閉じれば、廊下には壁が出来るはずだよ。

瑞希

しかも、防火扉の先はすぐに曲がり角になっていたから、多少の隙間があったとしてもその角さえ曲がれば光が漏れる事も無かったはずだよ?

なるほどね・・・それを見破るなんて流石超高校級の・・・

おっと、君はまだ自分の才能を思い出してないんだったね?

瑞希

そ、そんな事今は関係無いでしょ!

志歩

本当に・・・何がしたいの?

モノクマ

こらこらー喧嘩はダメだよー!

モノクマ

それと、早くしないと僕が飽きたら強制投票にするからねー?

ああ、分かったよ代わればいいんだね?

代わるって・・・誰に?

ほら、本物の犯人に代わってもらうんだよ。

絵名

え?あんたが犯人じゃないの?

そう思うならそれでもいいけど?

僕はどんな結果でも受け入れるさ。

瑞希

((ボクにはわかってしまった・・・

瑞希

((犯人が・・・・・・

瑞希

((犯人は廊下の防火扉を光の遮る物に使い、その暗闇をカセットコンロで移動して・・・

瑞希

((潜り込んだ床下から、夜光塗料を目印にして一歌ちゃんを刺し殺した・・・

瑞希

((だったら、その犯人と考えられるのは・・・

瑞希

((あの人しかいない!

瑞希

・・・・・・・・・・・・

瑞希

穂波ちゃん・・・君じゃないのかな?

穂波

・・・・・・・・・・・・

穂波

え?ど、どういうことかな・・・?

咲希

え?ほなちゃんが犯人・・・?

穂波

な、何言ってるんですか〜、、そんな訳無いですよ・・・

瑞希

もちろん今のは単なる推理だよ・・・反論があるなら言って欲しい。

穂波

反論も何も・・・わたしは犯人じゃないですよ!

瑞希

でも、明かりに使われたカセットコンロは厨房にあったんだし・・・

穂波

そ、そんな理由だけで犯人扱いですか!?そ、そんなのおかしいですよ!

穂波

わ、わたしが人殺しなんて出来るわけ・・・

志歩

ほ、穂波・・・どうしたの?犯人じゃないのにそんなに取り乱して・・・

穂波

そ、そうですよ!わたしは犯人じゃないので・・・

例えば、犯人が明かりを使ったとするよ。そして防火扉を光の遮る物に使ったとしよう。

それで、そこから倉庫に移動して床下に潜ったとして、その後はどうするんだい?

床下だって真っ暗だし、どうやって星乃くんを刺すのかい?

穂波

そ、そうですよ・・・その点についてはどうなんですか!?

瑞希

そ、それは・・・

答えれる訳ないよね?瑞希はあの床下を捜査してないからね?

絵名

それなら咲希ちゃんが知ってるんじゃないの?実際床下に潜ってるし・・・

咲希

いや、残念だけど、床下には事件と関係する物は無かったかな・・・

咲希

いっちゃんの血が滴り落ちていた場所に光る液体が塗られてただけで・・・

みのり

え?暗い中でも光ってたの!?

それ絶対重要だよ!

こはね

確かに、それがあったらそこまでは移動出来るね・・・

瑞希

それって、ナイフに塗ってた夜光塗料の事?

愛莉

確かに、それを使えば暗い中でも凶器を使えるわね・・・

つまり、犯人は人を標的にした訳じゃなくて、その夜光塗料が動く瞬間を狙ったんだね・・・

彰人

それって誰かがナイフを手に取った瞬間って事か・・・?

なるほど・・・それでナイフを手に取った星乃くんが殺されてしまったんだね。

寧々

でも、それを利用出来たって事は、犯人は類の計画を知っていたって事だよね?

咲希

そ、そうなの?ほなちゃん!

穂波

わ、わたしは知らないですよ!!?ほんとに・・・何も知らないです・・・!

じゃあ、逆に僕から質問していいかな?

またお前か・・・

穂波

ま、まあまあ・・・話は聞いてみましょうよ・・・

望月くんが犯人だとすると、彼女は停電中に倉庫に行ったって事になるけど・・・

だとしたら、えむくんが聞いたあの会話はなんだったのかな?

ほら、みんなが停電中の時、望月くんの声は普通に聞こえていたよね?

えむ

確かにー!あたしはハッキリと穂波ちゃんの声が聞こえたよ〜!

穂波

そ、そうなんですよ!わたしは大広間に行ってましたよ!

瑞希

ううん、そんなことない!

穂波

な、なんで・・・ですか・・・?

穂波

なんでそんな風に言うんですか!?

瑞希

ぼ、ボクは別に責めたい訳じゃない・・・

瑞希、大丈夫だよ。

瑞希

・・・・・・・・・・・・・・・

改めて聞くけど・・・望月くんは停電の時、倉庫に行ったのかい?

穂波

そ、倉庫になんて行ってないです!わたしは別の場所に居たんですから・・・!

えむ

穂波ちゃんの声ならあたしが聞いたよ!

冬弥

録音された声とかじゃないのか?

えむ

ううん!生声だったよ!

穂波

そうですよ・・・今の証言がある限り、わたしは大広間に居たって言えるんですよ!

瑞希

それは違うよ!

瑞希

それを聞いたからって大広間にいた理由にはならないよ!

穂波

なんでなんですか・・・?

瑞希

床を思い出してよ、隙間だらけだったでしょ?

瑞希

だから、床下からあがった声でも大広間の声と同じように聞こえたんだよ。

穂波

・・・・・・・・・・・・

穂波

あ、・・・・・・あ・・・

まふゆ

そ、そうなの?望月さん・・・

穂波

ち、ちょっと待ってくださいよ・・・

そ、そうなの・・・?嘘・・・

穂波

待ってくださいって言ってますよね?

あ、あの穂波ちゃん・・・

穂波

さっきから言ってますけど、わたしは大広間に居たんですよ?

寧々

でも、それなら明るくなった時、どこに居たの?

穂波

い、居ましたよぉ・・・皆さん気付かなかったですか・・・?

愛莉

もう諦めなさいよ・・・

穂波

あなた達が覚えてないだけでわたしはちゃんと大広間に居ましたよ!!!

こはね

ひぇぇ、、怖いよお・・・!

咲希

ごめん・・・アタシも自信が無いよ・・・居たような居なかったような・・・

志歩

何か判断する方法は無いの・・・?

寧々

本人の記憶に聞いてみたら?

穂波

は?逆に居なかった証拠あるんですか?

瑞希

あるかもしれない。

穂波

またあなたですか!?

瑞希

あの停電が終わった後、大広間に居たんだったら・・・みのりちゃんがどうなってたか分かるよね!?

穂波

え・・・?

瑞希

どうなの!?あの時みんなはみのりちゃんに注目してたよ!

みのり

た、確かにそうだね・・・

穂波

えっと・・・あの・・・

ど、どうなの・・・答えれるの・・・?

穂波

え、えっと・・・・・・

穂波

あ、あれ?あ、ほら・・・忘れたのかな・・・?

穂波

あ、あのあの神代さん・・・なんとか言ってあげてくださいよぉ!!

うーん・・・諦めるしかないね。

穂波

え?諦めるって・・・ちょっと何言ってるんですか・・・

もう決まった事だよ。早く投票しようか。

穂波

き、きき、、決まって・・・?

穂波

き、決まってないですよ!!凶器だって決まってないじゃないですか!!!!

えむ

ほ、穂波ちゃん・・・

穂波

わたしが犯人だって言うならまず凶器を言ってみなさいよぉ!!!

冬弥

凶器か・・・確かナイフでは無かったのだな?

まふゆ

傷からして直径5ミリの凶器だよ。

彰人

それで床下から刺したなら、おそらく50センチ以上の長さは要るよな・・・

今更凶器なんていいんじゃないのかい?もう犯人は決まってるんだからね・・・

穂波

は?ふざけないでくださいよ。

仕方ないよ・・・とりあえず凶器が何か話してみよっか。

瑞希

それは多分・・・備品リストから欠けていた物・・・

瑞希

鉄串じゃないかな?

鉄串・・・?

瑞希

パーティーが始まる前、一歌ちゃんと話してたんだけど、鉄串が1本欠けてたんだよね。

つまり、欠けていた鉄串が凶器なのか!?

まふゆ

でも鉄串なら条件が合うよ・・・

絵名

それ・・・どこに隠したの!?

穂波

あ・・・・・・・・・ああああ・・・

穂波

無理ですよお!!わたしが人殺しなんて・・・ましてや友達を殺すなんてぇ・・・

穂波

許してくださいよぉ!

どこかに捨てたとか・・・?

モノミ

いえ!ポイ捨ては校則違反でちゅ!もしポイ捨てをしたら島中にサイレンが鳴りまちゅ!

愛莉

ポイ捨てでそこまでするの・・・?

寧々

それに外で見張りをしてたけど望月さんは1回も旧館から出てこなかったよ。

冬弥

じゃあ旧館のどこかに隠したのか・・・

厨房じゃないの?

志歩

穂波・・・正直に答えて欲しい・・・

穂波

ど、ど、ど・・・

穂波

どうしてわたしばっかり責めるんですか!?わたし何もしてないじゃないですかあ・・・

みのり

自分達で突き止めないとダメみたいだね・・・

瑞希

あの時、一歌ちゃんとボクで調べた時、見てない場所と言えば・・・

穂波

わたしは何も隠してないですよぉ!

瑞希

そうだ、骨付き肉だよ!

穂波

何言ってるんですか・・・そんなところに凶器を隠すなんて・・・

咲希

ほなちゃん!お願い・・・

穂波

・・・・・・・・・・・・

こはね

じゃあ、確かめるしかないよ・・・

えむ

あれを食べて鉄串が出てきたら当たりだね・・・

彰人

おい!モノクマでもモノミでもいいから、早くあの骨付き肉を持ってこい!

穂波

ま、待ってくださいよ!!!タイムです!!待ってくださいよ・・・・・・!!!

モノミ

あ、それがでちゅね・・・

モノクマ

(どこかに行ってる)

みのり

え!?モノクマは!?

モノクマ

ボクなら・・・ここだよー!

モノクマ

(骨付き肉を食べてる)

モノクマ

んん、おいひー!

えむ

ええええ!!?クマが肉食べてる!!!

えむ

・・・ってよく考えたら普通かあ〜

穂波

!!!ダメです・・・本当にダメなんですって・・・!

モノクマ

おやおや?なんかお肉の中から・・・

モノクマ

(鉄串を出す)こんなん出てきましたけどー!

そ、それ・・・

まふゆ

あ、骨の部分が取ってになってる・・・凝ってるね。

穂波

ま、待ってください・・・わたしは人を殺すような人じゃないですよ・・・

穂波

こんなの間違いですって・・・こんな事わたしがする訳・・・

これで・・・終わりみたいだね・・・

モノクマ

はーい!みんなはお手元のスイッチで投票してねー!

モノクマ

うぷぷ・・・どうなるのかなあ・・・

穂波ちゃんに投票される

モノクマ

はーい大正解でーす!

穂波

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

嘘だろ・・・?

どうしてよ・・・どうして殺したの!?

穂波

違う、違うの・・・

穂波

わたしはみんなを助けようとして・・・

穂波

人殺しを企んでいた神代さんを止めようとしただけなんですって・・・!

絵名

え?

・・・・・・・・・・・・

穂波

わ、わたしは朝から旧館で料理の仕込みをしていて・・・そ、そしたら・・・

穂波

大広間の方から変な笑い声が聞こえるからそ、それでそっちを覗いたら・・・

穂波

そこで・・・見ちゃったんですぅ・・・!

穂波

掃除当番だった神代さんがテーブルの下にナイフを仕掛けてるのを・・・

穂波

それでなんだか嫌な予感がして・・・ずっと見ていたら、アイロンを倉庫に置いたり、エアコンのタイマーをいじったりして・・・

穂波

だから、わたしは聞いたんですよ・・・

穂波

そ、そしたら・・・

おや?見つかってしまったね・・・

穂波

み、見つかったって・・・何してるんですか・・・?

もちろん、殺すつもりだよ?

穂波

え?

言っておくけど、止めても無駄だよ?

穂波

な、なんで・・・いくら出たいからってそんなことしちゃダメですよ!

・・・・・・・・・・・・

違うよ、僕はここから出たい訳じゃ無いよ。

僕はただコロシアイが早く始まって欲しいのさ。

穂波

な、何言ってるんですか・・・

僕はどんなに巨大な絶望が立ちはだかろうとも、希望は決して負けない事を証明して欲しいのさ!

穂波

わ、訳の分からない事を言わないでくださいよ・・・

穂波

ま、まさか本気じゃないですよね・・・?

分かって貰えないみたいだね・・・仕方ないね・・・

や、やややばいよ!!!この人!

瑞希

どういう事!?

ほら、希望が強くなる為には絶望も必要だろう?

絵名

も、もうやめて・・・ほんとに・・・

志歩

でも、それでなんで一歌を!

穂波

わ、わたしだって分からないですよお・・・ナイフを取るのは神代さんだったはずなのに・・・

穂波

それなのにどうして・・・・・・

みのり

・・・・・・・・・・・・

愛莉

や、やばいわよ!!もう縛った方がいいんじゃないの!?

モノクマ

そろそろいいですか?おしおきタイムの時間ですよ♪

穂波

ま、待って・・・

穂波

あれはなんて言うか・・・正当防衛というか・・・故意じゃなくて事故というか・・・

モノクマ

正当防衛だろうと故意じゃなかろうと事故だろうと殺人は殺人だよ!

咲希

ほなちゃん・・・!

志歩

・・・・・・・・・・・・っ

穂波

ごめんね・・・・・・

モノクマ

では、張り切っていきましょー!おしおきターイム!!

咲希

・・・・・・・・・・・・・・・

モノクマ

今から超高校級の家庭科部にふさわしい縫い物をしまーす!

穂波

ぬ、縫い物・・・?

針が体に刺さる

穂波

・・・・・・っ!!!

モノクマ

刺すのって結構楽しいね♪

ザクッザクッ☆

穂波

ーーーー!!!

モノクマ

残るは首だけ!

穂波

〜〜〜ー!!!

プツン

モノクマ

いやっほうっ!エクストリーーーム!!

モノミ

きゃあああああ!!

う、嘘・・・・・・

こはね

う、やばい・・・・・・吐き気が・・・

えむ

な、何回も刺されて・・・ううっ・・・

咲希

ほ、なちゃん・・・さっきまで話してたのに・・・そんな・・・・・・っ

彰人

ひ、酷すぎるだろ・・・こんな事・・・

冬弥

それと・・・動機の件だ・・・コロシアイが起きてしまったんだ、早く教えろ。

モノクマ

ああ、学園生活の記憶の事?

モノミ

え?言っちゃうの?

モノクマ

でも、すぐに教えるとは言ってなかったよ?

え・・・?

き、汚いぞ!!

モノクマ

もちろん、約束は守るよ。約束通りいつかは記憶を戻してやるよ。

モノクマ

アーッハッハッハ!!!

モノミ

あ、あの・・・えっと・・・あちしも失礼しまちゅ!

なんなの・・・ほんとに・・・

まふゆ

逃げたね・・・

みのり

みんな・・・まずは・・・部屋に戻らない?

冬弥

なぜだ?

みのり

一旦休んだ方がいいかなって・・・それで、もう二度とここに来ないように頑張ろうよ!

・・・そうだね、うん・・・そうだよ!みんなここでめそめそしてたって駄目なんだよ!

愛莉

そうね!じゃあ帰るわよ!

・・・・・・・・・

アト19ニチ・・・

𝓢𝓪𝓴𝓲

1章おわりました!!!

瑞希

次は2章!

瑞希

お楽しみに〜✨

この作品はいかがでしたか?

165

コメント

12

ユーザー

うちは見逃さなかったぞ! 瑞希がサカバンバスピスになってたことを!

ユーザー

穂波ちゃんだったの!?そして類くんサイコパス説…(?) 1章お疲れ様~!2章楽しみ~☆

ユーザー

お姉ちゃんも依瑠さん☆も合ってた〜!第1章お疲れ様〜!

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